7.リンネの分類学は個別創造説の賜物

 そして時は18世紀・・・ダ・ヴィンチが亡くなった200年後に産声を上げたのが、現在も用いられる分類学の父「カール・フォン・リンネ」である。

リンネの分類学は間違いなく「個別創造説」に基づいて考えられた概念である。

 なぜならば生物に名前をつけ分類をする上で重要なのが種の概念であるが、この動物は「キリン」と言う種・・・この植物は「エンドウ」という種・・・と仲間分けをする上では種は変わらないでいてくれた方が都合がいい。
 もしシマウマと名前をつけた種にあたる動物が、明日にはキリンになっていたらリンネは絶句。家に数週間は引きこもるに違いない。

 名前を付けたそばから生物が変わるのでは、彼の分類法では対応がしきれない。「リンネ先生、こいつちょっとキリンになりかけてるんすけど、こいつはキリンなんすか?シマウマなんすか?」と聞かれた時、リンネはどう答えたのだろうか・・・

 リンネの分類の世界では、生物の種の数は世界が創世された時点で決められていて、いずれ全ての生物の種の数と名前が解るはずだと考えていた。
 生物学者が発見する生物の種の数は、神が最初に創造した種の数と=(イコール)となるはずだ、というわけだ。

 しかし哀しいことにリンネの説は少し楽観すぎた。18世紀になると、植物の交雑が盛んに行われた。
 これは農業に携わる人なら当たり前の話だが、違った種類の植物を交雑すると、先代とは異なる雑種が生まれる。
 雑種は新しい種なのか??それを種だと言うならば、神が最初に作った種の数から一つ増えることになってしまう。
 リンネを悩ませたのは、そのような現実だった・・・
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