教員採用試験過去問分析

 この前見た『幕が上がる』の吉岡先生に触発されて、教員採用試験の過去問をやってみたんですが、これがまあムゴイ。大学の知識じゃ全然歯が立たねえ(互換性ほぼなし)。
 しかも、うちの県って高校の採用試験よりも中学校の採用試験の方が難易度が高いという。いや、厳密にはちょっと違っていて、高校も中学も同じ問題が出るんだ。全く。使い回し。
 で、中学校は理科だったら物理化学生物地学、社会だったら地歴公民全て教えるから、そのすべての分野の高校の問題が出題されるという。結果として中学校の試験の方がルネサンスの万能人テストと化しているという。Ohボーイ。
 じゃあ高校で受ければいいじゃんってなるけれど、美術も社会も高校は毎年一人くらいしか取らないからすげえ賢い奴があとひとりでもいたら落ちてしまうという、小選挙区制。
 なら、とりあえず中学校で受けて、そのあと高校にチャレンジするっていう方がリスクマネジメントとしてアリだなと。でも万能人テスト。Ohボーイ。
 それに中学校は複数人採用するとは言え、倍率で言えば高校より倍率が高いのだ。ヘル。

 まあ、今後どっちで受けるかは置いておいて、各分野が現状でどれくらい解けるのか、また出題範囲はどんな感じなのか、を分析してみました。まず敵を知る。

一般教養&教職教養
うちの県は割と簡単で8割以上はコンスタントに取れる。一度9割越えた。何とかなると思う。

高校美術
衝撃の事実。
そもそも採用試験の過去問が存在しない。よって対処のしようがない。かつて一度だけ受けたがジェームズ・タレルというよく知らない現代アーティストのインスタレーションや、大工の木の組み方など、教科書や資料集から逸脱した地獄問題続出で6割くらいしか取れなかった。
美術の試験には実技もあるのだが、これも紙と割り箸で「緊張」を現せなどという常人には到底理解不能なコンテンポラリーぶりで、私にはちょっと無理だなと2年前に諦めた。吉岡先生はすごい。どこの県か知らないが。どこだっけ?神奈川?
 
高校公民
毎年一人しか取らない小選挙区制を実施。
高校~センター、公務員試験レベルの政治、経済、倫理をバランスよく出題。
うちの県の高校なんて倫理はほとんど開講しないくせにしっかり出題するのが歯がゆい。なら教えさせてくれよ。
最初は全く歯が立たなかったが、色んな出版社のテキストを20冊くらい買いあさり、一番分厚いテキストを何度も読んで、9割は取れるようになった。
いや、正確には1、2問落とすくらいで、ほぼ解ける。
一度他県の試験を受けて、9割に届かず落ちたことがある。他県は学習指導要領の文章を丸暗記しなきゃいけない問題があって、そいつがアキレス腱になったが(中央銀行を日本銀行と書いてバツとか)うちの県はそういう問題がまったく出ないのが嬉しい。だが出題の難易度は圧倒的にうちの県。
現状では最も点数が取れるが、何度も言うように小選挙区制なので自分よりも解ける人がひとりでもいたら落ちるし、仮に満点をたたき出しても面接という不確定要素もある。マジどうしよう。

中学校社会
高校の地歴公民の全てを出題する地獄テスト。でも出題傾向に偏りがあることを発見しました。

人文地理学:まあまあ。出ない。
自然地理学:まあまあ。出る。
地誌学:できないし嫌い。マニアック。めちゃくちゃ出る。

政治学:結構できる。普通に出る。
経済学:かなりできる。普通に出る。
倫理学:日本の倫理がちょい弱いがなんとかなる。出ない。

世界史:割と好き。全く出ない。
日本史(古代~近世):苦手。歴史分野のほとんどを占める。
日本史(近現代):デリケートな時代なのか出題されてもごくわずか。

 ということで、公民分野はともかく、地理と歴史がてんでできないので事実上3割くらいしか取れない。割と好きな世界史が全く出ないのが痛い。確かに中学校の歴史ってほぼ日本史だけどさ。
 日本史の問題もマニアックというよりは範囲としては割とベタなところを出すんだけど、出題の仕方が深いんだよね。史料読み解き問題とか。通史的に大雑把に把握しているだけじゃ無理で、史料の文言をしっかり暗記していないと難しい。
 他の問題にしても、なんか重箱の隅つつき的な。飛鳥時代に起こった出来事を年代順に並び替えろとか。半分位知らない出来事だしな。

 まあ、日本史はまだ物語があるから、公民の時みたいに、いいテキストを探して読めばいいと思うんだけど、問題は地誌学よ。大学で学んだことがこれほどまでに役に立たないとは。
 大学で地理学という学問をちょっと見直したのに、結局学校教育ではクソつまらない暗記科目だもんな。統計覚えて何が楽しいんだかな。
 地誌学に関しては物語とか、自然科学みたいなロジックじゃないじゃん。因果関係で覚えられないってこと。だから世界地図と統計を丸暗記するしかない。
 一応「水持ちのいい土地は水田として利用されがち」とかロジックみたいなのはあるけど、結局どこが水もちいいかは地質図丸暗記だもんな。
 あと大陸の「断面」の形や、外国の経度と緯度を覚えてないとできない問題ね。

 ・・・出来てなんなん??

 まあでも、とりあえずデータを丸暗記するのが好きなタイプいるしな。ここは心を殺して、地図と統計オタクになってもいいかもしんない。データをシコシコ整理して鉱物資源や農作物や工業製品のランキングを作って「ゲヘヘ」ってするのも、やってみたらやってみたで、意外と面白いかもしれないしな。
 まあ来年度どうなるかはよくわからないんだけどね。大学の方も心理学と中国史の試験がまだ残っているし。となると5月6月の二ヶ月ちょいで、日本史と地誌学をある程度マスターする必要があるな。最も、その時まで公民や教職教養の知識が忘却されていなければ、だけど。
Calendar
<< February 2020 >>
SunMonTueWedThuFriSat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
search this site.
tags
archives
recent comment
recent trackback
others
にほんブログ村 科学ブログへ にほんブログ村 科学ブログ 恐竜へ カウンター
admin
  • 管理者ページ
  • 記事を書く
  • ログアウト