一気にボリュームがアップした感じがする。
過去形はまだしも、似通っててごっちゃになる助動詞、言葉の意味すらよくわからない不定詞、そして比較級・・・次から次へとキミに牙をむく!生き残れ!
参考文献:数研出版編集部編『とけた!がふえる やさしい中2英語』
be動詞過去形(難易度☆)
amとisはwas
areはwere
に置き換えればOK。
否定文と疑問文もルールは現在形と全く同じ。
過去進行形(難易度☆)
「~していました」という意味。
主語+was(were)+動詞のing形
Adam was eating the apple.(アダムはそのリンゴを食べていました)
※特定のリンゴを一個食べたのでsはつかない。
否定文
Adam was not eating the apple.(アダムはそのリンゴを食べていませんでした)
疑問文
Was Adam eating the apple?(アダムはそのリンゴを食べていましたか?)
近い未来(難易度☆)
動詞の現在進行形を使うことで、近い未来を表すことができる。
The movie is coming soon to theaters near you.(その映画は最寄りの映画館で近日公開です)
Adam is having lunch with Eve today.(アダムは今日イヴとランチを一緒にとるつもりです)
※ちなみにeat lunchでは昼食を食べることに重点が置かれ、have lunchでは食事の社交的側面に重点が置かれる。
未来形①be going to~(難易度☆)
「~するつもりです」という意味。
beの部分は主語によってフィットするやつを入れる。
Iならam、Youならareみたいに。
I am going to eat apples.(私はリンゴを食べるつもりです)
You are going to eat apples.(あなたはリンゴを食べるでしょう)
未来形②will~(難易度☆)
be going to~はwill~でも代用が効く。
穴埋め問題で空欄がひとつしかない場合はwillにする。
I will eat apples.(私はリンゴを食べるつもりです)
You will eat apples.(あなたはリンゴを食べるでしょう)
またwillの否定形will notはdon'tみたいに短縮できて、won't(ウォウント)となる。
※しかし厳密にはbe going to~はあらかじめ計画済みの未来を、will~はその場で思いついた未来(および強い意志)を表すらしく、ネイティブたちは使い分けをしている。
したがってwon'tは「絶対にするつもりはない!」という強い拒絶となる。
助動詞(難易度☆☆☆☆)
中2になると堰を切ったようにいろんなやつが出てくる。
しかもみんな意味が似たようなのばかりでかなりややこしい。というか一緒。
一緒なのだが言い方のキツさが違う。これは対人コミュニケーションにおいてすごい大切な気もする。
丁寧~厳しいの程度で並べると以下のようになる。
腰が低い
may(してよろしいですか?)
can(できませんか?)
shall(しましょうか?)
will(してくれません?)
※Please(してよ)※助動詞じゃないです
should(すべきじゃない?)
have to(したほうがいいぞ)
must(しなさい!)
威圧的
may①:許可「~してもいいですよ」
May I eat this apple?(このリンゴを食べてもいいですか?)
※かなり丁寧な言い方でCan Iを凌ぐ。
No,You may not.(いいえダメです)
You may not eat this apple.(あなたはこのリンゴを食べてはいけません)
※must notの禁止よりはかなりゆるい。選択肢を相手に委ねている感じ。
may②:推量「~かもしれない」
You may eat the apple. (あなたはリンゴを食べるかも知れない)
shall:丁寧な提案「~しましょうか」
Shall I help you?(手伝いましょうか?)
Shall we take a rest?(一休みしましょうか)
What shall we do?(どうしましょうか?)
かなり堅苦しい表現なので気さくなアメリカ人はあまり使わず、代わりにwillやwouldを使うという。Shall we dance?もLet's dance!って言っちゃう。
ちなみにShall youってあんまり聞かないのはなぜだろう。今度ALTに聞こう。
will①:依頼「~してくれませんか」
未来形で出てくるから混乱するが、こいつは本来助動詞。
Will you help me?(私を助けてくれませんか?)
※Please~(お願い!)よりも丁寧で、かつ、Can you~(できれば~してくれませんか)よりもちょっと強い依頼の仕方となる。
will②:提案「~はいかがですか?」
過去形のwouldを使う。これは過去の話がしたいという意味ではなく、慣例的に過去形を使うと丁寧なニュアンスになるかららしい。
Would you like to have some coffee?(コーヒーでもいかがですか?)
should:助言「~すべきです」
We should withdraw.(我々は撤退すべきです)
戦争映画で参謀が使いそうな表現。
have to:強い助言「~したほうが良い」
You do not have to eat this apple.(あなたはこのリンゴを食べない方が良い)
中学英語ではmustはhave to~で置き換えることができると教える。
しかしmustが自発的な強い意思(義務感)を表すのに対し、have toは人間関係やルールといった外的要因による意志を表し、客観的ニュアンスが加わる。
must:命令「~しなくてはなりません」
You must not eat this apple.(あなたはこのリンゴを食べてはいけません)
絶対的立場からの強い禁止。言わずと知れた最強の助動詞で、もはや脅迫レベルなので日常会話ではほとんど使わない。
be able to~(難易度☆☆)
「~できる」という意味。穴埋め問題の空欄が多い場合、canと代用できる。
Hermes can run very fast.
↓
Hermes is able to run very fast.(ヘルメスはとても速く走ることができます)
否定文
Hermes is not able to run very fast.
疑問文
Is Hermes able to run very fast?
※意味はcanとまったく一緒だが、be able to~は助動詞ではないため、ほかの助動詞と併用ができる。
I will be able to speak English in the near future.(私は近い将来英語が話せるようになるでしょう)
✖I will can speak English in the near future.
※ウィル&キャンの同時使用は無理。
there is(are)~(難易度☆☆)
thereは「そこ」とは訳さず、ひとつの構文として「~に~があります」という意味になる。
There is an apple on the table.(テーブルの上にリンゴがあります)
There were forty students in my class.(私のクラスには40人の生徒がいました)
つーかアップル・オン・ザ・テーブルだけでも伝わりそうだと思うのは私だけだろうか。
ちなみにthere is~は主語が不特定な時にだけ用いられる。
よって主語がマイ・オレンジとかクミちゃんとかになっちゃうと使えない。
否定文
There are not any elephants in this zoo.(この動物園にはゾウが一頭もいません)
疑問文
Are there any oranges in the basket?(かごの中にオレンジがいくつありますか?)
不定詞(難易度☆☆☆☆☆)
言葉の意味がよくわからないベスト3に確実に入る奴。何が不定なんだ。日本語にもねえし。英語ではインフィニティヴ(無限定詞?)という。
とりあえず作り方は簡単で、to+動詞の原形で不定詞の出来上がり。
toを動詞につけることで汎用性が一気に向上し、名詞や形容詞、副詞といろんな用途に使えるようになる。
…はっ、つまり使い道がひとつに定められないから不定詞っていうのか!!???きっとそうだ!
※実際は人称や単複、時制によって語の形が変化しないため、これらの情報を定められないかららしい。
不定詞の形容詞的用法「~するための」
本やサムシング(何か)など、名詞(代名詞もOK)を形容するものが形容詞(アジェクティブ)である。
I want something to eat.(なにか食べるためのものをください)
I have many books to read.(私には読むべき本がたくさんある)
不定詞の副詞的用法①:目的「~するために」
勉強しているなど、名詞以外を形容するものが副詞(アドバーブ)である。
He is studying hard to pass the test. (彼は試験に合格するために一生懸命勉強しています。)
不定詞の副詞的用法②:原因・理由「~したので」
His mother is happy to see it.(ママはそれを見たので嬉しいです)
不定詞の名詞的用法「~すること」
動名詞とポジションがかぶっている気がするが、動名詞が過去的ニュアンスがあるのに対して、不定詞の名詞的用法は未来的ニュアンスがある。
To study English is difficult. (英語を学んでいくことは難しい)
すごい難しいのがこれ。
She stopped listening to the music.(彼女は音楽を聴くことをやめた)
She stopped to listen to the music.(彼女は音楽を聴くために立ち止まった)
下の方はto listen(聴くこと)という動名詞的くくりではなく、stopped to do(~するために立ち止まった)という副詞的くくりと判定されてしまうために起きる悲劇である。
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