ゲーセンサロン説

 なんか、こしさんが私が心に深い傷を負ったから、ゲーセンに通っていると思って心配してくれていたんだけど、もともと自分は昔からゲーセンに入り浸っているクズ人間で、小学校~中学校はクレーンゲーム、高校~大学は音ゲー、そして現在の第三次ブームがメダルゲームだという。

 まず、クレーンゲームは、SEGAだった気がするけど、なんかでかい筐体が出てきて、景品のぬいぐるみもでかくなって、クレーンで持ち上げるんじゃなくて、押したりずらしたりして落とすみたいになってから覚めちゃったな。クレーンゲームか?それっていう。それってブルドーザーじゃね?みたいな。
 それと、景品の方もこの頃あたりから特撮オタク男性向けのバンプレストのウルトラ怪獣101とかじゃなくて、若い女性向けのプーさんのでかいぬいぐるみとか、ディズニーが主流になっちゃって、欲しい景品がなくなったというのもある。
 美少女フィギュアも興味ないしね。ひとつだけ初音ミクの競輪みたいなやつは去年奥さんと取って持ってるんだけど。
 しかし、美少女フィギュアは本当に進化したと思う。個人的にはゲームでトゥーンレンダリングみたいなのが出てきて、あれで2D的な表現の美少女キャラが2Dテイストを残したまま三次元で表せるようになって、それが美少女フィギュアを制作する上で参考にされクオリティが上がり、今やプライズの美少女フィギュアを見ながら立体的なパースをアニメーターがとっているっぽいもんね。ゲーム、フィギュア、アニメがすごいお互いにフィードバックし合って発展が加速した感じがする。
 まあ、いずれにせよ、バンプレストの低迷とともに自分のクレーンゲームブームは去った。

 次に、音ゲー。これは高校生の頃にY氏がやっててやりだしたんだけど、こういう体感ゲームっていうのは、家庭用のゲーム機じゃスペース的にも絶対できないから新鮮だった。まあ、金持ちの子なんかはドラムセットとか持ってたけどさ。あと吹奏楽部な。
 別にギタフリができたからってコード進行が全然違うからギターが弾けるようになるわけないんだけど。
 ただ、音ゲーのパイオニアのコナミ、曲のクオリティがすっごい高かったからね。個人的にはギタドラシリーズは11thMIXくらいがピークだったかな。8thMIXくらいでeパスのご先祖様みたいなのが出てきて、ネット回線でプレーデータが保存できるようになったんだけど、そこらへんから全国的な猛者どもの存在が可視化されて、アンコールステージ(コンチェルティーノ・イン・ブルー)ごときを出せたくらいでイキっていた自分の井の中のカワズ具合がいたたまれなくなり、さらにシリーズのナンバリングがV(確か12th)とかXG(もはやわからない)とか、数字じゃなくなり分かりづらくなったのも心が離れる原因になったな。まあ17thMIX!とかまで行くと、それはそれでトーマス・ハワード・リキテンスタインがタイトル画面で読むのが大変っていうのもあるもんな・・・
 しかし、この時期ってほぼ毎日といっていいほど、Y氏と放課後ゲーセン寄っていたわけで、それを奥さんに話したらお金いっぱいあったんだねって言われたんだけど、なんか、そこまでお金は使っていなかった気がするんだよな。
 でもメダルゲームと違って音ゲーってプレーには絶対100円かかるじゃん。で、毎日行ってたらけっこうコストがかかりそうなんだけど、どうしてたんだっけ?
 多分、ギタドラってアンコールステージまで行けば、けっこう100円で長く遊べたから、そんなに何回もプレーしてなかったんだろうな。
 さて、当時はビデオゲーム(とりわけ格ゲー)主体のゲーセンがまだあった時期で、なんか薄暗くて場末感はあったね。そういうイメージが、こしさんなんかはあるんだろう。今のゲーセンはどう考えてもプライズゲーム主体になって、若い女の子やファミリー層をメーンターゲットにしているから、不良やオタクの溜まり場っていうイメージもだいぶ変わったよ。
 実際、当時足繁く通ったゲーセンは、現在行きつけの大型ゲーセンがオープンしてほどなく潰れて有料駐車場になりました。

 で、メダルゲーム。これは操作性がゼロだから、若い頃はむしろ馬鹿にしていたジャンルなんだけど、今の奥さんと映画館に映画見に行ったときの待ち時間を下のゲーセンで潰そうってことになって、サービスのメダルを使ってグランドクロスクロニクルをやって、100枚くらいのメダルを使い切って、じゃあトイレ行って映画観るかってなって、トイレから帰ってきたら最後の1枚のメダルがオーブを落としたのか、2000枚くらいのジャックポット取っちゃったんだよ。で、どうしようコレってなって、今のメダルゲームってATMみたいなのがあって預けられるの!?っていうのに感動して、じゃあ次来るときただで遊べるじゃん!ってことで、映画よりも楽しくなっちゃったていうのがキッカケ。
 自分が子どもの頃のメダル落としって、まあ、クソつまらなかったからね。ラムネみたいなメダルのおひねりがフィールドに乗っかっている奴とか。
 だいたい、メダルが今よりも高額で、子どものおこづかいで手を出せるものじゃなかったし、1000枚代の高額ジャックポットみたいなシステムもなかったから、絶対に減るし。
 その時代と比べると、今のメダルゲームは本当によくできてる。実際のカジノのゲームよりも面白いと思うもん。さらに、プレーヤーの範囲が今ままでやってきたどんなゲームよりも広い。
 小学生から若いカップル、ゲーマー、おじさんおばさん、お年寄りと、広い年齢層と職種の人がやってて、しかも何回か通うと、スロットみたいなシングルゲームはともかく、マスプッシャーゲームやカラコロッタみたいなビンゴゲームって、お正月に親戚みんなで盛り上がる人生ゲームみたいなところがあるから、けっこう常連さんと知らないあいだに仲良くなったりしちゃうんだよな。
 自分も小学生から70代のおじいさんまで友達いるし。で、タイトルに戻るけど、ゲーセン、特にメダルゲームね。これはサロンですよ。

 ちなみに、来年度から大学生時代に一人暮らししていた街の方に奥さんと引っ越すんだけど、学生時代の友達(コーくん)の近所でもあってさ、そのコーくんと近場のラウンドワンに行ったのよ。スポッチャがあるところ。
 で、メダルバンクのメダルもとっくに消滅していたから、500円だけメダル借りて1ベットとかでダラダラ遊んでて、意外と2時間破産せずに遊べたんだけど、ラウンドワンは本当に金があるなって思った。全部最新機種だからね。でもさ、逆を言えば最新機種しかないんだよ。懐かしの名機!みたいなのがないから、一長一短かな、と。ただ、がっぽり寿司極み(先代より巨大)と、海物語ツアーズ(先代より小型)が初めて見れたのは良かったけど。まあ、あんまりやらなかったけどね。
 しかしなあ、いまさら行きつけのゲーセンを変えるのもな・・・店の設定とかも違うし、それを考察するのがけっこうめんどくさいんだよな・・・常連さんの友達もいないし(これ結構重要)。
 今の行きつけのゲーセン、バカみたいな賭け方さえしなければ、ほぼフリーパス的な枚数持っているしな。

 まあ、そんなところでメダルゲームエリアはサロン。事実、ウィキペディアによると、メダルゲームの創始した会社は、切った張ったの鉄火場ではなく、浮いたお金で余興を過ごす大人の社交場みたいな空間を提供しようとしたらしいしね。
 そもそもメダルって何枚あろうが、お金や景品に交換できないからね。これが、ゲーム的にナンセンスと取るか、お客さんどうしでギスギスしなくていいって取るかの差だよね。まあ、あれだよ、インベーダーゲームとかテトリスとか昔のゲームであった点数みたいなもんだよ。
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