クライトンもアリス好き?

 これはどうでもいい覚え書きなのですが、マイクル・クライトンの『ジュラシックパーク』っていくつか『不思議の国のアリス』のネタがあるなあ、とふと感じたんで。

 たとえば、ジュラシックパーク運営当局と契約でトラブルがあった、システムエンジニアのデニス・ネドリーが「ライバル会社バイオシンに恐竜の胚を売りつけてやろう」と、パークのセキュリティシステムをシャットダウンさせるオブジェクトが「ホワイトラビット」ですし、そのライバル会社の産業スパイが「ルイス・ドジスン」(ルイス・キャロルとその本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジスン)、また数学者イアン・マルカムは自己紹介で「しかもアリスの帽子屋のようにいかれてるw」というセリフがあります。
 それにプロコンプソグナトゥスの標本をグラント博士の発掘現場に郵送したコロンビア大学の女性研究員の名前がそのままアリスだった!

 探せば他にもいろいろあるかもしれません。クライトンの引用の進化系は、最後の作品『NEXT』の喋るオウム「ジェラール」のセリフだと思いますが、『ジュラシックパーク』も色々小さなネタが面白いですね。

 『アリス・イン・ワンダーランド』の物語の中庸さ(悪く言えば物足りなさ)は、規制に厳しいディズニーの体質のせいだ!という意見がありますが、実はクライトンもディズニーは批判していて、ウォルト・ディズニーの暗黒面を描いたのが、金もうけ主義のジュラシックパークの創始者ジョン・ハモンドと言うキャラクターらしいです。
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