28.突然変異VS自然選択説

 突然変異・・・この言葉は結構有名だ。突然変異と言うのはその言葉通り、突然生物の形質が変わってしまうことだ。
 これは「黄色と種皮の親」から「黄緑の種皮の子」が生まれたり、赤いバラから、突然青いバラが生まれることを意味する。オランダ人もびっくり。
 そしてそれは遺伝性・・・つまりその形質を決める遺伝情報そのものが変わってしまい、それが新たな形質を生んでいる事になる。

 この現象に初めて注目したのが、ワイズマンのところで少しふれたが、オランダのド・フリースだ。
 ド・フリースは、オオマツヨイグサという花を栽培中、その中に親と全く異なる、とんでもなくデカイ花をつけた子を見つけた。
 これは別に愛人との訳ありの子・・・とかそういう話じゃない。まぎれもなく普通の花の大きさの親同士から生まれた子である。勘ぐっちゃダメ!

 この突然変異の概念は、いつまでたっても新しい形質が出来なかったメンデルの遺伝の法則を増強し、進化のメカニズムと言うのは、ダーウィンの言うように連続的でゆっくり時間をかけて起こるのではなく非連続的で、とある世代交代において突然瞬時に起こるという説が主流になった。
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