『マンガ学への挑戦』

 昨日買った『マンガ学への挑戦』、前半は「BSマンガ夜話」のようなとっつきやすい話から入り、後半はある種の哲学的論考に入っていって、なかなか面白い本でした。
 特に172ページからの「連続と非連続」、207ページの「文化とは何か」は神がかってます。ここで論じられた「非連続性」とは自然科学ならば、クーンの「パラダイム・シフト」であり、進化論ならば、グールドの「断続平衡説」にあたる気がします。

 しかし、この本とても読みやすかった。文章が丁寧で言葉も分かり易く、理屈もしっかりしています。この前読んだ浅田彰さんの『構造と力』が、難しい記号論的専門用語をバシバシ振りかざしていたのとは、全く対照的でした。

 今日は珍しく大学で昼を食べたんですけど、ハヤシライスの上にスクランブルエッグをかけたものを「オムライス」といっていいんでしょうか?それはオムライスではなく、「ハヤシライス卵がけ」なのでは…
 オムライスって自分の中ではチキンライスを卵でくるんだ食べ物だと思っていたんですが…チキンライスの定義が瓦解した瞬間でしたね。
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