不妊治療について

 とうとう、30万円課金して究極のハイパー不妊治療を実施した。先生によれば、現在の赤ちゃんの15人に1人は体外授精で生まれているという。なんというSF社会。
 やっぱり、原因は晩婚化なんだろうな。動物的にはヒトって10代後半くらいに繁殖するようにできてると思うよ。金八先生の杉田かおるみたいに、望まない妊娠とかしばしば言われちゃうけど。これこそセックスとジェンダーの乖離だよな。肉体と社会がもはや合ってないんだよね。

 さらに子作りって以下のようなレベルがあることもわかった。

レベル1:エッチ(成功率30%)
費用はタダだが、成功確率は健康な若い男女でも確率3割。
単純計算で、3回連続でエッチすれば7割で妊娠しそうな気もするけど、現実はそこまで単純じゃないようだ。嵯峨天皇やビッグダディってどういう引きをもってんだっていう。

レベル2:人工受精(成功率10%)
費用は1回15000円で保険適用外。
精子を採取して、それを洗浄&濃縮してから奥さんの膣に人工的に戻す。普通に考えて、エッチよりも確実な気がするが、成功確率は1割を下回るらしい。
人工授精する夫婦って、レベル1でうまくいかないからやっているわけだしね。
ちなみにレベル2で子を授かった夫婦の9割は6回めまでに成功しているらしい。私と奥さんは6回もコレやってないけど、私の精液の態度が悪い事もあり、次のレベルに進んだ。

レベル3:体外受精(成功率50%)
費用は30万円弱。来年度から保険適用(反面助成金は廃止)。
一発5000円の女性ホルモン注射を二週間(計12回)打って、通常月にひとつしかできない卵子を増やしたのち(生理を止めるらしい)、その卵子に精子をふりかけるという、もはや実験室で受精させるもの。
ちなみに、奥さんはこのデュファストン法によって、なんと13個も増幅することに成功した。
万が一全部受精に成功したら、いきなり13つ子の親になり、三谷大河のように合議制を敷くこととなろう。

レベルMAX:顕微授精(成功率70%)
究極の切り札。卵に精子をふりかけるのではなく、注射器で直接精子を卵子に入れてしまう。もう、どう考えても受精しそうだが、これでもできないときはできないらしい。
というか、生命の誕生って本当に奇跡ってことなんだろうな。昔から授かり物って言うし。

 ということで、今回は13個の卵子に対してレベル3とMAXを同時に実施しました。つーか、ここまで奥さんが頑張ってダメなら、もはや私の精子のせいな気がする。もっと卵子に対してアグレッシブさというか、ガッツキが欲しい。草食系かよっていう。
 ちなみに、もし私の精子くんが頑張って受精に成功したものが複数あれば(理論上は最大13個)、あまりの受精卵は冷凍保存して第二子以降が欲しい時に使用できるらしい。

 すごすぎる。

 もう、こうなると双子なのか兄弟なのかわからないけど。儒教的な道徳を揺るがしかねないテクノロジーだよな。
 まあ、でも顕微授精ってほぼほぼ確実な気がするけどな。直感的に。お前生まれるのにお母さん頑張ったんだよって言ってそう。自分は精子をカップに入れて出しただけだからなあ。女性ってすごいよね。
Calendar
<< April 2024 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930
search this site.
tags
archives
recent comment
recent trackback
others
にほんブログ村 科学ブログへ にほんブログ村 科学ブログ 恐竜へ カウンター
admin
  • 管理者ページ
  • 記事を書く
  • ログアウト