ブロントサウルス復活!

 まずは何も言わずに、本日アップロードされたこの論文を読んで欲しい。
 英語が弱いので定かではないが、(おそらく)全てのカミナリ竜の解剖学的特徴を歯から尻尾の先まで色分けグラフ化している(表4)。
 そして、アパトサウルス属に含まれる種(もしくは標本)がまさかこんなに多いんだ、ということに気づくだろう。あれもアパト、これもアパトでメガロサウルス並みによくわからない集団になってしまっていたらしい。
 そこで、ちょっとアパトサウルスってことになっている恐竜をもうちょい厳密に分析してみようよってなったところ、アパトサウルス・エクセルサスがアパトサウルスじゃなくて、別の属(つまりブロントサウルス)として独立することになったのだ!それもディプロドクス科としてではない!
 
 ディプロドクス上科、ブロントサウルス科、ブロントサウルス属!(´;ω;`)

 アラン・グラント博士じゃないけど、「子どもの頃一番好きだった恐竜だよ~まさか復活するなんてね~」って感じだ(あいつはトリケラトプスだったけど)。
 しかしトロサウルス騒動のように二転三転するこの世界、この論文を書いた人も「同じ種というのは異なる種よりも共通する特徴を多く持っていなければならない。そういった意味で、アパトサウルスとブロントサウルスが別の種であることは明白だった。でも、うそだろ~って思ってもう一回確認したんだけど、やっぱりブロントはアパトと違ってました」みたいなことをインタビューで言っている。パチンコじゃないが、なかなかの激アツであることは確かである。
 しかし自分が幼稚園の時に出会い、小学校高学年くらいには名称変更の憂き目にあっていたブロントサウルスが・・・長生きはするもんじゃわい。

 ちなみに、この論文、カミナリ竜の解剖学的なデータベースとしてかなりの超大作で、カアテドクスという種類の頭骨が保存状態がいいのか大活躍したり、シュノサウルスの頭骨の吻部がアパトサウルスのように丸く幅が広くなく、尖ってるなど、なかなか参考資料としても面白い。
 なによりアパトサウルスとされていた2種(アパトサウルス・ミニマスとグランディス)なんてディプロドクスどころかマクロナリアになっちゃってるぜ!大変動だ。
 丹波竜以降、恐竜の絵を封印し、大学の単位取得に勤しんでいた私だったが、ブロントサウルス復活となっては話は別。
 明治時代覚え書きの原稿を放り投げて、学生時代に描いたアパトサウルスのイラストを描き直してしまいましたとさ。

 つーことで、本日は「別種じゃね?」とあなたが物言いつけたから、4月7日はブロント記念日ということで、よろしく。
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