善意の連鎖反応

 なんか流行っていますよね。タイガーマスクの振りして児童養護施設にランドセルなどを寄付する現象。これ最初にやった人相当賢いですよね。
 例えば、実名を出して寄付をすると恥ずかしい&なんか売名行為って思われちゃう気もするし(親切には変わりはないのだけど、ひねくれた奴っているから)、逆にまったく匿名だといいことをした実感が少ない。
 だから架空のキャラクターの名を借りて寄付をしたんだけど、最初に考えた人は、こういう謎めいたことをするとマスコミが飛びつくっていうのをおそらく計算してやったと思う。それでマスコミが大々的に報道すれば真似をする人も出てくると。 

 面白いのはこういう現象って普通悪いことが広まったりして社会的に問題になるんですよね。特殊な犯罪を毎日ワイドショーが取り上げると、模倣犯が出てくるとか。自殺の本が売れると真似して自殺する奴が出てくるとか(ウェルテル効果)。
 かの酒鬼薔薇事件だってタイガーマスク現象ととても似ていて、少年Aが実名ではなく「酒鬼薔薇聖人」っていう不思議な仮名で犯行声明文を書いたからマスコミが飛びついたわけで、そのメカニズムをまさか良いことに応用するとはびっくり。 
 で、この現象は犯罪だろうが親切だろうが同じく広まるって言うのが立証されたと。

 岡田斗司夫さんがこれからは評価の時代だとか言っているけど、確かに情報社会って悪いこともいいことも不特定多数に早く広まるから、悪いことをすると「あいつは悪い奴だ」ってすぐに広まっちゃうし、いいことをすると良い噂がすぐに広まるんだから、悪いことをするよりいいことをした方がずっと得な社会になりそうな気がする。
 とにかくタイガーマスクの伊達直人はマスコミを上手く操って「正のウェルテル効果」を意図的に発生させたよね。本当に賢いよなあ。
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