群像劇のキャラについて

昨夜のスペースでなんとなく話題に出たやつ。
今執筆中の『青春アタック』の主人公の「ちおり」があまり主人公っぽい活躍をしていないという意見があって(ほとんど出てこない回もある)、でも、これ群像劇で、あいつは主役というよかはマスコットみたいなもんだから、みたいな話をしていたんだけど。

そもそも『青春アタック』は「少女漫画で戦記譚をやりたい」というコンセプトで99年くらいに作ったんだけど、考えてみれば、戦記物って群像劇だな、と。主役は戦乱だからね。
そして、00年代くらいから熱病のように広まった、日常系萌え漫画みたいなのも、特定の誰かが主人公!というよりは、美少女キャラを複数人出して、そのキャラ同士の掛け合い、関係性を愛でる作品という意味では群像劇なのかも知れぬ。そんな気もする。

そう考えると、『青春アタック』ってそういう萌え漫画に先立って作られた歴史的漫画だった気がするけど、「狂っている」と、編集に却下されちゃったんだよな。もし、あの時掲載していれば、けっこう話題作になった可能性あったよな。いや、問題作か。
でも、まあ、少年ジャンプの掲載基準がいまだによくわかんねーからな。

で、日常系萌え漫画といえば、やっぱり「漫画タイムきらら」でさ、この前たまたま「きらら漫画の描き方」みたいなページを見つけて、そこに日常系萌え漫画のテンプレートが列挙されてて、けっこう興味深いな、と。特に、「メインキャラクターはだいたい4人」とか、その役割もほぼほぼ決まっていてさ。
じゃあ「きらら漫画」が生まれる前に作られた『青春アタック』のキャラは「きらら的なテンプレート」にどこまで当てはまるんだろうって、気になったので検証してみました。

萌え漫画のメインキャラは、だいたい以下の4パターンで構成されるらしい。
これをMOE・アーキタイプ・アイデンティフィケーションという・・・!

1.Boke(Wise-Guy)・・・ボケ役 / 賢く聡い者
2.Tsukkomi(Comparative Straight-Man)・・・ツッコミ役 / 愚直な者
3.Moe Through Helplessness・・・可愛くて非力な者
4.Seemingly "Perfect" At First Glance・・・一見完璧そうに見える者

ちおり
あどけないながら、全体を観察して冷静にツッコミを入れているところをふまえるに、ちおりちゃんは1,2,3を兼任していることが分かる。つまり、このキャラだけできらら漫画のテンプレートの75%をカバーできるという。※話が終わった。
個人的には、こういったキャラを私は「触媒」と呼んでいて、自分自身は成長や変化はしないけど、そのキャラと関わった周囲のキャラが何かを気付いたり成長をする、みたいなのなんだけど。
なんか、こういう役割のキャラって海外では別の名前がついているらしいんだけど、「触媒」がすげーしっくりくるので、そう呼んでいます。
触媒のちおりちゃんには、いくつか制約を与えていて、大きなところとしては「モノローグは絶対に書かない」というのがある。なんとなく、未知で不思議な妖精みたいな感じを出したいんだよね。
こういうタイプの主人公も、たまにはいいだろ、みたいな。一般的には、ストーリーは主人公の変化や成長を描くものなんだけど、変化球で逆をやってみました、みたいな。

花原さん
一見完璧に見えるがアホで、「なによ~!」とか言って、わりと他者に食って掛かる。これは、もう1,2,4だろう。あれれ、また、複数の役割を兼ねているぞ。
つまり、自分のキャラクターってそんなに分かりやすいテンプレートじゃないってことだな。人間ってそもそも多面的だからね。

海野さん
愚直で可愛くて天然・・・2,3,4かな。なんだ?必ず3つが該当するぞ!??
(そして唯一欠けている要素が3人とも違うっていうのが、我ながらよくできてるな~)
『青春アタック』のメインキャラは、ちおり、花原、海野の3人って感じだから(張飛、関羽、劉備に相当)、この3人だけいれば、わりとまんがタイムきらら出来るってことか。

逆に、乙奈さん、ブーちゃんが、どれにも該当しないのも興味深い。
華白崎さんは2のみ、病田先生は3のみって感じで分かりやすいけど。マッスルは1かな。
みんなも自分の漫画でやってみよう!
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