ハウルの動く城

 「面白い度☆ 好き度☆」

 監督は崩れる城を描きたかっただけなんだと思う。

 今日は中学校の数学なのに高校の∑的問題が出てきて驚いた。んで、塾から帰ったら今週もジブリ映画がやっててまた驚いた。

 ・・・この映画説明できる人教えてください。それくらい筋がない。内容がないよう~(C)所ジョージ
 この映画の脚本をもし私が書いてプロデューサーの人に提出したら絶対ぶっ飛ばされる。世の中って不公平だよなあ・・・

 私の家庭は崇高な芸術をたしなむような人がいないので、昔は「絵なんか描いてる奴は馬鹿だ」と言われ続けて反骨精神で漫画を描いていましたが、最近そっちの方が芸術や文化を客観的に見られるから結果的によかったと思っています。逆に芸術は素晴らしいと育てられていた方が狂っていたかもしれない・・・
 私は芸術家って社会的に不適格な人だと思っているし、それはなぜかと言えばベクトルが社会や他者でなく、自己の追求に向いているからで、言ってみればブルーカラー労働者の方が百倍偉い。なのにテレビとかで偉そうなのが分からないんだけど・・・

 で、この映画もなんかスタッフの自己満足を見せつけられているようで、なんとも気分が悪い。普通エンターテイメント作品ってサービス精神を感じさせてくれるシーンとか演出ってあるけれど、思えばジブリアニメってそういうのってほとんどなかった気もする。いやあの異常な動画枚数がサービスだよって言われれば返す言葉はありませんが・・・

 動く城が炎の悪魔カルシファーが抜けたことによって崩れていくシーンは確かに圧巻。このような破壊にカタルシスを見出す気持ちはとてもよく分かる。
 小さい頃「ウルトラマン」の怪獣が、せっかく苦労して作った町並みのジオラマを遠慮なくぶっ壊すシーンを見た時の、あのなんとも言えない気持ち・・・そしてプラレールや「ウルトラバトルシート(ソフビで遊ぶ用の街のジオラマでウルトラマンと単体では買えなかったレアなジラースのソフビがついていた)」で街を作っては、私も怪獣でぶっ壊したものです。中学三年生の秋だった・・・

 でも、すごいのは正直それくらいで(あとテーマ曲かな)、気になったのはキャラクターに影を何段も付けるような事をしないジブリが珍しく服にハイライトを入れていたこと。これが見事に服をビニールのように安っぽくさせてしまい逆効果だったと思う。本当あれってなんか意味があったのだろうか?

 そういえば、この映画と今年の『借りぐらしのアリエッティ』ってなんか同じ危険な香りがするんだけど何でだろう?原作が外国の童話(だっけ?)だからかな?

 最後に一言。魔法が解けて板と脚だけしか無くなった城がよろよろ歩くシーンがあるんですけど、ちゃんと板の裏に足を動かす小さな滑車みたいなのがついているのはなんとも宮崎駿っぽくて面白かった。ああいう実際構造的にあってるかどうか分からないけど、科学を感じさせるデザインはさすが監督。
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