民主党過半数割れ

 意外や意外。マスコミはさんざん「消費税が上がるのはやむなし」ってイメージを放送して世論を形成していたけど、国民の本音はやっぱり消費税なんて上がってほしくなかったらしい。
 なにしろ管総理が「消費税上げちゃうよ?」って言った途端、支持率急落。なんとも分かりやすい国民。
 私は特定の政党は支持していませんが、さんざん選挙の前に理想ばかり言って、いざ政権をとったら約束を反故にしてきた政治家が多すぎた中、管総理の選挙前のこの勇気ある発言は高く評価しています。
 でももっと言えば、確か安倍さんが自民党の総裁になる時に谷垣さんが消費税について同じことを勇気を出して言っていたのだから、一番すごいのは谷垣総裁。管さんもすごいけど。

 興味深いのは自民党も民主党も二大政党が同じように「消費税アップ」を掲げたのに、かたや自民党は議席を伸ばし、民主党は議席を減らし過半数を割ったこと(連立パートナーの国民新党は確か一議席も取れなかった)。
 これが不思議でならない。前回の衆議院選挙で民主に投票した人が今回自民党に大勢投票していたとしたら、どういう了見かさっぱり分からないけど、でも考えてみるに、その鍵はいくつかあって・・・

①今回の選挙はどの党に入れたらいいか分からなくなっちゃって投票率が少なかったらしいということ。無党派層が投票にあまり行かなかったことによる浮動票の減少?

②自民党は選挙区戦では、もともと企業などの支持母体が強力で地方では強かったということ。山口県とか群馬県とか。浮動票の減少がこの要因に追い風になった。
 
③都市部のリベラルな人?たちは第三極「みんなの党」にたくさん投票したらしいということ。

 つまりこの前民主に政権交代をさせた大多数の無党派層「大衆」が姿を消し(投票に“あえて”行かないというのも立派な意思表明)、自民党LOVEな人が地方ではたくさん投票に行った。また都市部では票が割れた(第三極に票が流れた?)。

 ・・・ということなのか?とりあえず比例では民主は自民に勝利したということが②の根拠にもなりそう。
 またヤワラちゃんとかに入れた人は民主党どうこうじゃなくて、比例の候補者名で投票したんだろうな。これと対極なのが同じく比例で健闘したみんなの党。みんなの党は候補者ではなくて、政党名への投票が多かったらしい。安易な人気取りで勝ったわけじゃないのね。いやタリーズコーヒーの力!?
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