ミュータント・ニンジャ・タートルズ 影

  「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆ サワキちゃんの影の薄さ☆☆☆☆☆」

 みんなが思っているようなヒーローになってよ。

 ♪ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ!ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ!ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ!ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ!ヒーローズ・イン・ハーフシェル、タートルパワー!!

 アニメ史上、こんなご機嫌なアニソンがあっただろうか!
 前作ではラストでクラクションとして、この87年アニメ版のオープニングテーマがワンフレーズ流れただけで、ちょっと物足りなかったんだけど、今回は歌を始め、ビーバップ&ロックステディ、クランゲ皇帝までお馴染みのキャラが総出演で、嬉しい半面、なつかしさでちょっと切なくなった。あのタートルズのバンのオモチャちょっと欲しかったんだよな・・・とか。
 つーかイノシシとサイは予告で出てくるのはわかったんだけど、まさかゆでダコまで出てくるとは!あえて非公開にしたな!
 トランスフォーマーもそうだけど、80年代後半のアメコミのアニメっていい意味で子ども騙しっていうか、基本路線がコメディーなんだ。私って結局映画でも漫画でもアニメでも心の底から笑えれば、名作扱いしちゃうところがあるからな。
 で、今年はゴジラもTVタックルの政界時代劇的に笑えたんだけど、あれテーマ的にかなりナイーブなところに触れてるから、ズートピア同様、ちょっと発言に気をつけなきゃいけないのが、なんでゴジラごときに神経使わなきゃいけないんだって、最近うんざりなんだけど、タートルズはその点、そういう配慮をする必要がなさそうなのが好き。というか、ネットでも大して、見に行ってる奴がいないらしいんだよね(^_^;)

 とはいえ、この映画も考えようによっては、ちょっと切ないテーマを表現してはいるんだよね(けっこうマイノリティの扱いについて考えさせる)。でもこういうテーマはあまりあけっぴろげにやると、しんみりしすぎちゃうから、あくまでもほのめかす程度のレベル設定も好き。
 つまり、彼らは忍者をやりたくてやってるんじゃなくて、異形の存在だから世間に隠れて忍者やるしかないんだっていう話だよね。選択肢がもともとなかったっていう。
 そこで、元々目立ちたくないやつと超目立ちたいやつで2対2で分かれて兄弟喧嘩が起こるところとか面白いよね。ひきこもりたい奴とひきこもりたくない奴の戦いだったわけだ。

 忍者は影の存在って言ったろ、何マイク握ってんだ。

 そう考えると、敵の連中はあんなみっともない身なりなのに、自信満々で「ワハハ!」って大衆の前に現れるよね。そこらへんも対比構造になっているのだろうか。
 ネバネバしてても、「くさい」って言われても、ありのままの自分を受け入れ地球征服。
 
「レオナルド」
前作よりも“人を不快にさせる何か”がパワーアップしたリーダー。なんか、石田治部に似てる。
万能の天才ダ・ヴィンチから名付けられているが、どっちかって言うと発明家のドナテルロがレオナルドっぽい。ややこいい。

「ラファエロ」
アニメ版だとタートルズってみんな温厚だったけど、マイケル・ベイ版だと短気で情に熱いマッチョマンになってて動揺したwレオナルドいわく「筋肉バカ」
性格的には、ラファエロよりは、気性が激しいと言われた情熱の彫刻家ミケランジェロって感じがする。ややこしい。

「ドナテルロ」
科学に強いキャラって得てして騒動の種を蒔くものだよね。そういや、この手の葛藤はXメンの実写映画でもやってた気がする。凡人は非凡に憧れるもんだけど、非凡=みんなから羨望ではないからね。
レオナルドいわく「機械オタク」

「ミケランジェロ」
常にちょけてる。アニメ版だともっとのんびり屋って感じだった。ドリフターズで言うブーさん的な。ってあれか。タートルズはドリフだったのか。いかりや、荒井、仲本、ブーだったのか!
レオナルドいわく「フワフワしてる」

「スプリンター先生」
カンニング竹山じゃなかった。まあ、合ってなかったもんなw竹山さんの声って若いんだよね。

「エイプリル」
やっぱりベッキーじゃなかった。

「ヴァーン」
すごい出世してたwあの息欲しい奴いるのか?ニューヨーカー理解できねえ。

「ビーバップ&ロックステディ」
アニメ版同様のバカで面白かった。つーか飛行機の中で戦車の主砲を撃つやつ初めて見た。
オリラジの藤本さんは、コメディ声だよね。ジュラシックワールドも結構うまかった。

「シュレッダー」
前回はテリジノサウルスみたいなアーマーで大暴れだったが、今回は衝撃の扱い!これでいいのか、マイケル・ベイwギャグとしては超面白かったけどw自分がやったことを30秒後くらいに自分もやられてるっていうww
続編でクラゲ野郎とコンビになって帰ってきてほしいから、ホント続編ができるように応援してあげよう。

「クランゲ皇帝」
この映画ではクランゲ司令官(コマンダー)だった。しかも声がオカマじゃねえ!!あの甲高い声で「サワキちゃん!」「カメちゅわん達~!」って聞きたかった(´;ω;`)
まあ、あれも吹き替えスタッフの悪ノリだったような気もするけど・・・そもそも本当にオカマキャラだったのだろうか、ビーストウォーズの吹き替えもアドリブで好き勝手にやってたからな。まったくテレビ東京ってやつは・・・!

 1000倍強くなって帰ってくるぞ、アイルビーバック!
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