漫画と小説の違い

 ひさびさに、社会の勉強と関係のない記事いやっほう。そう、終わったのです、『80日間宇宙一周』小説版の第3章ギャラクシーミネルヴァが。

 いや~~~長かった~~~~!!

 なんでこんなに時間がかかったんだか自分でもわからん。いや、イマイチ気分がのらなかったり、スランプに陥って途中で中断していたなら、時間がかかったってのは分かるんですが、謎なのは、ほとんど毎日サボらずにちびちび進めていたんですよ。なのにこんなにかかってしまった。
 信じられない、だって第1章なんて5日で書いちゃったからね。私のバーストモードはてんで持続性がないやね。
 
 ホント、なんでこんなにかかったんだろう。言い回しのネタがなくなってきたのか・・・というかたけしさんも言ってたけど、小説って地の文がめんどくさいというか、その部分をどれだけセンス良く組んでいけるかだよね。
 映画や漫画の脚本では画で見せちゃう部分も、小説では全部言語化しなきゃいけないわけで、だんだん限界を感じてくるというか、絵で見せたほうが早いだろというかw
 だからこそライトノベルなんかは挿絵を豊富に入れてて、つーかもはや挿絵で売れ行きが決まっているような気もするけどオレたち小説書きとしてはあんまり挿絵に頼るのも活字の敗北というか・・・悔しいじゃない。※いつからオレは活字の味方に・・・

 しかし、小説って漫画に比べて絵がない分描写をファジーにできるのが面白そう(=楽そう)だなあって思っていたんですが、冗談じゃない。
 書いててわかったけど、小説の方が言葉だけで伝える分、すごい直接的で読者の想像の幅を確定させちゃうんだよね。
 言葉の力ってなんというか・・・制御が難しい。SNSが度々揉めるのが分かるわ。ソシュール的に言うならば、言語っていうのは「表情的意味」が全くない。
 例えば、今回の第3章を今朝読み返してみたんだ。誤字とか絶対あるから。というかあったから。そしたら、「え?この話ってこんなに哀しい話だっけ??」ってゾッとしちゃった。

 これを初見で読んだ人絶対うつになるだろって。

 小池一夫先生はツイッターで、優れたクリエイターは読者に日常の嫌な部分を忘れさせることができるとか言ってたけど、これじゃあ読者は日常の嫌な部分を思い出すぜって。
 私がアイドルマスターやると、こうなるっていうねwこれこそ美少女とミリタリーの本当のコラボだぜって。
 で、結局漫画の脚本として書いていた時は、自分の頭の中に漫画の絵のイメージがあったんだよね。本来ならシリアスで悲しいシーンとかでも、絵の描き方でいくらでもコミカルにできるじゃん。
 石森章太郎先生の『サイボーグ009』が内容は深刻な割に、あの可愛い画風で助けられたように(この前の映画版は助かんなかったけど)。
 だから私も、かなり絵で助けられていたんだなあって。絵を引きはがすと、自分の作品ってこんなにおぞましい内容だったんだって・・・

 それに、漫画ではキャラの内面って表情を描けばなんとなくファジーに出来るじゃないですか。あれ?この人はなんでこういう表情をしたんだろう?何を考えているんだろう?みたいな、リアルなライブ感が漫画にはあるけど、小説ではパーソナリティの壁がぶち破れちゃうんだよね。これってリアルじゃ絶対ありえないからね。
 まるでテレパシーみたいに、みんなのモノローグが筒抜けで、活字で「彼女はこう思った」って説明できちゃうから、読者の方は「ああそうでござんすか」としか言えないしね。
 したがって、すごい悲しいシーンとかは、キャラのすごい悲しい感情が絵というオブラートなしで読者に直接突き刺さってしまうのが辛い。
 とにかく、意外と解釈の幅が漫画よりも限定されちゃうんだって言うのは勉強になった。

 漫画と小説の違いをまとめると以下の通り。

視覚的描写 漫画:限定 小説:曖昧
心情的描写 漫画:曖昧 小説:限定
没入感 漫画:肉体的 小説:精神的


 まあ、なんにせよ小説の方は折り返しに差し掛かり、連載のストックもおそらく数ヶ月分は出来たから、私は古巣の漫画に戻ることにします。
 やっぱ、あんたはマイルドでいいよ。読み返すのも楽だし(※これが意外と大切)。ただ、とにかく作業の工数が多い!
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