結婚式と漫画家

 こういうのって呼ばれるうちが花だと思うからできるだけ顔を出しておこうと思っているんだ。仮に私が実は嫌われてて「一応同窓生だし招待してやるか」って感じでも、まあ招待された以上仕方がない。裁判員裁判みたいなものだ。
 それに今回結婚した子って教育実習の時にお世話になった恩があるし、その上大学を(私より数年先に)卒業して学校の先生になった後、心労からか重い病気になっちゃって一週間入院したらしい。

 んで私も心配していて、他の友達の結婚式で詳しく事情を聞いたら、自分と同じ病気だったって言うんだから世の中よくできてるw
 他の人の結婚式で私が「この病気を抱えててさぁ、教師ってやれるもんなの?」って聞いたら「厳しいと思うよ」って言ってて「じゃあ結婚して退職しちゃえばいいんじゃない?」とか冗談で話してたら、もうすでにそのプロジェクトは動いていたというね・・・

 田代くんは大学の頃からこんな病気と戦っていたんだねとか手紙をもらったけど、私の場合はわざわざ漫画家の話を捨ててまで大学に行ったのに、大学の先生が本当どうしようもない奴ばっかりで、ことあるごとに対立しストレスで病気になっちゃったってのがある。まあ自業自得なんだけど。

 一方彼女は(結婚式の司会の女曰く)夢が学校の美術の先生だから教育学部に来たらしいんだけど、私も漫画家よりもやりたかったのが実は学校の先生で、教育というものに強い興味と憧れをもっていたんだ、これでも。
 で、どっちもこの病気で学校の先生は諦めたんだけど、情けないのは彼女は夢を一度叶えて学校の先生をやったけど、私はやる前に諦めたというねw
 
 いや、やる気になればやれるのだろうが、やっぱり教師って体力勝負だし、今の教育現場っていろいろ余裕がないから、かえって迷惑だと思うしね。
 だから結局自分には漫画しかやれないのかって思っている。『アオイホノオ』の矢野健太郎じゃないけどオレは漫画家になれなかったらすべてが終わりなんだよ!状態になっているんだw

 私なんかは楽観的な性格だから、この病気は「田代よ、学校の先生ではなくお前は漫画家をやりなさい」という神様の啓示なんだといいように解釈している・・・だが漫画家も教師以上に体力勝負の仕事だったりするので、どの道地獄だってことなんだけど、家で出来るって言う点で漫画家の勝ちだ。

 ・・・こんな感じで人の結婚式に出席しても、自分のことしか考えていないような奴だから彼女もできないのだろうが、クリエイタ-というのはひたすら自己中心的な奴なのだ。

 あとその子の旦那さんがまた優しそうないい人で、畜生うまいことやりやがったなっていう嫉妬はあるw
 しかしその人の職業が警察官っていうのは驚いたね。公安系の名だたるポストの人たちが結婚式に出席していたけれど、さすが公僕、ヒエラルキーを感じさせる。
 私はああいった組織やその哲学が嫌いなんだけど(大学ですら喧嘩してたから)、そういう組織で鍛えられたお巡りさんや自衛隊員の人が命がけで国家や社会の秩序を守ってくれているのには頭が上がらない。なにしろ組織嫌いな私の安全すら守ってくれているんだから敵わないよ。

 何言ってるんだオレは・・・ええと末永くお幸せに!オレ達の病気でも幸せをつかめるんだって言うことを広く啓蒙してやってください。
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