今後の話と画力の斉一説

 私サイトにラインナップされている作品を最後に「長編読み切り」から撤退します。あれコストパフォーマンス悪すぎ!

 で、ちょっと分析してみたんだけど、最近ネット上で流行っているのは「萌4コマ系」じゃない。
 人気ブログに掲載されている漫画なんかは、話題になると出版社が目をつけて単行本を作ってくれたりするけど、そういった漫画も『ダーリンは外国人』といい四コマ系。「まんがタイムオリジナル」とかによく載っている奴なんだ。
 だから私も、このブログでいつかは可愛い(?)女子高生が主役の『青春アタック』なんかを4コマ形式で定期的にアップしていきたい。

 つまり作り込んだ読み切り漫画を一度にドンとネットに載せるんじゃなくて、徐々に小出しにしていった方が、読む側もブログの更新を待つように習慣化すると思うんだ。
 プロの漫画の何がすごいかって、クオリティうんぬんもあるけど、一週間に一回必ず最新話を更新していく「スピード」だと思う。だから読者も毎週漫画を読むことが習慣になるわけだ。
 素人は集団作業のプロとは違って、一週間に19ページはまず不可能だから、やはり4コマ形式が精いっぱいになる。でも仕方がない。
 それに4コマ形式っていまさらながらちょっと楽しそうっていうのもあるんだ。

 しかし今『青春アタック』とか昔の漫画見ちゃうと、まあ落ち込むね。本当に下手。でも当時はあれで120%の力を出して描いていたんだよ。決して手を抜いていたわけではない。
 なんで人間ってこうも自分を客観視できないものかね?人よりはメタ認知できていると思っていたのに・・・

 で、恐ろしいのは今一生懸命描いている漫画の絵も6年くらい経てば、無かったことにしたいくらい下手に見えるんじゃないかってこと!
 これが本当に恐怖なんだ。今も生き恥さらしているんじゃないかって。何度もう漫画を描くのをやめようとしたことか(さすがにこれはウソ)。

 私が写真とかが嫌いなのもそれが理由だと思う。今がいつかは必ず過去になるという恐怖。ウチの大学では女の子ばっかりで、やたら写真をみんなで取り合っていたけど、ああいうのが怖い。半人前だった若かりし頃の自分のバカ面を残すなんて根性が私には無いんだよ。

 写真は残るのが自分の外見だけだからまだいいけど、絵に関しては、自分の画力が未熟だったって言うのが、証拠資料として残っちゃうんだ。
 そんな稚拙な絵を見て、思い出として懐かしむ心のゆとりが私にはまだないんだ。

 うわ~恥ずかしい!見ないで見ないで!ええい、捨てちゃえ!ってあたふたしちゃう。人前でチンコ見せるようなものだよ。

 親なんて私が小学生のころ描いた絵を取って飾っているんだけど、あれも勘弁してほしいもの。まあ親はなぜかその昔の絵の色彩気に入っているからいいけどさ・・・

 そういえば何年か前、この深刻な悩みをKO氏に真面目に相談したら「お前どれだけ向上心あるんだ」って言われたけど、これは向上心じゃないんだ。無意識的に絵が徐々に変わっていってしまうんだよ。なぜか。まるでチャールズ・ライエルの斉一説(地形が人間が気付かないほど徐々にゆっくりと変わること)のように。
 絵が変わっていくのは仕方がないけど、いい加減自分でも自信を持って「ほら上手いでしょ?」って提供できるレベルの絵が描けるようになりたいなぁ・・・
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