『文系バカと理系バカ』③

 次は理系バカチェック

①できれば他人と深く関わらないで生きていきたい
× 信じられん。これ絶対強がりだな。

②新型、最新テクノロジーの商品を買うために徹夜してでも並ぶ
× 愚の極みだと思う。
奥さんのクリスマスプレゼントに毎年ipodの新型モデルを代々送り続けなんで毎年同じなの!ひとつあればいいのよ!と怒られた竹内さん。ナイスです!

③相手が関心のないことを延々と話す――女性との会話も下手
○ 相手の教養レベルを見て科学の話は厳しいなと思ったらハナからしません。だから女性との会話がはじまりません。

本文にもあるように・・・
合コンの女「大学で何を勉強しているの?」
男「量子力学です」
女「・・・・・・。」
男「・・・・・・。」
これはとっても分かる。んで女は携帯を取り出して帰っちゃうんだよね。

 私は科学の素人なりに量子力学を面白おかしく話す自信はあるけど「半導体機器動かす割に原理がすっごい胡散臭い学問だ」とか言っても、その相手がそもそも興味ないんじゃ、どうしようもないんだ。合コンはもっと頭の悪い話をする場だしな。
 大体俺たちだって女の「ちょっと聞いてよ~この前マユミがさ~」なんて愚痴が興味ないのと同じでね。
 あとはデリカシーだよね。話を合わせたやったり、聞いてあげるのは。あ、この相手に気を使って自分が知らない知識の話も知ったふりをするって言うのは文系バカの思考らしい。

④独善的で、いつのまにか相手を怒らせている
× これはない。ないけど、理系のdario氏いわく、私が人(例えば大学教授)を怒らせるときはこういった理系よりもたちが悪いそうだ。
 理系は自分が信じる科学イデオロギーみたいなのをはなから主張し、それこそ独善的にゆずらないけど、私は相手の理論をまずは全部受け入れて、それから「あれ?あなたの言い分はあなたのルールで食い違っていませんか?」ってやるってdario氏は言ってたな。そんな嫌な奴か!?私。

⑤「もっと分かりやすく説明して」と言われる
○ これは塾で子どもに教えている以上避けられないし、この前もvicさんに「アメリカは相対主義を絶対主義として掲げている」という言葉の意味がピンとこないって言われちゃって、こういう言葉のトラブルは理系も文系も関係ないかも。どちらの分野も専門用語ってあるから。
 そういう意味で理系の世界に比喩はないというが、哲学者や現代思想家のくだらない言葉遊びも似たようなもの。
 この前『カントを読む』って本を読んだけど、この人はなんで比喩を使って説明しないんだろう?って読んでて思ったもん。この人のような哲学のプロにとっては前提でも、一般の人はアプリオリな直観形式とかコペルニクス的転回とか言ってもイメージがつかないんだから。

⑥分からないことは、何でもネットで検索してしまえ
× ネットも使うけど主に本を当たる。まあ専門家が描いた文章ならばネットでも読むけど、ウィキペディアは信じてない。自分が全くその知識がない分野なら、なおさらウィキペディアは胡散臭い。

⑦感動するポイントが人とずれている。
○ 理系はイルミネーションを見て光の美しさではなく、LEDをつくった同士たちの技術力に涙するらしい。これはこれで素敵じゃないか。

⑧文系よりも理系の方が人間として「上」だと信じている
○ 私は理系じゃないけど、自己中心的な芸術ばたの人間の連中よりは頭はいい感じがする。でもこの本で理系にもおそるべきバカがいることを知りました。分野は関係ないですね。
 でも独善的な理系の悪いところと、説明が適当な文系の悪いところを兼ね備えた究極のバカが芸術家っぽいよな。バカじゃなきゃ、あんな非合理的な創作活動なんてできないもん。

⑨UFOや心霊現象について語ることは犯罪に近いと思う
× いいんじゃない??・・・別に・・・どうでも・・・

⑩意外とオカルトにハマりやすい
× 笑ってしまった。これは同じことをうちの教授も言ってて面白いと思ったんですよ。オウム真理教の信者ってけっこう理系いたんですよね。
 すべては科学で説明できるとか言っている人は、科学哲学やケンブリッジ大学の物理学者ジョン・D・バロウさんの本なんか読めばいいのに。

 こっちは○が4つ、×が6つか・・・私は文系も理系もどっちも極めて文理融合しているのではなくて、どっちも中途半端みたい。
Calendar
<< April 2024 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930
search this site.
tags
archives
recent comment
recent trackback
others
にほんブログ村 科学ブログへ にほんブログ村 科学ブログ 恐竜へ カウンター
admin
  • 管理者ページ
  • 記事を書く
  • ログアウト