iPad 発売

 「たまごっち」にしろ「プレイステーション2」にしろ「ドラクエ」にしろ、とにかく発売日(中には発売日の数日前から野宿)に並ぶ人がいますよね。別にいいけど・・・
 でもああいう発売日に群がる人たちがいてくれるから、多少は違法なコピーや共有がネット上であっても、なんとかなるんだろうな・・・彼らは「コピー」ではなく「オリジナル」を、それも発売日に最初に欲しいのだから・・・

 で、とうとう発売した電子書籍iPad。気になっていたサイズはA4らしく、漫画を読むのにも支障はないようで・・・
 この電子書籍の普及によって、出版元はこれまでよりも安く、本や雑誌を売れるそうです。なにしろ印刷、運搬コストがほとんどないですからね。
 毎週膨大な部数を刷る少年ジャンプも「環境に優しい再生紙を使ってます」どころじゃないな。紙を使わなければ、どれだけ優しいんだって話で・・・
 ジャンプが電子書籍に完全移行しちゃうかどうかは分からないけど、携帯端末に週刊配信サービスなんかしたら、携帯電話に奪われた子どもの読者も呼び戻せるかも。

 子どもと言えば、これが学校の教科書になったらやっぱり便利ですよね。
「先生~理科の教科書忘れました~」
「しかたないなあ、隣の子にデータを送ってもらいなさい」で一発OK。

 事前にデータもらっちゃえば、教科書を忘れたこと自体が隠ぺい出来るし、宿題がデータ化されたらさらにハッピーだよなあ・・・私もよく英語の宿題を前の席の賢い子にまる写しさせてもらったし・・・
 でもこうなっても絶対「iPad自体」を忘れる奴が出てくるんだよな・・・

 これが一般化すると、この電子書籍に適応するサービスが出てくるのは必至で・・・プラトンとかカントとかのかつての名作を、電子書籍化する専門の職業が出来そうだなぁ・・・電子書籍における翻訳家のような。

 私が期待しているのは、電子書籍がテレビのように情報の一方的な送信をしないかな、ってこと。
 テレビがネットに対して強いところは、情報をいちいち選ぶのすらおっくうな視聴者に「これもあるよ」「あれもやってますよ」と電源さえつけっぱなしにしていれば、勝手に情報を送ってくれることだと思います。
 電子書籍もテレビやネットのように不特定多数の人に情報を送れるんだから、企業からもっと広告料をとれるようになるだろうし,電子書籍をつけたらジャンル(テレビで言うチャンネルに相当するもの)ごとに書籍のデーターが一方的に送られてくるといいですね。
 面白いブログが更新されているのと一緒で、わくわく楽しいだろうし。

 電子版本ソムリエなんかが出てきて、テレビ局がテレビ番組のプログラムを考えるように、電子書籍配信計画を考えたり・・・「今週はお勧め新書週刊!まず月曜日は勝間和代、0:00より配信開始!火曜日は茂木健一郎・・・」とか。
 つまんなかったらそのデータは捨てちゃえばいいわけだし、面白かったらメモリーカードかなんかに焼いて永久保存して。

 本屋も本じゃなくて、そのフロアの半分くらいは電子書籍のデータが入ったDVDやメモリーカードが並んでいるのかも。
 で、データを読み込んだり記憶する端末も多様化しそうだから、DVDとブルーレイとか、ハードが異なるテレビゲームソフトのように、「こちらがiPad対応・・・こちらがソニーの電子書籍・・・こっちはパナソニック・・・」とか分散しそう・・・それはやだなあ・・・
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