地図図法覚え書き

メルカトル図法
すごい一般的な四角いやつ。16世紀に軍用として開発され、羅針盤による航海に使っていた。
地球を円柱に変換して、それを平面上に広げている。
そのため、角度は正しいが、面積が南北に行けば行くほど広がってしまい、南極大陸の大きさがえらいことになる。また北極点や南極点が描けない(点ではなく地平線的な直線=無限遠点になってしまう)。

モルワイデ図法
楕円状の地図で面積が正しい。

グード図法
りんごの皮を綺麗にむいたような形の地図。面積が正しい。

サンソン図法
かどの丸いひし形のような形の地図。面積が正しい。

ボンヌ図法
ハート型の地図。地球を円錐に見立てて、その展開図を丸くしたもの。面積が正しい。

正距方位図法
任意に選んだ基準の地点(円の中心地)からの距離と方位が正しい地図。国際連合のロゴがこれ(国連は北極点が円の中心)。
円の中心(例えば北極点)から別の場所(例えば日本)の距離と方位が正しいが、その逆――日本→北極点からの方位は正しくない(ただし距離は正しい)。
この図法では、地球の裏側が円周(無限遠点)になる。
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