サンガー法について

 今日は六千円もする生物の本を衝動買い…
 
 本当は有機化学の本を買うつもりだったんですけど、ちょっとどの本も文章が私には誤読を誘いそうで、とりあえず「Newton」で大まかなイメージを確認。
 「Newton」って小さい頃なぜか両親が定期購読していて、かれこれ二十年の付き合いなんですけど、昔からカラーイラスト満載でいいですよね。最近はCG使いまくってるし。

 例えば「PCR法」。あれって本の文章によっては「DNAの断片の一部から、その全体のゲノムを作成する技術」ともとりかねないんですけど(お前だけだろ)、そうじゃなくて単純に「DNA断片を、そのまま大量に複製する技術」ってことですよね。それなら全然理解はできるのですが。
 DNA鑑定などは、同じDNAの断片をそれぞれ異なる検査にかけて、その鑑定精度を向上させていくらしいですし。同じDNAの一部でもたくさんあれば、それだけ便利ってことでしょうか。

 確か十年以上前に図書館で借りた本に、バイテク関係が易しく解説されていたものがあったような。そこで知った「ウエスタンブロット法」や「クリーンベンチ」「オートクレーブ」などの生物実験の装置などの知識が、その後、東京理科大学で分子進化学を専攻している学生の方に会った時、オタクトークで盛り上がる役に立つとは…(それだけかい!)

 さて「Newton」ではDNAの塩基配列を調べる方法として「サンガー法」なるものが紹介されていますが、これって各塩基配列の位置関係を、DNA断片の“長さ”によって調べていく方法って解釈でよろしいのでしょうか?
 ちょっと「Newton」の解説文も短すぎるので(これが絵にスペースを取られる「Newton」の限界)、ここは別の専門書で確認しないと。

 しかし有機化学は私にはちょっとついていけません。せいぜい高校レベルがいい所で。あれですら糖を使った代謝のATP生産ラインは、自動車製造並に複雑すぎました。
 有機化学の難しい点は、まるでパズルゲーム「ぷよぷよ」の各連鎖に、それぞれ名前がついているがごとく、覚える語句が膨大で暗記が困難な点です。
 しかも、それは「えい」とか「ファイヤー」とか「青ぷよ」とか「緑ぷよ」なんて簡単な名前じゃなく「シトクロームオキシターゼ」とか「α―ケトグルタル酸」とか「NADH」とか(もはや英語)「GDP」(やめて~社会と混じる!)とか、なんとも殺伐とした語感のものばかり。
 世の中って本当にどんなものでも名前がついてるんですね。

 そういえば、自分で作った「中学理科」と「歴史」の学習プリントが入ったファイルを、この前塾に、忘れて置いて行っていたらしくて、それを講師の方が読んだらしく「おもしろかった」と一言。
 その方は専門が英語(=私は中学生レベルもアウト)なんですけど、門外漢の人にも面白く読める教材を目指して作っただけにうれしかったです。
 これは「角竜の脚の関節がどうの」とオタク的なことをやってる場合じゃありませんね。これからは、もっと社会に受け入れられる活動をしなければ。そうですよ、論文を進めないと。
 美術教育と全然関係ないですよね「サンガー法」って。考えた人マジですごいですけど。
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