おそるべし高校教育

 今日の冬期講習での「高校現代文」の文章はなんとカントの『純粋理性批判』を批判してました。こういった認識や観念といった問題って、科学にしろ哲学にしろ究極的に難しい問題(アポリア)なのに、それを読ませて問題を作ってしまうとは…

 この問題文はおそらく、哲学とか少しかじっていないと、理解することすら困難だと思います。それを、あまり本を読まないような高校生にも課すとは…
 もしこの問題が五択のセンター形式でなく、記述式ならば、平均点はぐっと下がること間違いないですね。まぐれ当たりする人がそぎ落とされるんで。
 
 あと国学者の「本居宣長」が文中で引用されていましたが、この人って「“道徳”なんて、物事の本質を考えれば、自然と芽生えるものなんだ!そんなん学ぶもんじゃねえ!」ってずいぶん熱いこと言う人だったんですね。
 小学校の時、この人について調べ学習したはずなのに、何した人か具体的にはさっぱり知りませんでした。

 とにかく高校の勉強がもし完璧にマスターできるのならば、はっきり言って「大学の教養教育っていらなくね?」ってくらい、高校の内容はオタクすぎると思います。遊んでばかりの大学生よりも確実にやっている学習内容が濃い!
 
 話は変わりますが、昨夜とあるwebコミックについてマロ氏が「この作品は、作者が“私的”に描いてるからこそ、私は感動出来たんだ」と仰っていたのですが、この観点はとても興味深いと思いました。夏目房之介さんが提議した「作者と読者の関係性(“作品”とは作者と読者が存在して初めて成り立つもの)」と合わせて考えていきたいと思います。

 一人で好き勝手に描いた作品でしか、味わえない“何か”って、私もあると思うんですよ。
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