発達と学習について

スキャモンの発達曲線
20歳時における臓器の重さを100としたとき、それぞれの臓器の発達に伴う重量変化をグラフ化したもの。リンパ型は小学校高学年で180%突破して、20歳で100%に落ち着き、神経系は小学校入学時に大体完成、生殖腺は思春期あたりで急激に成長。

ポルトマンの生理的早産
ヒトはほかの霊長類と比べてかなり未熟な段階で出産してしまう。頭がでかいから?
直立姿勢や、ある程度の発話は生後一年が最低でも必要。

トムゼンの発達加速現象
世代が新しくなるほど、身体の発達速度が速くなること。
栄養状態が良くなったり、都市化に伴う生活様式の変化などの影響らしい。
最近の子供は性的にませているというやつ、あれは真実だったのか。


発達段階

乳児期(0~1歳ごろ)
第一次性徴:生まれつきの性別
モロー反射:衝撃音を聴かせると両腕を広げて抱きつこうとする。
バビンスキー反射:足を裏をなでると足を指を広げる。

幼児期(1~5、6歳ごろ)
運動機能の発達。基本的な就活週刊の形成。
言語活動が発達してカタコトじゃなくなる。
自己と客体が未分化で自己中心的。
3歳頃に自我が芽生えて第一次反抗期。

児童期(5、6歳~12歳ごろ)
客観的思考が発達し、ルールを持った集団的な遊びができる。
ギャングエイジ:10歳頃に排他的な遊び仲間を形成。

青年期(12~25、場合によっては30歳ごろ)
抽象的思考の著しい発達。
ルソー的に言うと第二の誕生。
自我が確立し、第二次反抗期。
青年期スパート:青年期の急激な身体的発達
心理的離乳:親から精神的に自立する。



ピアジェの発達段階説

感覚運動期(0~2歳)
言葉が未熟で、感覚や運動を通じて環境に適応。
何度も同じことを繰り返す。

前操作期(2~7、8歳)
イメージを伴った思考ができる。
言語の発達が著しく、ごっこ遊び(象徴的活動)をする。

具体的操作期(7、8~11、12歳)
具体的な思考はできるけど、抽象的な思考がまだ得意じゃない。
思考の脱中心化(オレ様化卒業)がはじまり、社会的な行動をする。

形式的操作期(11、12歳以降)
抽象概念も可能だし、想像上の問題もイメージして考えられる。
言語や記号を用いた仮説演繹ができる。



ローウェンフェルドの絵画の発達段階

錯画期(2~4歳)
スクリブル(なぐりがき)

象徴期(3~4歳)
円や線によって何かを表そうとする。絵本の車輪にこんなのを描くよね。

前図式期(4~7歳)
紙の上にイメージが列挙されることからカタログ期とも呼ばれる。
この時期に頭から直接足が出る頭足人が登場!

図式期(7~9歳)
地面を表す線(基底線)をひいたりする。上から見下ろした絵(展開図)や、内部がすけたような絵(レントゲン描法)を描く。

初期写実期(9~11歳)
自由な発想で描くことが少なくなり、目で見た通りの風景を描こうとする。
年齢的にはギャングエイジ。

疑写実期(11~13歳)
立体感や凹凸など実物らしく描こうとするが、子供なりの工夫でそれを頑張って表現する。
児童画として結構味のある作品が多い。

決意期(15歳以降)
創造的な活動に行き詰まりを感じてやめちゃう。思春期の描画の危機。



フロイトの発達段階説
リビドー(エロエネルギー)をあらゆる発達段階で焦点化。
口唇期(0~1歳半):授乳
肛門期(1歳半~3歳):排泄訓練
男根期(3~6歳):両親との同一視
潜伏期(6~12歳):社会参加の基礎的訓練
性器期(12歳以降):異性が欲しい

ハヴィガーストの発達課題
乳幼児期の課題:歩行、会話、トイレ、善悪の区別
児童期の課題:日常の遊びに必要な身体的技能、仲間との付き合い方、読み書き計算の基礎
青年期の課題:ジェンダー、社会的役割、両親や大人からの情緒的独立、経済的自立

コールバーグの道徳性の発達段階
前習慣的水準
第1段階:罪の回避と服従
第2段階:自己の利益を優先する利己的な志向
慣習的水準
第3段階:周囲の期待に応えて「よいこ」を志向
第4段階:権威と社会秩序の維持
自律的水準
第5段階:社会契約的な志向
第6段階:普遍的で原理的な志向

レフ・ヴィゴツキー
発達の最近接領域

発達には、自分ひとりで解決できる領域と、その境界ギリギリのちょっとしたアドバイスで乗り越えられる領域があり、そのふたつの領域のズレを発達の最近接領域という。
内言(ないげん:思考にとって必要な声には出さない心の声)と外言(がいげん)

ジョン・ボウルヴィ
イギリスの医学者。精神分析学に動物行動学(エソロジー)の視点を取り入れた。
アタッチメント:母親の顔が見えなくなると泣いちゃうような、子と母の情愛的な結びつき。
マターナル・デプリベーション:母親の愛情不足は子供の情緒、知能に大きな影響を与える。

ハーローの代理母の実験
ミルクがある針金の代理母とミルクはないが布でできた代理母を与えられて育ったサルは発達に異常が見られたという実験。
サルの赤ちゃんはミルクを飲む時以外は、ずっと布でできた代理母にしがみついたことから、赤ちゃんにとってはミルク(授乳)よりも、母親との接触による安心感やぬくもりの方が大切だということがわかった。

ゲゼルの生得説(成熟優位説)
人間の発達や行動は、遺伝的要因によるものであり、生まれながらに決定されている成熟法則に従うだけ。先天的。レディネス期(成熟)を待ってから教育を行う。

ワトソンの環境優位説
人間の認識や行動の成立は環境によって決まっていく。

シュテルンの輻輳説
精神発達は、遺伝適用員と環境的要因が独立に作用し、その合計による。

ジェンセンの環境閾値説
個人の特性の発達には、環境要因の質と量が必要であり、そのレベルがある程度の域に達した時にはじめて特性が発現する。
輻輳説のような遺伝と環境の純粋な加算ではなく、こちらは遺伝と環境の相互作用を主張。

ブルーナーの学習優位説
適切な方法(刺激や、経験)を用いれば、どんな水準の子供にも学習は可能であるという説。
早期教育の根拠がこれ。学習によってレディネスの発達が促進させられる。

クロンバックの適正処遇交互作用
いくら優れた学習方法でも、どんな学習者にも効果的であるとは限らない。
一人ひとりの個性の特性を考慮して、学習方法を採用する。

バンデューラの社会的学習理論
学習は自分の経験だけでなく、他者の行動を観察することでも成立する。
社会における自己効力感の提唱。

プラトー(高原現象)
基本的にやればやるほど成績は上がるが、学習課題によってはやってもやってもなかなか成績が向上しない歩留まり状態があるという現象。
※それでも諦めずに学習を続けると、再び成績が向上することがある。

オルポートの機能的自律
最初は外発的動機付け(親や先生に怒られたくないから勉強する。友達に負けたくないから勉強する)によってやっていた学習が、だんだん自分の興味関心(内発的動機付け)が基準になっていくこと。

アンダーマイニング効果
内発的動機付けによって勉強する気になっている時に、報酬や罰を与えるとそっちが学習の動機付けになってしまう現象。

ワイナーの原因帰属の分類
達成動機が高い人:成功を自分の能力や努力に帰属。失敗を自分の努力不足に帰属。
達成動機の遅い人:成功を運や課題の容易さに帰属。失敗を自分の能力不足に帰属。

セリグマンの学習性無力感
いくら積極的にやっても無駄だっていう体験をすると、その後簡単に解決できることでも自発的にやらなくなってしまうこと。

ヘルマン・エビングハウス
精神物理学(意識や知覚はブラックボックスだ)に影響を受ける。
世界初の記憶の実験。
記憶の忘却曲線・・・記憶して一日目は急激な忘却が起こるがそれ以降は比較的緩やか。

エルンスト・クレッチマー
ドイツの医学者。体型と性格に基づく類型化。
肥満型:躁鬱気質。社交的
細長型:分裂気質。内向的
闘志型(ガッチリ):粘着気質。几帳面で辛抱強い。

シェルドン
アメリカの医学者。体格と気質の相関関係によって類型化。
内蔵緊張型(内胚葉型):社交的
身体緊張型(中胚葉型):大胆で積極的
頭脳緊張型(外胚葉型):内気で過敏

シュプランガー
個人が興味のある文化的価値によって類型化。
理論、経済、審美、社会、政治、宗教
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