『進化の存在証明』付録 歴史否定論者

 今日は久しぶりにdescf氏と会って映画についていろいろ話しました。やっぱり中身の濃い議論は直接会って話すに限ります。特に氏の『アイアンマン』と『バットマン』の分析は面白かった。

 その時にたまたま私が「アメリカでは進化論を信じていない人が40%いるんだよ」と言ったらdescf氏は「そんなことねえだろ~?」と全否定。
 この情報のソースはリチャード・ドーキンス『進化の存在証明』の付録(589ページ~)で・・・

人類の起源について、以下の発言のうち、どれがあなたの考え方に最も近いでしょうか?

1 人類は何百万年のあいだに原始的な生物から発展してきた。しかし、この過程は神によって導かれた・・・36%

2 人類は何百万年のあいだに原始的な生物から発展してきた。しかし、この過程に神は関わらなかった・・・14%

3 神は人類を、現在と非常によく似た姿で、ここ一万年ばかりのうちに一遍で創造した・・・44%


 この調査は2008年というごく最近のもので、1982年からあまり結果は変わっていないそうです。
 ドーキンスは地球の歴史が46億年であることを考えれば、3は北米大陸の幅が10メートルしかないと信じているのに等しい、と案の定おちょくりますが、確かにこの結果は驚くべきものがあります。

 ああ、これは自分たち崇高な霊長類「人類」の進化について聞いているから悪いのか、生物一般の進化についての質問にすればいいのか・・・と思ってギャラップ社は質問を変えたところ、それでも44%が42%になっただけで、やっぱり今の生き物の形は変わっていないと思っている人が多いようです。

 で、なんでこれほどまでに進化についての認識が低いのかと考えると、話がグローバルすぎてついていけないんじゃないですかね?知ってても虚しくなるだけだし、自分たちがただのサルって知っても不愉快になるだけなんでしょう。
 なら事実と多少矛盾しても、非合理的な、でも生きる勇気が湧いてくる物語を勝手に組んでしまったほうがいい、と。それが宗教なんであろうと。理屈じゃねえんだ。

 政治やマクロ経済の話もそうですよね。結局国政のことなんて複雑すぎて、地球環境や生物史と同じくらいどういうメカニズムでふるまっているか分からない。政治に関心があるって言ったって政治を本当に理解している人なんて一人もいないんじゃないか?
 最近思うのは国会議員が優遇されているのを「国民は苦しい生活しているのに許せない!」って言う批判。あれ国民のストレスのはけ口としてはあってもいいのかもしれない。
 国会議員もめっちゃ生活切り詰めっちゃったら、国民は誰を叩けばいいんだ?と・・・それに国会議員になる人もへっちゃったら笑えるなあ。
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