トロン:レガシー

 「面白い度☆ 好き度☆☆☆」

 CMが全てを物語る映画。

 あちゃ~内容がねえ~。『アリス・イン・ワンダーランド』の時もそうだったけど、もうディズニーの3D実写映画は観に行かないようにしよう。さらば5月のジャック・スパロウ。

 映像はすごい。何より映画開始数分が一番すごい。まずディズニーのロゴマークのシンデレラ城がトロンの世界っぽくなっているし、コンピュータ上の光の直線がだんだん街を描き出していくオープニングとかめちゃくちゃかっこよくて鳥肌立ったもん。映画館で鳥肌立ったのは『ダイナソー』のプテラノドンのシーン以来だ。
 とにかくこの映画は3Dがどうこうじゃなくて、メカや世界観の「デザイン」がかなりスタイリッシュでかっこいい。どこかレトロなのもポイント。
 でもこの無機質なところがメチャクチャカッコいい電脳世界に、人間と言うサルのドラマ性を持ち込むのは、かなり難しかったのだと思う。
 私はこんなかっこいい世界に人がいると台無しだと思うんです。人って動物である以上チンコもあるしウンコもするじゃないですか。そういう汚いものはこの世界にはふさわしくないなあって・・・
 だから、この「グリッド」と言うヴァーチャルスペースで人が飯を食ったり、コロシアムを観戦したり、バーで女ひっかけたりしているのはちょっと違和感があって、かっこよさが滑稽に思えてきちゃった。そして傘や杖までキラキラ光っているのでもう撃沈。
 作り手は「どうだかっこいいだろう?」って思っているんだろうけど「いやメチャクチャすべってますよ」って、なんか痛い感じがしてきちゃって作り手の自己満足映画に思えてしまった。まあ人を出さなければ映画にならないんだろうけど、なんだかなあ・・・
 大体行動や学習を記憶するディスクをあんなにぞんざいに武器として投げつけちゃっていいのか?w

 ・・・というわけで映像だけで後は特に何もない映画。物語も緩急がなくて退屈だし、キャラクターも没個性的。ここまで退屈に思ったのは『告白』以来。上映時間がすっごい長く感じた。映像重視で内容が無いのは百歩譲ってまあいいよ。それなら上映時間半分にしてほしいよ。
 あの鳥居みゆきみたいな女は結局何だったんだ?開発者が意図せず、シミュレーションプログラム上に偶然生まれてしまった創発的アルゴリズムか?
 人間をデジタル化するというおおまかな設定自体は面白そうだっただけに、細かな設定が練り込み不足な感じがしたのは残念。もう少しプリプロダクションに時間をかければよかったのに・・・これならまだ『サマーウォーズ』の電脳世界「OZ」の方が巧かったと思う。だからOZの世界をトロンのデザインでやってくれたらさぞカッコ良かっただろう。
 つーかサマーウォーズなんかよりも、時代を先取りしすぎてコケた電光超人グリッドマンをこの映画のスタッフが手掛けたら、きっとすごい映画ができそうな気もする。ぜひグリッドマンを実写映画化してくれ!

 最後にあの車のシーン(ライトサイクルレースとかそんな競技)だけは普通に爆笑。あの動き続ける直線を操作して直線にぶつからないように線を伸ばし続けるゲーム(コンピュータ版釘さしみたいな奴)ってコンピュータゲームではかなり初期のものですよね。あれは簡単なコードで作れるから私も中学生のころ技術の授業でプログラミングした経験があります。
 それを実写でリアルにやっているからすっごい面白かった。おお!そういやそうなるよな!ってw。そんな感じでリアルインベーダーとかリアルテトリスとかリアルパックマンとかいろいろやってほしかったなあ。
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