美術教育覚え書き

美術教育の意義
①美術の教育(エッセンシャリズム)
美術系学校における専門的な教育。作家や学者を養成するためのもの。
技能や知識の習得、育成。高校からウェイトが大きくなる。

②美術による教育(コンテクスチャリズム)
普通教育において、子供の人格形成や社会的な自立を図るために、美術の活動を手段として用いるもの。小中学校で重視。

一人ひとりの個性や主体性に着目してそれを育成できる教科として美術は重要!
個性とは本来、個人が他者と異なる点すべてを総括したもので、ポジティブな側面だけではない。
個性教育は前提となる学習に対する姿勢や集団学習のルールが学習されていなければ成り立たない!

生きる力
自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力(中央教育審議会答申)

生きる力=確かな学力+豊かな心+健やかな体(平成20年告示、平成23年度から開始の新学習指導要領)

鑑賞教育
美術を通した国際理解。文化の違いと共通性を踏まえて互いに尊重し合う態度。

高校の芸術科・美術科の目標
芸術の幅広い活動を通して、生涯にわたり芸術を愛好する心情を育てるとともに、感性を高め、芸術の諸能力を伸ばし、芸術文化についての理解を深め豊かな情操を養う。

ややこしいけど、心情は“育てて”、感性は“高め”、諸能力は“伸ばす”のね。

美術Ⅰの目標
美術の幅広い創造活動を通して、美的体験を豊かにし、生涯にわたり美術を愛好する心情を育てるとともに、感性を高め、創造的な表現と鑑賞の能力を伸ばし、美術文化についての理解を深める。

美術Ⅱの目標
美術の創造的な諸活動を通して、美的体験を豊かにし、生涯にわたり美術を愛好する心情を育てるとともに、感性を高め、個性豊かな表現と鑑賞の能力を伸ばし、美術文化についての理解を深める。

ⅠとⅡは太字の部分が違うだけ。一年は幅広く基礎的。二年はもうちょい個性を重視して創造的。

美術Ⅲの目標
美術の創造的な諸活動を通じて、美的体験を豊かにし、生涯にわたり美術を愛好する心情と美術文化を尊重する態度を育てるとともに、感性と美意識を磨き、個性豊かな美術の能力を高める。

「美術文化の尊重」と「美意識」って文言があるのはⅢだけ。

高校芸術科の構成
「音楽」「美術」「工芸」「書道」の4つ。中学校美術科と違って工芸分野が離脱する!

美術家は表現分野(絵画、彫刻、デザイン、映像メディア表現)と鑑賞で構成される。

指導内容は「発想・構想の能力」「表現の技能」に分かれる。
日本の美術文化に関する鑑賞の指導を充実させ、従来あった「時代」「民族」「風土」に加えて「宗教」を明示する。
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