項羽と劉邦

 全80話のチャイナドラマ。楚漢戦争ってスゲー戦いなのは知ってたけど、たいして詳しくなかったので後学のために視聴。あと、スリーキングダムの俳優さんが多数出演してて、三国志とは違った面白さがあった。

スリキンとの違い
・時代が400年も前ということで白兵戦がより野蛮。残酷。絶対何頭かの馬と何人かのスタントマン死んでる。

・宦官(声の高い袁紹)が秦の王朝を掌握したあたりが特にそうだが、理不尽な虐殺があまりにも多い。スリキンでは劉備も曹操も孫権も自国の民をいたわっていたから、そこまで理不尽な処刑はなかった気がする(実際はあったんだろうけど)。

・主人公の劉邦が曹操級に人心掌握がうまいが、曹操が策略として意図的にやっているのに対して劉邦はもともとそういう人柄というか、自然体な魅力があること。というか、この劉邦というキャラが本当に魅力的。よくあんな寅さんみたいなポジションから皇帝までなったよな。とりわけそういう野心もないしな。生き残りたいだけだったのに、なんかなっちゃったっていうのは家康っぽいよな。出自や性格は秀吉っぽいけどな。

・項羽=呂布は変わってなかった。俳優も声優も脳筋も。つーか体育会系の化物みたいだったよな。誇り高く死にたい!ってかっこいいけど、その崇高なプライドが何度も勝機を逃しちゃった詰めの甘さが切ない。劉邦にはプライドとかないから、そこが対照的。

 ・・・で、最終回まで見た感想なんだけど、もう虚無感がヤバイ。つーか、なんだあの衝撃的な最終回は。今までの79話を台無しにするというか、こんな最終回のためにお前らは命懸けで天下統一したのか、みたいな虚しさ、切なさ、悲しさ、やるせなさ。
 結局、第1話の秦みたいになって、権力は人を変える、歴史は繰り返すってことなんだろうけど。あんなに仲が良かった仲間たちが一度に粛清されちゃうってのが・・・
 鎌倉殿の13人もけっこう後味悪かったけどさ。三谷さんは上総広常の粛清くらいからちょっとずつ小出しにダークなのやって、俺たちに予防接種させてたじゃん。
 項羽と劉邦は最終話で突然鎌倉殿をぶち込んできたから、こちらの準備も間に合わず衝撃が大きすぎた。もちろん韓信とか言いがかりで殺されちゃうの知ってたけど、79話の感じで、ああ、そこらへんは描かないのか、って安心してたからね。

 あ~とにかくショックが大きすぎて虚しい。まあ、ひとつの楽しみがなくなったっていうのもあるけど、人間や社会って根本的なのは何も変わらないっていうのをすごい教訓的に見せられたというか。
 だからさ、昨日の参院選とかもろくでもねえよな。反乱でも革命でも選挙でもいいけど、短絡的に社会が良くなった試しは歴史上ないよな。むしろ混乱して悪化すらしかねない。
 本来は選挙の時だけではなく、平時から政治の有りようをウォッチメンすべきなんだろうけど、我々は日々の瑣末なことに必死で意識してないし。
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