実はキュヴィエはラマルクの25歳年下なのだが、彼らの論戦は熾烈なもので年齢差などお構いなしだった。

さてこのひどい絵を見ていただきたい。これは私が中学二年生の頃に制作した漫画で二人の論争の様子を描いた1コマである。今見ると本当に絵がヘタだが、そこは目をつむってもらいたい。
上のコマがキュヴィエ、下のコマで指をさしているのがラマルクで、彼が怒っているのは「なんで慈悲深い神様が自分の作った生物を自ら定期的に皆殺し(=絶滅)にするのよ?」という指摘に対して、聖書を信じるキュヴィエが「し~らない」とおちゃらけたからである。
そう、キュヴィエは生物史の超重要な概念絶滅を考えた天才で、ラマルクは進化を考えた、これまた偉人なのだ。