SPACE BATTLESHIP ヤマト

 「面白い度☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆」

 こりゃ~岡田斗司夫さん喜ぶわ。

 この映画ってよく「リアルタイムで宇宙戦艦ヤマトのアニメを見たファンの為の映画」とか言われちゃうけど、それはもったいないと思う。少なくとも私はNOヤマト知識で見たけどかなり楽しかった。
 こういうガチなSFがアニメで毎週やっていたなんて羨ましいなあ。まあ岡田斗司夫さん曰く放送当時はロボットブームにあえて乗らなかったのが裏目に出てコケタらしいんだけど・・・そんなこといっちゃ「ガンダム」も「ルパン三世」も最初は視聴率今一つだったからね。もうよく分からないよ。

 戦闘シーンのビジュアルは海外ドラマの「ギャラクティカ」に弾幕系シューティングゲームを足したような感じで大迫力。
 船内の描写は、クルーの制服がもろアニメだから日曜朝の特撮番組を見ているようだったけど、地球の危機を救うとか言いながら、どこか和気あいあいで楽しそう。だいたいどんな状況だろうが常に緊張してちゃ疲れるから、あれはあれでリアルな艦内描写だったのかもしれない。
 艦内に結構若いお姉ちゃんとかたくさんいて、軍の空母や潜水艦と言うよりは、大学生の合宿みたいのがいいよね。ああやって女性もたくさん乗せると男女のトラブルで面倒なことにならないのだろうか・・・

 実際キムタク演じる古代進は、いきなり森雪にチューしちゃってこいつ気でも狂ったのかって思ったんだけど、森雪もなんかあんなに古代を嫌っていたのに唇許しちゃうからね。これはキムタクだからやれることであって、もし私がこんな事したらビンタの後通報に処されるよ。
 まあこいつらのデレデレ恋愛パートは正直どうでもよくて、しかも森雪なんて自身が放射能除去装置化して(すごい展開w)地球を救う救世主に本当になっちゃったのに「古代さんのいない世界なんて生きる意味がない!」とか、キムタクのキスは本当に恐ろしい魔力を持っているのだなと思いました。
 よくいう「ツンデレ」って私いま一つどういうキャラ設定か分からなかったんだけど、あれだね。キャラと言うよりは、最初からその人が好きなんだけど、その事実を受け入れられなくてイライラしている面倒くさい“シチュエーション”がツンデレみたいね。なんか小学生の男子の恋みたいだね。

 しかしこの映画はキャラが良かった。それは原作が良かったのもあるんだろうけど、原作のそれぞれのキャラにあてた俳優がハマり役で面白かったんだと思う。
 名前と名台詞くらいは誰でも知っている沖田艦長は山﨑努で、後半心臓を悪くして寝たきりになっちゃうんだけど、そのしぐさがなんか調教師に叱られてシュンとしているオランウータンみたくて大爆笑だったし、西田敏行の徳川機関長や、橋爪功の司令長官もしぶさ全開でカッコ良かった。上手く説明できないけどなんか橋爪功さんは良かったなあ・・・ちょっと橋本総理に雰囲気が似ていて日本のリーダーとして既視感があったからかな?

 操縦士の島や、空間騎兵隊の隊長とかも良かったし・・・っていうか空間騎兵隊って名前からしてかっこいいよね。空間+騎兵隊ってドラえもんのタイムパトロール位なんかカッコいい言葉だと思う。
 この空間騎兵隊長は宣伝活動の任務でキムタクと共に「ぷっすま」に出演して、崩したブロック越しに水着ギャルを覗き見るというエロ企画を喜々としてやっていて、非常に好感度が上がったんだけど、あんな凄まじい死に様を見せるとはびっくり。

 でも私が一番気に入ったのは柳葉敏郎だね。あの口調ってよく物まね芸人が真似していてコイツらすっごい大げさにやってるんだろって思っていたんだけど、本当にやってた。
 もう大好きな声優緒方賢一さんが霞むほどギバちゃんの口調が面白くて、コダイ。オレハアソコヲ破壊スルコトニ決メタ。が、もう面白くて面白くて。なんだよこいつの演技は。もう大好き。

 最後にデスラー総統について。自分の星がダメになったから人類を一掃して地球に移住するって言う目的は、ウルトラマンやドラえもんの敵っぽくていいんだけど、敵の中にもいい奴らがいてそいつが放射能除去装置をくれるとかって、なんか人類のメタファーなのかな?って気がする。
 たとえば森の動物たちがいきなり強大な科学力を持つ土木建設会社に美しい自然を破壊され、ただ一つの希望、環境汚染除去装置を求めて旅をしたら、結局環境を救おうと協力してくれたのも自分たちの環境を破壊していた人類だった・・・ってそんな感じですよね。
 デスラーにとってみれば人類なんて諫早湾の生物みたいなもので、自分たちの住みよい生活のためには別にちょっとくらいそこの生物が死んでもいいやって思っていたのに、それがまさかムツゴロウが爆弾つけて突っ込んでくるとは夢にも思わなかったんだろうなあ・・・
 もし私たちが小動物に逆襲されたら、虫けら諸君よ。君たちは私を怒らせすぎたって絶対言うよね。
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