イギリスはえこひいきの国だもの。
英国紳士っぽく、Yシャツにスラックス、紅茶を飲みながら鑑賞。けっこうブラックで面白かったんだけど、あの女がムカついてダメ。新ゴジラのさとみ、ジュラシック・ワールドのハイヒール以来のムカつく女登場!(ジュラシック・パークといえば、グラント博士が宿敵のおじいさん役で出てた。)
ああいうその場の感情だけで生きているタイプって絶対ダメだもん。動物でもなんでもいいけど、ファナティックにわ~って好きになっている人って、なんかのきっかけで一気にファナティックに憎悪に触れたりするからね。メトロノームかっていう。
動物に対してはさ、フィリアでもディスガストでもいいけどさ、結局動物なんて喋らないわけで、人間と分かり合えるとか絶対に無理なんだけど、それを人間が勝手に、やれ可愛いやら、やれうちの大切な家族やら、やれ保護しなきゃやら、グロテスクでキモイやら言ってるだけで、どっちもどっちだなっていう。
ただ、野生動物を守ることはモラル的に正しいとされる場合が多いから、こっちのほうが独善的になりやすくて厄介なイデオロギーのような気もする(そして、都会でろくに動物と触れ合ったことがなさそうな人たちが知識だけでうそぶいているような気もする)。
ただ、野菜を育ててみるとさ本当に世話がかかるし、それを害虫でも害獣でもいいけど、根こそぎやられるとなるとクワを持って追いかけたくなる気持ちもわかる。もちろん、やつらも生きるために必死なんだろうけどさ、これはもう食料を奪い合う戦争なわけですよ。
で、あのバカ女はうさぎの味方ヅラしながら、たかが自分の下手くそな絵がちょっとうさぎに絵の具塗られちゃったくらいで怒ってるわけじゃん。
てめーの比じゃなくサム・ニールさんは長年うさぎの被害に遭ってたぞっていうね。
そこらへんの、人類とうさぎの双方の容赦のなさは、けっこう思いきったな、というか、まあ、原作が結構こんな感じらしいのだけど。淡い水彩タッチのやさしい絵柄と、ダークな内容のギャップがいいというか。
あれだよね、動物の家族が農場の人に調理されちゃったっていうのはベイブでもあったよね。2作目(都会へ行く)だとそういう要素薄れたけど。でも、2作目は逆に動物をネコ可愛がりする迷惑なおばさんが出てきて、あれも風刺が効いててすごいよかったけど。
つーか、ピーターラビット、ベイブと共演してくれないかな。あとパディントン。地獄から帰ってきたマクレガーさんを迎え撃つためにアニマルアベンジャーズ結成だぜ!

ナスはお前らには渡さねえ!!