『恐竜大陸サウラシア』脚本⑥

アニー「くれぐれも気をつけて・・・」
フィリップ「いってきます。」
アニー「フィリップ・・・酒場で私をかばってくれてありがとう・・・嬉しかった」
抱きしめる
フィリップ「・・・いくぜえ!」



バリケードを抜けて村の外へ出る。
フィリップはトリケラトプス、コープはユタラプトルにまたがる。
ティラノサウルスの足跡をたどる二人。
コープ「・・・第五鉱区の方へ向かってる・・・怖いか?」
フィリップ「そんな感情とうに忘れたぜ・・・」
茂みがゆれる
フィリップ「きゃああああああ!!」
コープ「静かに・・・気をつけろ・・・」
フィリップ「ティラノ?」
コープ「わからん」
茂みの中へ飛び出すフィリップ「よっしゃあ!とっ捕まえたる~!」
コープ「バカ野郎!」
フィリップ「ヒ~ハ・・・・」

茂みの奥が崖で転がり落ちるフィリップ「ああああああ!」
コープ「おい!」

フィリップ「あたたた・・・ハッ殺気!」
崖の下には巨大な塚が掘ってあり、その中心に、ふわふわの毛で覆われたぬいぐるみのような小さな恐竜が座っている。
フィリップ「あ・・・あれ?こ、このチビころが・・・ティラノザウルス~!!??なんじゃそりゃ~!
世界三大がっかりやんけ!!こんなん中学生でも勝てるで~!おらおら観念せんかい!」
フィリップにすり寄ってくるティラノサウルス「クピ~」
フィリップ「な、なんじゃお前・・・なんか可愛いやんけ・・・はっ、もしやこれがこいつの戦法か!
さては、ぶりっこして相手を油断させてかみつく気だな!死ねや~!」
銃を向けるフィリップ。ティラノの目が潤む。
ティラノ「クピピ~・・・」
フィリップ「・・・・・・。ちくしょ~!!俺には撃てね~!!!!
あんなに恐竜を憎んだ俺を骨抜きにするとは・・・確かにこいつの可愛さは最強だ~!!!」
ライフルを地面に叩きつける。哀しく泣き続けるティラノ。
フィリップ「おいおい、そんな悲しい顔するなよ~・・・ん?お、お前怪我してるじゃねえか。」
見るとティラノサウルスの脚から血が出ている。
フィリップ「それでお前立てないんだな。待ってろ。今手当てしてやるからな。ええと添え木と…」
近くに落ちている枝をとるフィリップ「あとは、包帯だな・・・なんかねえか・・・。あ。」
お守りのスカーフに気付くフィリップ。
「あいつには悪いけどこいつを使うか。」
スカーフを広げるフィリップ。スカーフには見覚えのあるサインが書いてある。
フィリップ「なんだこりゃ、ガキみてえな下手な字だな・・・あ・・・」
スカーフに書かれたサインを思い出すフィリップ。

幼少時代のフィリップ「いいかリズリ―。俺は大人になったら絶対スターになってやるからな。」
幼少時代のリズリ―「すごいすごい!ええと・・・じゃあこれにサインちょうだい!」
スカーフを差し出すリズリ―。
スカーフにサインを書くフィリップ「なはは・・・これはプレミアがつくぜ~!」
リズリ―「ありがとう!絶対大切にするね!」


フィリップ「あいつ・・・こんなもん、ずっと持っていてくれてたのか・・・(じ~ん)」
哀れな声を出すティラノ「クピ~・・・」
フィリップ「でもいいや、使っちゃえ。」
お守りのスカーフを引き裂いて包帯に使ってしまうフィリップ。
フィリップ「よっしゃ、治療完了。」
フィリップにすっかりなつくティラノ。

ロープで降りてくるコープ「なにやってるんだお前は・・・」
フィリップ「ティラノ飼い慣らしてやったぜえ?」
コープ「・・・それは別の恐竜だ・・・大きさが違うだろ・・・それよりここは・・・?」
フィリップ「さあ。」

鳴く子ティラノ
フィリップ「付いてこいって」
コープ「いやまて武器を置いてきた・・・」
フィリップ「怖いのか?」
コープ「何を言いやがる・・・」



オーテリーブのアニーの屋敷。
リズリ―「アニーさん・・・フィリップがまだ帰ってこないんですけど・・・」
アニー「大丈夫。心配いりませんよ。彼は最高のハンターですから」
リズリ―「・・・。あの・・・アニーさん・・・実はフィリップのショーって・・・」
アニー「・・・あの恐竜は人は襲わないのでしょう?」
リズリー「知ってたんですね・・・それなのになんで、こんな危険なことを・・・!」
アニー「私はあの人の真っ直ぐな心に魅せられたんです」」
リズリー「向こう見ずでバカなだけですよ・・・」
「あなたも彼のそんなところが好きなんじゃないんですか?」
「え・・・」
アニー「・・・私の夫もそんな人だった・・・」
リズリー「・・・・・・。」

アニー「また今日も保安官にかけ合うのですか?」
バーナム「ああ・・・手遅れになる前に狩りを取り締まってもらう。
これ以上人間が草食恐竜をむやみに殺し続けたらどうなると思う?アニー。」
アニー「列車も止まらなくなるし・・・生活がずっと快適になると思います。」
バーナム「違うな。草食恐竜が減れば、それを餌にする肉食恐竜は飢えに苦しみ、餌を求めて俺たち人間の街を狙うだろう。
ハンターはなぜそれが分からないんだ。必ず自然は帳尻を合わせるものだ。
それを分からせなくてはならない。いってくるよ。」


アニー「あの人は守ろうとした恐竜に殺されたのよ・・・ほんとバカみたいでしょう?」
首を振るリズリ―。
「一体、アニーさんたちは第五鉱区で何を見たんですか・・・?」
「・・・・・・奇跡ですよ」



フィリップとコープは暗いトンネルを入っていく。
フィリップ「ずいぶん古い坑道だな。」
コープ「閉鎖して何年もたったみたいだ・・・第五鉱区の地下にこんな場所があったのか・・・」
フィリップ「おい、みろよ。」
鉱石を拾い上げる。
コープ「とんでもなく重い・・・。見たこともない鉱物だ・・・ここは一体・・・」

月明かりでトンネルが照らされる。
巨大なミリアタイトの鉱床が広がっていることがわかる。
「すげえ・・・」
光りだすミリアタイト
光の中から翼竜が飛んでくる。
「!なんだ!!?」
コープ「見ろ・・・!恐竜だ!」
フィリップ「なんだここ?恐竜が湧いて出る洞窟か?」
コープ「もしかして・・・この石なんじゃないか・・・?この石の力で恐竜共が地獄谷へ・・・」
フィリップ「光ると恐竜になる石?お前結構頭悪いな。」
コープ「じゃああれをどう説明する!?」

ミリアタイトから出てきた恐竜を捕まえるティラノサウルス
「!!」
コープ「隠れろ!!」

体長12メートルのティラノサウルスの親がつがいで戻ってくる。
子ティラノが親の方へかけていく。

フィリップ「やめろ!食われちゃうぞ」
コープ「いや、あいつ・・・もしかして親子なのか?」
フィリップ「あの親子は全然似てないな」
「ここがティラノサウルスの巣だったのか・・・一旦引き上げだ・・・」

親ティラノサウルスが犬の何倍も利く鼻で子供のにおいをかぐ。
巣に変わったにおいが漂っている事に気付く。鼻づらを引き裂かれたリズリ―のスカーフに近づける。
人間の匂いを確認し、怒号をあげる。

「まずい気づかれた!」
ティラノサウルスが突進してくる。付近の壁が崩れ閉じ込められる二人。
坑道が邪魔で顎が届かないティラノサウルス。
コープ「何か武器は!?」
フィリップ「ええと・・・ピストルがある」
コープ「撃て!」
フィリップ「でもあいつ子供守っているだけだぜ・・・!」
コープ「こっちは自分の命守ってるんだ!!」
岩を破壊して接近するティラノ。
坑道を逃げ出す二人。
コープ「これに乗れ!」
トロッコに乗り込む二人
コープ「よし出せ!」
トロッコのレバーを二人共押している。
コープ「馬鹿同時に押してどうするんだ!交互にやるんだよ!」
下りに入ってトロッコが加速する
ものすごいスピードで追ってくるティラノサウルス。
線路が二手に分かれている
コープ「おい右のルート線路がないぞ!」
フィリップ「大丈夫だって、ポイントは左になってるから」

ティラノサウルスが石柱を破壊する。
分かれ道の上から石が落ちてきて偶然ポイントが切り替わる。
フィリップ「やばいよ?」
コープ「ブレーキだ!」
車輪から火花が散る。
レバーがぽきりと取れる「あ、折れた!」

ティラノサウルスと線路をはさんで反対側でコープのユタラプトルが並走している。
コープ「おいお前は飛び降りてあいつに乗れ!」
フィリップ「あんたは!?」
「その銃を俺にかせ!俺がやつの気を引く!その隙にお前は逃げろ!」
「いや、その格好良い役は俺だろ!」
「うるせえ!いいから貸せ!」

二人ともトロッコごと線路から落っこちる。
地面に叩きつけられる二人。
フィリップ「コープ!」
コープ「足が・・・」
地面に転がるピストル。
コープの方へ突進してくるティラノサウルス。

コープに襲い掛かる直前ピストルを取りティラノを撃つフィリップ。

発光。

消えるティラノサウルス。
コープ「こ・・・これは・・・!」
薬莢をつまむフィリップ。薬莢の中にはティラノサウルスが入っている「バッカーすごい弾じゃねえか・・・」



肩を貸して廃坑から出る二人。
もう一頭のティラノサウルスが廃鉱を離れオーテリーブに向かっていく。
コープ「大変だもう一頭のティラノサウルスが巣を離れた!オーテリーブに向かってる!
はやく街の連中に知らせないと、皆殺しにされるぞ!」
薬莢をポケットに入れるフィリップ「あんたは・・・!」
「俺のことはいい!街を救え!!」
トリケラトプスにまたがるフィリップ「・・・ヒーハー!!」
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