クロノサウルスについて

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 恐竜のブログランキングに登録しているから恐竜についての記事を描きたいのですが、最近は恐竜時代に生きていた海生爬虫類「首長竜」を描くのにハマってます。
 クロノサウルスは「海のティラノサウルス」とも言われる巨大な肉食動物で、頭の大きさはティラノサウルスの二倍以上もあります。顎の力も強く海で彼らにかなう動物はほとんどいなかったでしょう。
 ただ現在最大の歯クジラであるマッコウクジラはたまにシャチの群れにからまれて襲われるらしいから、クロノサウルスもたまにやられることもあったかもしれません。

 私はこのクロノサウルスは今のマッコウクジラ的ポジションで基本的にイカやタコを食べていたと思っています。時々他の大きな動物も襲ったようですが(マッコウクジラがダイオウイカとバトルするように)基本的に小さいものを食べていたと思う。

 イギリスのテレビ番組で今年日本にもショーが上陸する「ウォーキング・ウィズ・ダイナソー」では、クロノサウルスの仲間リオプレウロドンが全長25メートルになっていて、肉食恐竜エウストレプトスポンディルスかなんかを襲って食べていましたが、あれをみて「あれ?リオプレウロドンってそんな大きかったっけ?新種?」と違和感を感じた記憶があります。
 調べてみるとやはりあれは誇張であり、この仲間はでかいと言っても大きく見積もっても12メートルかそれ以下みたいですね。だから今のマッコウクジラの方が大きさでは勝ります。
 
 クロノサウルスの一族はジュラ紀後期から白亜紀前期に栄え、白亜紀後期ではモササウルスの一派にその海のギャング的地位を譲ってしまいます。
 この白亜紀後期におけるクロノサウルスや魚竜の衰退(魚竜は衰退どころか滅んだ)は一説には主食であったイカの絶滅が関係していると言われていますが、よく分かりません。
 そういえば首長竜は温血動物だったという論文が最近発表され、じゃあ白亜紀末の寒冷化による水温の変化で滅んだわけではない?とかいわれてますが、いくら温血動物でも大きく水温が変わるとやっぱり駄目なんじゃないのか?

 次はちゃんと恐竜について記事を描こう。今スケリドサウルス描きたい欲求がすごいんですよ。この恐竜って地味だけど、よく見るとめちゃくちゃカッコいい!尻尾とか。けっこう保存状態がいい全身骨格も見つかっているし、暇なときにチャレンジ。
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