『ラストパーティ』脚本㉞

クレイモアーと究極キマイラの壮絶なドッグファイトが始まる。
魔王の間
兵士「魔王様!究極キマイラが鉄のドラゴンと交戦中!」
魔王「どうだ!追っ払えそうか?」
兵士「実力は互角!!
魔王「よし!兵みなで応援だ!」
兵士「は!!」



書庫
分厚い古文書のあいだにドリームワールドの各リージョンの運営資料が並んでいる。
イヤハート「ジャングルツアーズ、九龍・・・メガサターン・・・あった!」
メガサターンエリアの資料をめくるイヤハート
「この機体だ・・・!RX78・・・クレイモアー・・・
パイロットは・・・ルナ・マイヤース・・・
彼女のリクルーターは・・・なんてことなの・・・」
資料を閉じるイヤハート
「・・・ヨシヒコさん・・・」
あわてて書庫を飛び出すイヤハート。



バルコニー
大神官「くくく・・・あの怪物と互角に戦える存在がいようとは・・・
しかし、あの子の力はそんなもんじゃあない・・・・・・」
イヤハート「大神官様!戦いをやめさせて!!」
大神官「・・・なぜ?」
イヤハート「あの宇宙船は味方よ!」
大神官「なぜ分かるのです?」
イヤハート「それは・・・」
大神官「異世界からあなたを救いに来たホワイトナイトですか?」
イヤハート「知っていたのね・・・」
大神官「また異世界・・・どいつもこいつも簡単に転生しやがって・・
私はね・・・ああいう、ファンタジー世界にそぐわないものを見るとね・・・消してしまいたくなるんですよ。」
バルコニーからイヤハートを突き飛ばす大神官。
奈落に落ちていくイヤハート。
大神官「魔王に余計な知恵をつけさせやがって・・・ん?」
その時、大神官の方へキラリと光る物体が飛んでくる。
大神官「!!」
バルコニーに、クレイモアーが射出したカーゴコンテナが突っ込んでくる。
潰される大神官「ぎゃああああああああああああ!!!」

カーゴコンテナのハッチが開く。
吐いてしまうヨシヒコ「おろおろおろ・・・!」
シルビア「魔法で吐き気を止めてあげるわ・・・うっ、おろおろおろ・・・!」
シルビアも戻してしまう。
ゼリーマン「あの姉ちゃん、なかなかに狂ってやがる・・・」
涙目のヴィンツァー「怖かった・・・」



ハデス城地下ラボラトリー
研究員「なんだ!?ラボの魔力が著しく低下!!」
研究員「大神官様の身に何かあったのか!?」
電流フェンスを掴む怪物の腕。電気は既に流れていない。
フェンスを押し倒して脱走する最強のドラゴン。
研究員「ひいい!!大神官様が封じていたジャバウォッキーが・・・!」
逃げ出そうとする研究員に洋式便器を吹き飛ばして殺してしまうジャバウォッキー。
咆哮を上げて城内を暴走する巨竜。
螺旋階段を駆け上がると、天井に口から火球を吐き大穴を開けてしまう。
翼を広げて大穴から飛び出すジャバウォッキー。
一瞬のうちに地下ラボラトリーが崩れて壊滅してしまう。



バルコニーに突き刺さったコンテナを取り囲むように殺到する兵士
兵士「貴様ら!何者だ!!」
ヨシヒコ「・・・ラストパーティ救助隊だ・・・」
シルビア「特攻隊って感じだけどね・・・」
草薙「ぞろぞろ集まってきたぜ、おい・・・」
ローランド「ヨシヒコよ、ここは任せてもらおう・・・妻に会って来い。」
草薙「いっちょ暴れてやりますか、師匠・・・!」
ローランド「うむ・・・」
ヴィンツァー「ぼくも戦います・・・」」
ローランド「必要ない。卿は魔王と話をつけろ。
(ライフルを構える)さあ、道を開けろ。」
兵士「開けるわけないだろ・・・殺せ!!」
ライフルを撃つローランド。
特殊な銃弾は、立ちふさがるすべての兵士を貫通してしまう。
城内への道ができる。
草薙「・・・師匠、ちょっと道が狭いんじゃないんですか?」
ローランド「・・・そうか?」
草薙「俺の新しい技を見てください。」
ローランド「見せてみろ。」
両手を構える草薙「波動拳!!!」
草薙の手から気の塊が発射される。兵士が一直線に吹き飛ぶ。
草薙「泉、奥さんによろしくな。」

場内に駆け出すヨシヒコたち。
振り返るシルビア「黒神警部補!あなたも!」
黒神「ん~っふっふ・・・誰かと思えば・・・こんなところにこの事件の重要人物が転がっているじゃないですか・・・」
驚くシルビア「え?!!!大神官様??!!」
黒神「シスター・・・手当はできますか?」
シルビア「了解!!私の魔力は100万人の命が救えるのよ。」
黒神「ということです。我々は容疑者の回復を待って・・・尋問します。」
ヴィンツァー「もしかして、さっきの激突で・・・」
ゼリーマン「俺は何も知らねえ。」
ヨシヒコ「急ごう!!」
シルビア「ヴィンツァー・・・あなたの冒険もクライマックスね・・・がんばって・・・
あたし・・・あなたと冒険できて・・・ううん・・・早く行きなさい・・・!」
ゼリーマン「おいていくぞ勇者!」



魔王の間
一人ぼっちで心細いハデス「・・・誰もいなくなっちゃったな・・・」
ハデスに近づくライオンハーテド「なんだかおもしろそうなことやってるじゃねえか、兄弟・・・」
酒瓶片手に酔っぱらっている。
ハデス「君がいたか・・・もう、魔王の王位、君にあげようか・・・?」
ライオンハーテド「いいのか?」
ハデス「うん・・・もう魔王は疲れた。」
ライオンハーテド「ぐははは!ついにやったぞ。」
ハデス「じゃあ、魔力の継承を大神官様に・・・」
ライオンハーテド「そんなもん、どうでもいい!俺はその王冠をかぶって玉座に座りたい。」
王冠を渡すハデス「好きにしてくれ・・・しかし、なんで魔王にこだわる?」
玉座に座ってご機嫌なライオンハーテド「この世界でやりたい放題できるだろ?」
ハデス「帝国の民と魔族の長としての責任でがんじがらめさ・・・
なにをやっても支持率は落ちるし・・・
ぼくについたあだ名は増税くそ魔王さ・・・がんばって減税してるのに・・・」
ライオンハーテド「そんな連中ジャバウォッキ―で焼いちまえよ。」
ハデス「ぼくはあのドラゴンは使役できない・・・魔力が足りないんだ。」
ライオンハーテド「お前、魔王なんだろ?」
ハデス「わかっていないようだな。魔王の上にあの巨竜がいるのさ・・・
大神官様が自身の魔力と、モンスターたちから抽出した魔力で結界を作って、必死に城内に押さえつけてただけ・・・それもいつまで持つか・・・」
窓の外をジャバウォッキ―が羽ばたいているのが見える。
ハデス「・・・もう持たなかったようだ・・・」
ライオンハーテド「おい・・・じゃあ魔王のうまみはないのか!?」
ハデス「いい政治をすることだ・・・そうすれば皆に愛される魔王になれるさ・・・
がんばってくれ・・・」
そう言うと王の間を出ていくハデス。
玉座にポツンと取り残される魔王ライオンハーテド「なんだそりゃ・・・」

その時、王の間に血気盛んな騎士が突入してくる。
ベオウルフ「王立騎士団ベオウルフ見参・・・!エゼルバルド城から王都へ逃げたと思わせて、友のペルセウス殿と秘かにガリア帝国に潜入していたのだ!」
ペルセウス「我が国の王を返してもらおう!いくぞベオウルフ、合体技だ!!」
ベオウルフ「心得た!悪しき魔王よ、美しきぼくらのコンビネーションに見とれて死ぬがいい!
ライオンハーテド「いや、ちょっと・・・」
2人「必殺!ダブルローゼス!!!」
ベオウルフとペルセウスにみじん切りにされてしまうライオンハーテド「ぎゃああああ!!!」
ベオウルフ「・・・なんか、あっけなかったな。」
ペルセウス「ぼくらがあまりに美しすぎたのだ。これで私は警視総監だ!」
ベオウルフ「おめでとう!それでは王を救い出して国に帰ろう!」
魔王の間を出ていく2人。
玉座は血まみれになっている。



ほどなくして、魔王の間に入ってくるヨシヒコ、ヴィンツァー、ゼリーマン。
とっさに目を背けるヨシヒコ「うわ・・・!」
ゼリーマン「惨殺死体だ・・・!」
唇をかむヴィンツァー「モルドレッド・・・」
ヨシヒコ「いったい誰が・・・」
ゼリーマン「魔王も最後はあっけないもんだな。旦那の奥さんを誘拐した天罰だよ。」
ヨシヒコ「桃乃はどこだ!?」

すると、壁を突き破ってジャバウォッキ―が現れる。
3人「!!!」
ヨシヒコ「・・・あの映像の竜でまちがいないよな・・・?」
頷くゼリーマン
ヴィンツァー「オディオサウルスだ・・・なわばりに入らなければ襲ってはこない・・・」
ゼリーマン「今はこの城が縄張りなんじゃないか?」
おそるおそるコンピテンシーリーダーを向けるヨシヒコ。
戦闘力が高すぎて爆発するコンピテンシーリーダー。
ヨシヒコ「あちち・・・!魔王はこいつにやられたのか・・・?」
2人の前に立つヴィンツァー「下がってください・・・!今もできるかわからないけど・・・
メイルシュトロームが効くかも・・・」
そう言うと剣を構える。
3人に近づいてくるジャバウォッキ―。
ゼリーマン「シドニアの必殺技か?」
ヴィンツァー「うん・・・邪神ニャルラト・カーンも一時的に粉々にはできたから・・・」
ゼリーマン「やめておけ。」
ヴィンツァー「・・・なぜ?」
ゼリーマン「シドニアが試しに使ってみて全く効かなかったと言っていたからだ・・・」
剣をしまうヴィンツァー「・・・すいません。これまでです。」
ヨシヒコ「・・・え!!??」
唸り声をあげるジャバウォッキ―。
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