『恐竜大陸サウラシア』登場人物

 サイトの「カートゥーン」で紹介している漫画作品は、実はすべてが漫画になっているわけじゃなくて、脚本の段階でストップしちゃっているのがいくつかあります。2009年のこの『恐竜大陸サウラシア』もそのひとつ。あとは『風と翼』かな?じゃあ、あんまないっちゃないのかw
 
 んで、私、この前生命保険に入って保険屋に「人生何が起こるかわからないですよ~」とか脅されて、しかも納得しちゃってw「そうだよな~いつ死んじゃうかわからないもんな。だったら脚本の段階でもブログにおいておくか」ってことで、約5年間封印していた脚本をアップすることにしました。
 おそらく作画の方は当分は『超音速ソニックブレイド』をやることになりそうなので、これと『風と翼』はここ数年間は漫画化出来そうにないんですよね。この二つが短編ならまだしも、かなりボリュームのある脚本なので・・・(映画サイズ)
 しかし時が経つのはあっという間ですよね。これ書いてた時、私まだ大学に行ったっていうのがすごい&情けないw

 さて、去年『80日間宇宙一周』の続編シリーズの脚本をブログに載っけてわかったんですが、実は脚本だけ読んでも映像イメージを自分で建てられちゃう人が結構いて、それならそれで読んだ人がそれぞれ好きなように想像すればいいかって、さらに人に甘えたスタンスになってしまいましたw
 前の記事でそういう現代アートのスタンスが嫌いって言っておきながらねw

 でも、この作品は私は死ぬ前に絶対に漫画化するつもりなので(というかビジュアル化してナンボなシーンが多い)、漫画になってから初見で読みたいという人は、スルーしちゃてください。とりあえずブログの記事の足しってことで置いておくだけなので・・・何が言いたいかっていうと、保険屋にビビったんだよ!


あらすじ
 1889年西部開拓時代のアメリカ。 俳優を目指し都会に出て見事に挫折したフィリップ・バックランドは、幼馴染の少女リズリーと共に巡業サーカス団「ワイルドウェストサーカス」で猛獣使いとして働いていた。巨大肉食恐竜を相手に鞭一つで戦うフィリップのショーは当初は大ウケだったものの、ある日恐竜に詳しい子どもの「あの恐竜は見た目は怖いが魚しか食べない」の一言で、彼のショーは破滅する。
 しかしそんなフィリップのうそっぱちの猛獣ショーに観客席からひとり拍手を送る貴婦人がいた。彼女はワイオミングに金鉱を持つアニー・ブラウン。アニーは西部で暴れる凶暴かつ強大な恐竜と戦う勇敢な恐竜討伐人「ダイノ・スレイヤー」を探し求めていたのだ。
 莫大なギャラでサーカスからフィリップを引き抜こうとするアニー。奇麗な女性の前で、すぐかっこつけるフィリップは、この依頼の恐ろしさを一切考えず二つ返事でアニーの仕事を引き受けてしまった。
 どう考えても恐竜に食べられてしまうと感じた幼馴染のリズリーは、フィリップを止めようと、サーカスの恐竜たちの協力によってこっそりサーカスを抜け出し、大陸横断鉄道でふたりと合流。
 かくしてフィリップ、リズリー、アニーの三人は野生の恐竜が支配するフロンティア「恐竜大陸サウラシア」に旅立ったのだが・・・

登場人物と恐竜

フィリップ・バックランド
巡業サーカス団「ワイルドウエストサーカス」の猛獣使い。
性格はお調子者で女性とお金が大好きなかっこつけ野郎。その軽はずみな言動は本人もたびたび後悔する。彼はかつて俳優でニューヨークのブロードウェイでは恐竜に喰われる役しかもらえなかったことから恐竜が嫌い。自身が主演の西部劇を上演するのが夢。

リズリー・ダグラス
サーカス団員の少女。フィリップの幼馴染だがしっかりしていてフィリップよりもずっと大人。
サーカスでは身のこなしの良さを買われて花形の空中ブランコをやらされている。彼女は幼いころサーカスに売り飛ばされてしまったが、本人はサーカスから出て広い世界を自由に旅したいと願っている。ネズミ大の恐竜ムスサウルスを飼っている。

アニー・ブラウン
恐竜に襲われている鉱山労働者街「オーテリーヴ」を救う救世主を探しに東部にやってきたおしとやかな女性。都会知らずでフィリップのうそっぱちの猛獣ショーを信じ込み、恐竜退治を依頼する。その清楚で従順なイメージからフィリップは一目惚れし依頼を引き受けるが・・・

ラム・コープ
百戦錬磨の腕利き恐竜ハンター兼サウラシア大陸の用心棒。孤独を愛する寡黙な男。
アニーとは一時期恋仲だったらしい。同じ恐竜ハンターであるマーシュとは因縁の仲。恐竜一頭仕留めるのがどれだけ危険なことかを知る。

ヘンリー・バッカー
フィリップの古い友人。散弾銃、催涙弾、ティラノサウルスの咆哮発生装置といった対恐竜用のさまざまな装備を開発&調達する胡散臭いバイヤー。

グレゴリ―団長
「ワイルドウエストサーカス」の興行主。お金の為には団員に命がけの曲芸を要求することも厭わない。でも本人にたいして悪気はない。

ホーナー組合長
「オーテリーヴ」金鉱で働く貧しい労働者のリーダー。金鉱を所有するアニーに未払い分の賃金を要求する。

ドン・マーシュ
無法者のハンターたちのボス。彼らが付近の草食恐竜の数を減らしたため、街に肉食恐竜がやってくるようになった。彼らの目的は因縁のライバルであるコープよりもたくさんの種類の恐竜をハンティングすることと、コープですら倒したことがない最強の恐竜ティラノサウルスを仕留めること。

ジョン・カーネギー社長
マーシュをオーテリーヴに送り込んで街を買い取ろうとする大企業の社長。カーネギー社が所有する博物館の恐竜コレクションは世界屈指。

サーカスの動物たち
ムスサウルス・・・ネズミ大の小さな恐竜。リズリーのペット。サルのようにずる賢い。
パキリノサウルス・・・中型の角竜。フィリップがサーカスで乗る“馬”。
プテラノドン・・・翼竜。照明担当。
ケントロサウルス・・・小型の剣竜。トゲトゲで危険なショーを演出する。
パラサウロロフス・・・楽曲担当のカモノハシ竜。
アンガトラマ・・・フィリップの猛獣ショーの相手。ワニのようないかつい恐竜。名前の意味は「勇者」だが、その真実は・・・
ブラキオサウルス・・・恐竜で最も背が高い。リズリ―を空中ブランコのステップに乗せる。

アパトサウルスの群
大陸横断鉄道をたびたびストップさせる巨大な恐竜。こんな時はハイボールを飲むしかない。

ユタラプトル(ノースクロー)
人間の言うことも理解できる知能の高い恐竜。
コープの相棒で彼を乗せて時速60キロで疾走する。

トリケラトプス(リッチフィールド号)
バッカーが用意した駅馬車をひく草臥れた角竜。目の上の片方の角がへし折れている。

アロサウルス(トレイルキラー)
無法地帯の荒野を駆ける大型肉食竜。たびたび荒野を行きかう馬車を襲う。

ティラノサウルス(シャープトゥース)
最強の恐竜の王。フレンチ・ダイナソー戦争では軍隊を壊滅させたなど、さまざまな伝説があるが意外に子煩悩らしい。ワイオミングで次々に集落を襲っており、知事がこの恐竜の首にかけた賞金は1000万ドル。

ミリアタイト鉱床
ウランの三倍もの比重を持つ新種の鉱物で時間と空間をゆがませる性質がある。この鉱床によりサウラシア大陸には異なる時間軸の恐竜が生息していた。
カーネギーはこの鉱物を狙って、鉱床付近のオーテリーブを地上げしようとたくらんでいる。
またミリアタイト鉱床には古代文明の遺跡とティラノサウルスの営巣地がある。
なお地球にはもともと存在しない元素であり6500万年前に地球に衝突した超巨大隕石が宇宙から運んできたという説が有力。元素記号はMi。

ディノトランス弾
異なる時間軸からやってきた恐竜をもとの時代に強制的に送り返す効果がある銃弾。
またミリアタイトでできた薬莢を割ると転送した恐竜を呼び戻すことができる。
どんな恐竜も安全に捕獲できるとされているが・・・

闘竜場ジュラシックピット
カーネギー財団が秘密裏に建造したアミューズメント施設。マーシュがディノトランス弾で捕獲した恐竜たちを使って来場者が恐竜同士のバトルを楽しむコロシアムのようなもの。
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