生物育成覚え書き②

 宴もおしまいですね。カインズホームなどのDIY用品店の面白さがなんとなくわかってきました。しかし技術は守備範囲が広すぎるよな、工業、農業、ITだろ・・・トライアスロンか。

教材になっている作物一覧
ほかにもスイカやメロンなどもあった。
ここでは比較的難易度が低い奴をリストアップしました。

リーフレタス(収穫まで2ヶ月)
暑さダメ(30℃以上は生育不良)

ミニトマト(収穫まで3ヶ月)
雨ダメ(空梅雨が望ましい)

ナス(収穫まで4ヶ月)
多くの水と肥料が必要!

豆苗(収穫まで2~3週間)
いつでも育つ。が、いかんせん知名度が低い。
ただ栄養価が高く(ビタミン豊富)、天然のサプリの二つ名を持つ。

ラディッシュ(収穫まで2ヶ月弱)
発芽適温が15~30℃とレンジが広い。

サラダホウレンソウ(収穫まで2ヶ月)
アクの強さの原因であるシュウ酸が少なく食べやすい。

ハーブ(収穫まで5ヶ月)
ミント、ローズマリー、ラベンダー、レモンバームなど。
おしゃれな感じだが、もともとは痩せた土地にも自生するほど逞しき野草なので、栽培の手間はそこまで。だが、栽培期間が意外と長い。夏休みをまたぐ可能性が。

ワイルドストロベリー(収穫まで半年)
いわゆる野いちご。キク級に栽培期間が長い。

ダイコン(収穫まで2ヶ月半)
春まき、秋まきどちらにも対応。
ただし子ども受けが悪いらしい。

ニンジン(収穫まで2ヶ月半)
春まき、秋まきどちらにも対応。

ネギ(収穫まで2ヶ月)
春まき、秋まきどちらにも対応。

キノコ(収穫まで1ヶ月)
種まき期間は10~3月下旬まで。
23℃を越えるとカビる。28℃を越えるとキノコは死滅。
冬季限定と考えて良い。

ミニトマトの栽培方法
乾燥に強く、多少放置しても勝手に育つため初心者向け。
太陽光が強く、昼夜の温度差が大きく、湿度が低い環境が好き。雨が嫌い。

主産地:熊本、北海道、愛知
生育適温:25~26℃(昼)15~16℃(夜)
土壌:深く耕し元肥が入った水はけの良い土。

3月
①たねまき
種をうめる深さは、種の厚さの1.5倍。
軽く指で押すくらいで良い。

4月
②鉢上げ
一回り大きな鉢(ポット)に移す。浅植えにする。

5月
③定植
花壇や畑に定植する。
垂直でもいいが、斜めに植えて根の発育を促したりもできる(土に埋まった茎から根ができる)。
 
④支柱立て・誘引
定植から2週間ほどしたら付近に支柱を立てる。
基礎部分にブロックを使うと棒が倒れない。

6月
⑤摘芽
栄養分を花や実に集中させるため、メインの茎以外の余分なえき芽をへし折って取り除く。
病気の葉ははさみで除去する。
害虫はセロテープでくっつけて捕まえる。

⑥追肥
最初の実がふくらんだ頃から2週間で3回ほどペレット状の有機質肥料を追加する。

7月
⑦摘しん
実の肥大、成熟をうながすため、メインの茎の先端(茎頂部)を除去する。

⑧収穫
大きさ、色、やわらかさから判断。

ナスの栽培方法
5月上旬に植え付けると7~10月まで収穫可能。
ナスは水で育てると言われ、朝、こまめに水やりをする。
また、栽培期間に肥料が途絶えないように、たっぷり元肥を投入し、定期的に追肥をする(肥料が多すぎてもトマトのように実がつかないことはない)。

注意点
・植え付け2週間前までに土を耕しておく。
追肥のタイミングはめしべがおしべよりも短いとき。追肥の仕方は、苗の両サイドを移植ごてで軽く掘り返し、握りこぶし程度の化学肥料を埋める。
・茎が弱くて折れやすいので、定植と同時に支柱を立てる。
パセリを一緒に植えると、そのにおいでナスにつく害虫を追っ払ってくれる。
・株元に稲わらやビニールを敷いておくと、土の乾燥を防ぎ、同時に病気を予防できる(マルチング)。
・その際、マルチングシートには空気穴のような小さな穴を開けて、土に水が染み込むようにする。
・一番花が咲いたら、花がついた枝とその上下の枝以外を切り取ってしまう(三本仕立て)。これにより栄養が分散することを防げるが収穫量は減る(実は大きく育つ)。特に下生えの葉はよく取るが、一度に切りすぎるとダメージが大きく、軽く枯れるので注意。
・各枝で一番大きな花がナスになるので、それ以外のえき芽は摘んでしまうこと。

リーフレタスの栽培方法
生育の適温は15~20℃。
夏まき秋取りしたい場合は8月に種をまくと11月に収穫。9月では12月収穫。

注意点
・花芽分化(つぼみをつけること)は高温長日で起こる(つまり日光がかなり必要)。
根が浅いことから有機質に富み通気性、排水性、保水性に優れた土地が適する。
・土壌の酸性に弱いためpHの矯正は十分行う。
・育て方(鉢植えなのかプランターなのか畑なのか)にあわせて品種を選ぶことが重要である。
・苗の葉っぱが密集してきたら葉の部分だけ間引きして食べちゃう。
・定植した後は週に一度成長の様子を観察し記録する。

土で育てる(容器栽培)
①キットの土壌タブレットに水をかけて4倍に膨らませる。ただしすぐには膨らまず、数時間かかる。
②育苗トレイにタブレット(保水性と保肥性を併せ持つヴェルデナイト)の土を入れて、種をまく。この場合あまり深く種を埋めると日光不足で芽が出ないので注意。
③プランターに用土と肥料を入れてシャベルでかき混ぜる。
④苗が育ったら特に元気がいいものを、育苗トレイからプランターに定植する。

土なしで育てる(養液栽培)
①育苗スポンジに水をたっぷり染みこませる。
②種は2ミリくらいの深さでスポンジに押し込む(押し込みすぎると日光が当たらない)。
③芽や根が出るまではスプレーなどで1日1回水をやる(乾燥させない)。
④成長は早く、2~7日で発芽する。
⑤苗が高さ3センチほどに育ったら、スポンジごと植え付けプレートにセットし、キットを組み立て養液で栽培する。
⑥培地に使う粒は砕かないようにスプーンで優しくすくう。

どちらも試してみたが、圧倒的に溶液栽培の方が楽。水に混ぜた養分がドーピング的にレタスをでかくしてくれる。
しかし、土にせよ、溶液にせよ、秋に種をまくと、季節的に日照時間が減少していくので、光エネルギー不足でひょろひょろになってしまう(徒長する)。
逆に、日光が出て晴れると、それはそれで枯れる。というわけで、葉物はかなり手がかかる。

土作り
作付けの3週間前にやるのが望ましいため、作物収穫後の冬の時期にやることが多い。
家庭菜園レベルならシャベルや鍬を使って行なうが、かつて参加させていただいた特別支援教室の畑ではホンダ耕運機を使った。あれはタイヤの代わりに鉄製の鍬がついたバイク。
あとは、ひたすらザルで土を細くする。かなりの重労働で半日は潰れてしまうが、できれば授業でやらせたい。

①堆肥を投入(作付け3週間前)
繊維分と土壌生物が多く含まれ、ふかふかな土を作るために行う。
一時的に土が乾きやすくなる。
投入量は1平方メートルあたりに2リットルで、畑の土とよく混ぜ合わせる。

②苦土石灰を投入(作付け2週間前)
土のpHバランスを整える。効果が現れるまでに時間がかかるため、まくのは作付けの2週間前。
消石灰は水酸化カルシウム(pH12)のことで、植物の栄養分はないので、マグネシウムを含んだ苦土石灰をまくのが一般的。
ちなみに苦土石灰はドロマイトという鉱物をくだいたもの。
投入量は1平方メートルあたりに200グラム。

③元肥を投入(作付け1週間前)
栄養豊かな肥料をまく。畑全体に投入し、鍬でもう一度よく耕す。
最後に畑にうねを作って完成。
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