生物育成覚え書き①

・・・オレは農業大学の学生じゃねえ!!!
私はどこへ向かっているのでしょうか・・・よくわからなくなってきました。

♪も~や~せ~よ~この命~

栽培種と野生種
キャベツやブロッコリーの祖先はケールらしいが、ケールの葉が水平で小さいのに対し、キャベツの葉は中心部に丸くまとまってくる。こういった進化は光合成的に不利でしかないが、人間にとっては丸い方が持ち運びやすい。
ちなみに、世界三大穀物のトウモロコシは未だに野生種が未発見で、今なおその探索が続いている。

野草
自然界で勝手に生きている草で、雑草との競争には強い。
その反面、田畑では人間の圧力により簡単に根絶される。

雑草
田畑の中に作物に混じって生える草。
人間の圧力を常に受けており、しぶとい。しかし田畑以外では野草との競争に負けてしまうことから、人間の存在なしでは生きていけない。

作物
出自が雑草でも食料としての利用価値を見いだされると作物に昇格するケースもある(エンバクなど)。
いわゆる野菜は、長い品種改良の結果、祖先と大きく形質が変わり、遺伝子の多様性も少ないものが多いが(見栄えが悪かったり不味いものは遺伝子ごと淘汰されるから)、人間の保護がなくてもたくましく生きていける野生種も生物育成の対象になったりする(ワサビ、ウドといった山菜や野イチゴなど)。

土の性質
土は、風化した岩石の粒子と、動植物が腐敗した有機物のミックスである。
岩石の粒子が微小になると粘土になるが、この粘土の割合によって土の性質は変わる。
粘土の割合が大きい土は、隙間が少ないため水持ち・肥料持ちがよい。逆に通気性が悪い。
粘土の割合が小さい土は、隙間が多いため通気性がよい。逆に乾燥しやすく、水持ち・肥料持ちは悪い。

団粒構造
どちらの土も一長一短だが、これを克服するために、農家の人は保水性の高い土を団子状(団粒構造)に耕している。くわやトラクターはこれを行っているのである。
団粒構造は永続的には続かず単粒構造の土に戻ってしまうため、定期的に耕し直すことが必要だが、堆肥や腐葉土を混ぜることで団粒構造を長持ちさせることができる。

土が痩せる
土の中の栄養分がなくなること。
クローバーなどのマメ科植物を植えると、共生する細菌(根粒菌)が空気中の窒素分を土に戻してくれるので、土壌は回復する(窒素固定)。

土の酸度
土の健康状態は酸度で診断するという。日本の土は降水量が多く、化学肥料の使用などにより、石灰をまくなど、手入れをしないと土が酸性になりやすい。
作物の種類によって最適なpHがあるため、作物に応じて様々な栽培用土を用いる必要がある。
pH9:レタス
pH8:ホウレンソウ、トウモロコシ、トマト
pH7:えだまめ、ダイコン、アスパラ、キク
pH5:ジャガイモ、パセリ、キャベツ
pH4:サツマイモ

肥料の三大要素
いわゆる窒素リン酸カリ。あと苦土石灰。

①窒素
植物の体を作る基本材料。生殖成長の段階までに十分吸収させる。
不足すると、葉の色が黄色っぽくなり、落ちる。
逆に過剰に与えると、体の巨大化に体内の化学反応が追いつかず、たくさん繁茂するが貧弱になる。そして味もまずくなる。
窒素メインの肥料は、ホウレンソウなど葉物野菜によい。

②リン酸
植物に活力を与える。生殖成長の段階までに十分吸収させる。
具体的には、実、種、根の成長促進。また、開花。
不足すると葉が黒ずんで、落ちる。
リン酸メインの肥料は、トマトなど実をつける野菜によい。

③カリウム
植物の体の働きを整える。
具体的には、生育の促進、細胞の強化。水の運搬、浸透圧、pHの調節、抵抗力アップ。
不足すると、茎が貧弱になり、葉には褐色の斑点ができる。
生育の全期間にわたって与える。

④マグネシウム(苦土)
葉緑体の主成分。不足すると光合成ができない。

⑤カルシウム(石灰)
酸性にバイアスがかかっている土壌を中性にする。

有機質肥料
土の中にいるバクテリアによって分解されることで効果が出るので、長期間にわたって効果が持続する。
代表的な有機質肥料には堆肥がある。堆肥には肥料の三大要素とともにホウ素とモリブデンが含まれ、さらに土の団粒化を促す。
元肥(もとごえ。栽培の最初から施す肥料)に向いている。

無機質肥料
植物への吸収が早く、効果も比較的早く表れるが、その反面、多すぎた場合の害(土壌生物の餌にならないので彼らが減っていく)も大きい。ベン・ジョンソン的な。
そこで風邪薬のようにカプセル状の物で包み、徐々に効果が表れるように工夫した物もある。
追肥に向いている。

病気の処理
作物の種類によってかかりやすい病気があるので、それを事前に調べると良い。
また、日常の観察で異常を見つけ、それが病気が原因なのか、害虫が原因なのかを調べて、適切な処理をする。
ちなみに、草花や野菜の場合、一度病気にかかったら治療することは難しい場合が多いので、ほかの作物に伝染しないようにすることが多い。
ベト病など被害が大きい場合は、病気になったものを畑から抜いて焼却したりするが、早期防除したり薬剤で抑えることもある。

うどん粉病
葉や茎の表面に白い粉のような斑点ができる。乾燥気味の時に多発。
キュウリ、メロン、ナス、トマトなど。

さび病
葉にさびのような病斑ができる。早期防除。ネギ類など。

炭疽病
葉の一部が紙が焼き焦げた感じになる。原因はカビで、初夏、初秋に雨が多いとできる。
病気になった葉は切り取る。ガーベラ、コスモス、パンジー、キュウリ、スイカなど。

葉枯れ病
葉に褐色・もしくは灰色の斑点ができる。密集して植えるのをやめる。
葉物野菜や根菜のほか、様々な草花で起きる。

害虫の処理
葉を食べてしまうタイプと樹液を吸うタイプがいる。
また、作物を弱らせたり、傷つけたり、病気を運んでくることもある。見つけ次第捕殺。

アブラムシ
樹液を吸う。モザイク病などの伝染病を媒介する。
シクラメン、ユリのほか、ほとんどの野菜に害を及ぼす。
非常に小さく見つけにくいが、雨上がりに大量発生する傾向があり、その時には遠くからでも奴等がいるのが分かる(ナスの場合、特に花にたかる)。ぞわわ!
ちなみにほとんど動かないから殺虫剤吹き付けても効いてる感がない(笑)

ヨトウムシ
ヨトウガという蛾の幼虫。夜行性で葉や茎を食べる。昼間探して捕まえる。
ほとんどの野菜に害を及ぼす。

ナメクジ
植物のあらゆる先端を食べる。湿気が多いと活動。昼間は隠れているので夜間捕殺する。とりわけランが害を受ける。

センチュウ(ネマトーダ)
根に寄生しコブを作る。地上部も生育不足にする。土を熱消毒して殺す。
根菜、トマト、ナスなどに害。

ハダニ
葉っぱの裏に群生し、白っぽくさせて枯らしてしまう。発生初期の防除が重要。
下葉を除去する。
キク、カーネーション、アサガオ、ナス、マメ、イチゴなどに害。
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