オッペンハイマー

「面白い度☆☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆☆」

 シーツは入れるな。

 アカデミー賞総なめのオッピー鑑賞。クリストファーノーランの映画で一番面白かった。トリニティ実験の話かと思ったら、後半がまさかの法廷もの(厳密には公聴会)!この後半戦がメチャクチャ面白い。
 登場人物も私語のみで、ロマンスグレーが素敵なロバートダウニーJr.を始め、基本的に理系のおじさんしか出ない。しかも科学者もどことなく似てる(笑)ハイゼンベルグとか。

 本作のテーマは、同じく戦中に重大な軍事的開発を成し遂げたアラン・チューリングの『イミテーションゲーム』というよりは、ジブリの『風立ちぬ』に近い。
 あとオッピーのキャラがわりと面白かわいくて、天才だけど嫌味がないのも素晴らしい。威力不明な未知の最終兵器開発はさぞストレスだったろうな。先輩のアインシュタインの立ち位置もよし。
 ただ、超面白かったから、別にいいんだけど、2点だけ気になった。

①3時間は長い。
物語は後半90分くらいででギヤがかかるので、多分後半がやりたかったんだろう。なら私なら前半まるごとカットする。いきなりドカーン原爆実験成功!からやって90分で収める。

②シーンの構成
いい加減時系列をパズルのようにシャッフルするのやめろ。ノーランおめーよ、『ダンケルク』の時にもやってたけどよ、それ常人の鑑賞者にはつれえんだわ。なんで頭使って映画見なきゃいけねえんだ。

 以上。あとは最高。被爆国の日本は見ておいて損はない。
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