日本文法覚え書き①

 とりあえず今年度の大学生活動は全て終了したのですが、今年度取りこぼした単位(上限オーバーのため)について覚え書き。これを取ると私は高校の国語もゲットできるのだ。まあ、来年度も大学行ってるかは分からないけど。なんかいつの間にかライフワークになってる感あるよな。人生は何もしないには長すぎ、何かをなすには短すぎるのだ。
 あ、あと今月中にこしさんから依頼されたイラストも仕上げます。私のお絵かきが社会貢献できる珍しい例だしね。

用言
具体的には動詞、形容詞、形容動詞の3つの品詞が該当する。
条件としては、①自立語で、②活用することができ、③単独で述語になることができる。

①自立語とは文章を文節や単語で細かく区切ったときに、それ一語で意味が分かる「咲い(た)」「チューリップ」「花」などである。
「は」「が」「だ」「である」などは、単独では意味不明なので自立語ではない。
②活用とはその語に続く言葉によって、語尾が規則的に変化することを言う。
③述語とは事物の動作、存在、性質、状態を叙述する言葉である。したがって「咲いた」は述語であるが、「花」「チューリップ」は述語に含まれない。

次に用言に含まれる各品詞について説明する。

動詞
動作や存在を表す語で、「する」「やる」「咲く」など、最後の言い切りは「ウ段」で終わる。
基本的な活用には、四段活用、上二段活用、下二段活用、上一段活用、下一段活用がある。

例えば「咲く」は、未然形:咲か(ず)、連用形:咲き(けり)、終止形:咲く(。)、連体形:咲く(こと)、仮定形:咲け(ば)、命令形:咲け(。)と活用する。

活用しても変化が無い部分を語幹と言い、「咲く」の場合は「咲(さ)」であるが、語幹に続く活用する部分が(か)(き)(く)(け)と、ア段からエ段まで4種類に変化する。
このタイプの活用を、活用するア段、イ段、ウ段、エ段の4つから四段活用という。

次に、終止形であるウ段を基準に、ウ段とイ段のふたつだけ活用する動詞を上二段活用と呼ぶ。例えば「生く」が挙げられる。活用は順番に、生き(ず)、生き(けり)、生く(。)、生くる(こと)、生くれ(ば)、生きよ(。)と活用する。

同様に、ウ段とエ段だけの活用を下二段活用と呼ぶ。

上一段活用と下一段活用は、それぞれイ段とエ段のひとつだけしか活用を持たない場合である。前者は「起(きる)」など、後者は「終(える)」が該当する。
語幹は活用しない部分であるというルールがここでは成り立たないので(活用が1種類しかないので)、語幹の部分に注意する(「起き・る」ではなく「起・きる」)。

以上の活用は、まずウ段が基準になっていることを強調し、また個別の語を用いて実際に活用させてみると知識が定着すると思われる。

変格活用とは、例外的な活用をする動詞のことであり、カ行変格活用「来(く)」、サ行変格活用「す」「おはす」、ナ行変格活用「死ぬ」「往ぬ」、ラ行変格活用「あり」「をり」「はべり」「いまそがり」と4種類ある。

形容詞
「赤い」「美しい」など「~い」で終わる。
活用の仕方には「ク活用(く・く・し・き・けれ)」と「シク活用(から・かり・し・かる・かれ)」の2パターンがあり、助詞の「て」や動詞の「なる」を後ろに接続させると判別が可能である。

例えば「白い」の場合では「白くて」「白くなる」と活用するのでク活用である。

これが「美しい」の場合は「美しくて」「美しくなる」と活用するのでシク活用である。

さらに、補助的な活用としてカリ活用(補助活用)というものもある。これは、「多からず」「多かりけり」「多かるべし」といったように、「ず」「けり」「べし」等の助動詞に接続させるための活用である。

形容動詞
形容動詞は形容詞と同じく、性質や状態を表す単語である。
具体例として「きれいだ」「おだやかだ」「さわやかだ」などが該当する。
形容詞との違いとして、「~い」では終わらない。
形容動詞の連用形は副詞と似ているが、語幹に「~だ」「~な」をつけることができると、形容動詞である(※副詞は活用させることができない)。

古文では、終止形が「~だ」ではなく「~なり」、「~たり」となる。
活用には「ナリ活用」と「タリ活用」がある。
「ナリ活用」「タリ活用」は未然形から順に「なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ」「たら/たり・と/たり/たる/たれ/たれ」と活用する。
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