ミュージアムパーク茨城県自然博物館への旅

 メリケンの名門Y大学で研究しているこしさんが帰国しているってことで、連絡をもらって、で、まだ二人共行ったことがない日本の博物館に行きましょうって話になったので、ここにしました。
 ちょうど春日部で合流して、つーか春日部駅って初めて降りたんだけど、古いいい感じのステーションでさ、ホームにこれまたいい感じの軽食レストランがあったので、そこでお昼を食べて茨城に出撃しました。駅そばとか、こういうお店って駅のリニューアル工事でだんだんなくなっているから貴重。
 
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 なんとここ、私の大好物にして、ほとんど外食では見たことがない、また、家庭でも食べたことがない、スコッチエッグがある喫茶店なのだ!
 結局カレーを食べちゃったけど、もし私が通勤サラリーマンだったら、朝は絶対ここのスコッチエッグよ。結局カレーを食べちゃったけど。あとコーヒーも美味しい。また今度行きたい。

 で、もはや、こしさんと会った時しかしないような生物学の学術的な会話をしながら、ミュージアムパークへ。というか、ここ、公式サイトで調べてみたら、常設展示の情報とかあまり載ってなくて、そこまで大きな博物館じゃないのかな、でもいいや、ヌオエロサウルスって、そんなのそういやいたなって感じで選んだんだけど、どっこい、群馬県自然史博物館をあっさり凌駕するほどの規模で、つーかこんなに情報量の多い博物館ないってくらいの、ちょっと一日じゃちゃんと見きれないようなパークであった。なんか自然公園の中にあるしね。とになく、めちゃめちゃいい博物館だった。
 生物学と地学の2分野にしっかり限定しているのも潔い。逆に言えば、物理と化学が好きな人は絶望するだろうけど(^_^;)まったく1分野の展示ないからね。
 
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 ちょっと信じられないくらい巨大なマンモス。そんじょそこらの恐竜よりもでかい。
 
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 隕石押しの宇宙コーナーから始まって・・・恐竜コーナーもしっかりしてます。写真は、なんか国内の博物館ではここにしかないような気がするランベオサウルス。ほかにもティラノサウルス、トリケラトプス、エウオプロケファルスなどなどがいた。そして、この博物館は古生物の復元模型がすごいクオリティが高くて素晴らしい。
 あと恐竜コーナーにはかなりよく動くアニマトロニクス恐竜もいます。出来が良すぎてちびっ子号泣してました。

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 アクロカントサウルスの顎のアップ。この手のアロサウルスの仲間が顕著なんだけど、上顎と下顎が重なっちゃって顎閉まらないじゃんってずっと思ってたんだけど、この形状を見て、下顎の一部は上顎の裏側にハマるんだなっていう予想が確信にかわりました。
 
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 信じられないくらい剥製標本が多くて、もう所狭しと置かれている。

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 この海中生態系の模型は、2Fのステップから見下ろすと海鳥が海上から魚群を狙っていたりと、なかなか工夫が楽しい。
 
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 来年の年賀状対策ってことで。ここのエリアは植生とかの森林環境を題材にしてるんだけど、フィールド調査をしているような気分になれる、双眼鏡などを使った観察ギミックがあって、なかなかこちらも芸が細かい。特に、森林のジオラマの裏側の暗室に入ると、夜行性の生き物の観察ができるようになっていて、ホタルなんかはLEDとかなんだろうけど、めちゃめちゃリアル!
 最近はちょっと植生というか、樹木を区別できるようになりたいんだよな。技術やってるし。

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 こちらはツルグレン装置とかで採集できる土壌の小動物のコーナー。アントマンのようにお客さんを縮めてみたというナイス設定。そしてミミズの大きさよ!つーかミミズってこんな葉っぱをハムハムできるような可愛い口があるのね。

 このボリュームでまだまだ序盤なのがすごい。なんとお次は、なかがわ水遊園的な、めちゃめちゃ凝った水族館があります。まさかの、博物館の中にちゃんとした水族館!!
 しかも、実際の生きた魚が泳ぐ水槽の上には、それを狙う鳥の模型が置いてあって、博物館と水族館の奇跡のコラボが楽しめます。

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 ミジンコが、殻を背負っているんだってのがよくわかる拡大模型。あれだね、カンブリア紀のオダライアとかと近くて、なるほど、甲殻類なんだな、と。

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 上流から海までの水槽があって、こちらはウミウがいる寿司ネタになりがちな海水魚のコーナー。君の水槽を食べたい。

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 面白かったのは、水族館の次にあった、生き物の感覚だとか細胞などの構造を学ぶエリアで、特に聴覚の可聴域の実験が面白かった。いろんな動物の模型があって、音の周波数を変えると、その周波数が聞こえない動物の模型は動かなくなるという。そしてイヌが一番すごいっていうね。
 しかもショックなのは、こしさんが私よりもちょっと若いからなのか、私よりも可聴域がかなり広くて、やべえ、モスキート音とかあったな、と。年とると聞こえる音の幅狭くなるのホントなんだって切なくなった。
 でも、こしさんによれば、音って耳だけじゃなくて全身の細胞が感知できるらしいから、ああ、だからデジタルと生音は立体感が違うんだ、とか、こんな高周波は自分の耳には聞こえないはずなのに、だからなんとなく頭痛がするのかって腑に落ちた。
 あと、面白いのは、可聴域ギリギリになると、音量が下がってきて、最終的にはフェードオフされちゃうのが面白い。こしさんによれば反応できる耳の細胞が減ってくるからじゃないですか?と。なるほどね。

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 これもよく見ると、フレームがずれていて、ああ細胞壁なのか、と。ムラサキツユクサ的な植物細胞なんだってのがわかる。

 で、最後はもうちょっと理論的な環境学とか生態学のコーナーがあって、あと分類学か。鉱物と動物と植物の分類ごとの標本があって、常設展示はおしまい。
 もう、公式サイトがその魅力のすべてを伝えるのを諦めたほどの大ボリューム!もしかしたらあの科博よりも、2分野に関しては充実している可能性があるよ。びっくり(館内にはすごい立派な図書館もあります)。

 て、ことで、頭脳もカラダもクタクタになったんだけど、なんと、このパークは最寄り駅からめちゃくちゃ遠くて、確か10キロ近くあるのかな、でもって路線バスが一時間に一本しかないってことで、蛭子&太川のごとく田舎道を二人でさまようことになり、途中で徒歩で駅に帰るのは諦めて、大利根っていう大変居心地のいいレストランで、こしさんの論文とか研究題材について色々喋っていました。いろいろアドバイスを求められたんだけど、なんか、向こうの大学も生き馬の目を抜く世界らしくて、詳しい内容は書けないんだけどね。
 でも意外と、なんとなくしか解ってない現象って多いんだな、と。そんな、なんとなくな感じで理論を発表していいんだっていうのは意外だった。わりと、思いつきでもいいのか、と(^_^;)

 で、なんだっけ、ああ、大利根さんなんだけど、結構美味しくて、特にレバーの唐揚げは、他店であんまり見ないメニューで美味しかった。あとクラゲ食べたな。今思い返すと渋いオーダーだなw
 和食も洋食もあるんだけど、なんとなく中華に強いレストランな感じがした。チャーハンも美味しかったし。バス停に近いところにあるからバスを待つにはうってつけだね、ここ。でも路線バスであのパークに来てた人、ほとんどいなかったけどな。
 富岡もそうだけど、車で行くべき場所だったな。それを痛感したのが夜中で、電車が人身事故で運休して、家まで帰れなくなり、結局電車がなくなってシータクを利用する羽目に・・・
 最近はガソリン代が高いってことで、自家用車ではなく電車を選んだってのに結局高くついたっていう。
 こういう予測不能な事態に対処できるのが自家用車の尊いところだな、と。茨城くらいは今後は車で行こうっと。春日部駅ホームの喫茶店に行けなくなるのがデメリットだが。

おまけ
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 特別展の「くだもの展」の写真。ミクロトーム的に薄片処理されています。全体的には、なんとなく物産展っぽかった(^_^;)ここにきて、私の空腹度はマックスになりました。
 
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 対して、ぬっぺふほふ的なあまり食欲を刺激されないフルーツ。デザーテッドアイランドの水子の木みたいだな。
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