『ラストパーティ』脚本㉗


エゼルバルド城の外に陣形を敷くガリア帝国軍800。
自軍を後に、馬に乗り城門に近づくジルドレイ。
大声を出すジルドレイ
「ずいぶん舐めた真似してくれるじゃねえか、ベオウルフ・・・!!
見てくれだけにこだわっていたおめえが、こんな悪知恵を働かせるようになったとはな・・・!
城を捨てたのはブラフだろ?そこにいるのは分ってんだ、姿を見せろい!!」

すると、城門の跳ね橋が下りる。
白いペガサスに乗ったヨシヒコがジルドレイに近づく。

ジルドレイ「ああん?なんだお前は。」
ヨシヒコ「泉ヨシヒコ。企業戦士(サラリーマン)だ。
きみたちに、わずかでも人間の心が残っているなら・・・
この城をよけて・・・国に帰ってほしい・・・」
ジルドレイ「ああん?帰れだと?聞いたか!?
この俺に帰れだとよ!!!
わかったぞ・・・ブリジッドのやつら・・・異国から加勢を連れてきたな・・・!
よくわからねえチュニックなんか着やがって・・・
てめえ一人が増えたところで、何ができるって・・・」

すると、城からヴィンツァーが現れる。
ヴィンツァー「一人じゃない・・・」
ジルドレイ「二人か・・・
ん??お前・・・知ってるぞ・・・
スナイデル・ヴィンツァー・・・ライアーナイト(嘘つき騎士)のスナイデル・ヴィンツァーだ!
邪神に怖気づいて味方を見捨てて逃げた腰抜けじゃねえか!
キサマなど俺の敵じゃねえ!失せろ臆病者!」

ゼリーマン「・・・そいつをそれ以上侮辱するなら、全モンスターの王である、この俺が許さんぞ。」
ジルドレイ「・・・!3人か・・・それもスライムだ!
こんな雑魚キャラなんか連れてきてどういうつもりだ?」

シルビア「雑魚キャラはどっちかしら・・・?」
ジルドレイ「4人・・・今度は女だ。しかも、レイプする気も起きねえケツの青いガキだ!」

指をぽきぽき鳴らす草薙「女性を女と呼ぶんじゃねえ・・・」
ルナ「ええ・・・女性との付き合い方を私が教えてあげますわ。」
ジルドレイ「どんどん増えやがる・・・」
ライフルを向けるローランド「とっととうせろ、坊や・・・」
青筋を立てるジルドレイ「坊や!!???てめえ・・・この俺に坊やと言ったのか!!」

ヨシヒコ「お互い無駄な血は流したくはないだろう・・・?
話し合いで済むなら・・・ぼくは応じるつもりだ。」
ジルドレイ「話し合いだあ?馬鹿言うな、城にオレたちを一歩も入れねえつもりだろ!」
黒神「ん~っふっふ・・・違います。一人も逃がさないつもりです・・・」
ジルドレイ「が~っはっは!!
(一瞬で表情が鬼のようになり剣を抜く)全軍突撃しろおおおお!!!」
怒号をあげながらガリア軍800人がエゼルバルド城に突っ込んでくる。

振り返るヨシヒコ「始まったぞ!!作戦開始!!!」

跳ね橋を上げて場内に引っ込むヨシヒコたち。
それを追いかけようと進軍してくるガリア兵たち。

ヘルゴートがカタパルトを引きながら暴走してくる。
しかし、黒神の落とし穴に足を取られて転び、カタパルトも横転、何人かの兵が下敷きになってしまう。
兵士「ぎゃあああ!!」
ジルドレイ「ひるむな!ただの落とし穴だ!!死にやしねえ、突っ込め!!」
軍曹「隊長、けっこう死んでます!」
落とし穴の下が竹槍になっており、串刺しになっている兵士。

どこに死の落とし穴があるか分からず、怯える兵士たち。
ジルドレイ「・・・100万だ!
最初に城内に到達した兵士には100万ゴールドを進呈!!」
兵士たち「うおおおおお!!!」
落とし穴に落ちて死んだ兵士を踏みつけて城壁に進んでくる。

城壁の上にいるシルビアとテスタメント。
シルビア「あいつら・・・なんて命知らずなの!!」
テスタメント「墓穴に自分から落ちてくれるんだから世話ないわよ。
シスターの得意な攻撃魔法は?」
シルビア「黒魔術はあまり得意じゃなくて・・・でも風なら起こせるわ。」
テスタメント「それはすごい。風ってどうして吹くか知ってる?」
シルビア「考えたことなかった・・・」
テスタメント「温度差よ。」

落とし穴地帯を突破しようとするガリア兵。
すると、突然目の前が真っ白になり、猛吹雪が発生する。
兵士「!!前が見えない!寒い!!うわ・・・!」
ホワイトアウトで視界が完全に遮られ、次々に落とし穴に落ちていくガリア兵たち。

軍曹「隊長!向こうに松たか子がいます!!」
ジルドレイ「魔女め・・・これ以上兵を無駄死にさせるわけには行かねえな・・・
俺が出る・・・!」

シルビア「すごい・・・!天候を変えるなんて・・・!」
テスタメント「あなたもやってみなさい・・・意識を集中させればオーロラだって作れるわ・・・」
あこがれの表情で魔女を見つめるシルビア。
その時、矢がテスタメントの太ももを貫く。
テスタメント「ぎゃあ・・・!」
シルビア「テス・・・!!」

葉巻を吸いながら弩を構えているジルドレイ。
「くそ・・・外したか・・・」
軍曹「お見事です!」
ジルドレイ「バカ!あの女の顔をぶちぬきたかったんだよ・・・!」

太ももをおさえるテスタメント「ぐあああ・・・!体が溶けるように熱い・・・!
矢に何か呪いがかけてある・・・!」
太ももに手をかざすシルビア「じっとしてて・・・今治療するから・・・!」
テスタメント「いけない・・・私はもう十分生きた・・・大切なMPをとっておきなさい・・・!」
シルビア「私は聖女リネット・アシュレイの娘よ。」



ヘルゴートが城門に突っ込み、扉を破壊してしまう。
城内に入ってくる兵士たち。
一番乗りのガリア兵士「やった~!俺が一番乗りだ~!!」
その兵士を弩で射殺するジルドレイ
「よかったな。
城内の人間、全員ぶち殺せええ!!!」

作戦会議室
駆けてくるルナ「城門がとうとう突破されました!!」
眉間に指を当て首を振る黒神「・・・・・・。」
ヨシヒコ「・・・いよいよとなったら君の出番だ・・・クレイモアーの発進準備を・・・」
頷くルナ。



城内になだれ込むガリア兵。
ガリア兵に立ちはだかるゼリーマンらモンスターたち。
ジルドレイ「てめえらか、俺たちをそうめんのように流しやがったのは・・・」
ゼリーマン「そんな風流なものじゃねえだろ。
お前らはクソそのものだ。水洗便所に流してやったのさ。」
ジルドレイ「それがお前の最期の言葉か?」
ゼリーマン「かもな。」
草薙「おい・・・あいつが大将か?」
ジルドレイ「ゴリラの魔物もいるのか・・・おもしれえ、剥製にしてやる・・・!」
乱戦になるガリア軍と魔物たち。



エゼルバルド西ゲート
城壁に近づく敵を銃で防いでいるローランドたち。
ハルが飛んでくる。
ローランドに耳打ちするハル。
ローランド「何?正門が突破された!?お前たち、ここを任せられるか?」
ライフルを構えているが腰が引けているイエヤス「・・・え?」
マサノブ「旦那がいないとちょっと・・・」
両手剣を握るラム「俺が助けに行こう・・・モンスターたちには借りがある・・・」



作戦会議室
ヨシヒコ「・・・ヴィンツァー卿。
城内は多勢に無勢・・・ついに、あなたの力が必要だ・・・」
ヴィンツァー「ヨシヒコさん・・・実は私には・・・ずっと隠してきたことがあるんです・・・
あなたにだけは打ち明けなければならない・・・」
ヨシヒコ「・・・・・・?」
ヴィンツァー「実は・・・今まで一度も、人を斬ったことがないんです・・・」
ヨシヒコ「・・・え?」



中央広場。
モンスターたちを圧倒するジルドレイ将軍。
息を切らせる草薙「なんだこのおっさん、めちゃくちゃ強いぞ!!」
ジルドレイ「ケダモノどもが・・・!」
メド「な・・・なんで石化しないの・・・!?」
ラム「・・・悪魔だからだ・・・」
草薙「なんだと??」
ジルドレイ「久しぶりだな、ラムマヤ・・・いつからモンスターの味方になった?」
ラム「お前は相変わらず残酷だな・・・
シドニア殿のパーティでも、お前は敵に敬意がなかった。」
ジルドレイ「人を殺すのに敬意の有無が重要か?」
ラム「モンスターたち、下がっていろ・・・こいつは私が相手をする・・・」
ゼリーマン「いや・・・全員でリンチにしたほうがいいだろ・・・」
ラム「全員でリンチしても敵わないからそう言っている・・・」
ジルドレイ「わかってるじゃねえか・・・!久々にやるか、ラムマヤ・・・!!」

とんでもない斬撃の応酬をはじめる2人。

草薙「うお・・・!桜庭VSグレイシーを見ているようだぜ・・・!!」
メド「ほかの兵士は私たちが食い止める・・・!
ゼリー・・・あんたは伝説の勇者を呼んできなさい!!」
そう言うと石化光線を放ち、ガリア兵士たちをまとめて石化させ、城内までの道を確保してやるメド。
ゼリーマン「メド・・・死ぬなよ!」
メド「あんたもね。」
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