スパイ映画の実態調査

 今『80日間宇宙一周』の最終章の脚本を詰めているんだけど、天王星編からずっとやりたかった宇宙スパイを出したいんだ。じゃないと出さずに終わっちゃうからw

 でもスパイって、忍者と一緒でそんな表立って仕事しちゃまずいから、天王星編で取り上げたアイドル以上に実態がよくわからないw
 そういうわけで、スパイ映画とかを参考に考えていくのが手っ取り早いんですが、私はそんなにスパイ映画って見たことないんだよね。『カーズ2』と『ジョニーイングリッシュ』くらいでwバイアスがすごい。

 有名なスパイ映画といえばトム・クルーズの『ミッションインポッシブル』とか、『007』シリーズなんだけど、あの手のスパイ映画ってほとんどアクション映画で、なんか実際のスパイがあんなことしているとは思えないwあんなことやってたら事件になってるしね。
 そもそもスパイって本当にいるのか?って感じなんですが、まあ、スパイって仕事はあるっちゃあるらしいんだけど、変に隠れてほかの国で非合法なことやってバレたら国際問題になるから、リアルでは合法的に手に入る情報を手当たり次第集めて、それを分析調査しているらしい。なんかシンクタンクとかと変わらないというか。

 だいたい『ミッションインポッシブル』も『007』もスパイというか、ほぼ殺し屋というか破壊工作員なんだよねw殺しのライセンスってなんだよってw発行しちゃっていいのかってw
 確かに、ああいう方が映画的には分かりやすくていいんだけど、それに基づいてもう少し自分なりのスパイ像みたいなものを考えっていけたらいいなって。
 海賊の時みたいに、映画の中でしか見れないような専門的な職業?に、ある種のリアリティを与えたいというか。あの宇宙海賊にリアリティがあったかは分からないけど、自分をまずは納得させないと動かせないから。最初のツッコミ役は自分自身だし。

 だから、とりあえず『007』シリーズいくつか借りてみたんだ。この映画に関しては詳しい友達がいて「オススメのエピソードある?」って聞いたら、毎回やってること一緒だから、どれ借りても変わらないって。
 たしかにそうだったんだけどw、強いて言うならってことでおすすめしてくれた『黄金銃を持つ男』は漫画的で結構面白かった。あの話ってスパイ映画というか西部劇の文脈だなあって。
 あと『007』シリーズって、日本の『ゴルゴ13』とか『ルパン三世』にめっちゃ影響与えているのがわかった。ちょっと大人な雰囲気?というか・・・いや単純に洋ピン的な美女が出てきてエッチなシーンがあるってだけかもしれんがw

 というか『007』ってスパイなのにあんなホイホイ素性を明かして大丈夫なの?一周回って逆に怪しまれないとか?「母さんオレオレ、オレジェームス・ボンド」ってめっちゃ本名言ってんのw会った人に「オレ有名だよ」ってwそれが衝撃的だったよ。
 まあこの前の木星編では『インディジョーンズ』シリーズの文脈で、あの映画をメタ的に掘り下げたようなことをしたから、今回はその『007』版になるかもしれない。
 けっこう見ててツッコミ入れてたからね。それはスパイの仕事なの?とかwあの人が女性にやってること一歩間違えば強姦だよなとかw

 しかし『80日間宇宙一周』最後のエピソードってことで、今回の脚本はこれまで以上に難産で、一時期かなり深刻なスランプでした。定期的にやって来る「今のご時世、結局は美少女」という現実に直面しなきゃいけない強迫観念症にかかってたというかw
 でもゆっくり丁寧に作っていこうと思っているんで、場合によっては数ヶ月から半年かかっちゃうかもしれません。スパイのキャラクター像とつかみの導入部で手間取っていたんですが、一ヶ月かけて導入部は形になりつつあります。
 とにかく何を最初に持っていくかって難しいんですよ(それでラストが決まるから)。今回は、ライトの夢、ミグの過去、二人の結末、情報戦、サーペンタリウスの実態、宇宙の運命・・・と、いろいろ書いておかなきゃいけないことがたくさんあって絞り込めなかった。漫画の形式でやる以上、ひとつしか選べないからね。

 実は、今年度から中学校でシナリオのつくり方とかを教えているんですが、やっぱり難しい。20年近くいろんな話考えてきたけど、まだまだ奥が深いというか。
 でも今回書いているので一区切りにはしたいんですよね。20年間の集大成というか。
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