ミニオンズ

 「面白い度☆☆☆ 好き度☆☆☆☆ 冒頭 殿堂入り」

 バババ~バ~バババババ~(バンバン)バババ~バ~バババババ~(ハモる)バババ~バ~バ~バ~ババババ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 いや~やっぱアメリカってすごいよね。何億円もかけてこんなバカな映画撮る国だもんな。そりゃ勝てねえよ。日本のアニメなんてたいてい「この夏一番の感動が~」とかばっかでさ。いやんなっちゃうよ。
 ここまで、感動要素をそいでバカに徹したのはマダガスカルシリーズ以来よ。あれも人気が出た脇役のペンギンズを主役に映画化したしな。日本未公開だったけどな。
 ピクサーなんかはコンスタントにメッセージ性のある作品を作っててさ、よくクオリティ維持できるよなってくらい、脚本を作り込むけどさ、アイスエイジとか、マダガスカルとか、怪盗グルーとかはさ、いちおう一作目は普通にいい話を繰り出すんだけど、おそらくこいつらが本当にやりたいのはそういうことじゃなくてさ、シリーズを重ねるごとに、どんどん歌にダンスに下ネタにと、ナンセンスになっていってさ、一作目の感動返せバカ野郎ってなるのがいいよね。基本ギヤがあくまでもカートゥーンなんだよね。
 まあ、だからストーリーとかとりだてて、ここで語ることもないよ。だいたい笑いに意味を求めてはいけない・・・!
 なんか、こういう映画つい最近も見たな。・・・あ、マッドマックスだ。

「ケビン」
今作の主人公。ミニオン三兄弟では長男的ポジション。世話好きで、目立ちたがり。こいつだけは一応ミニオン文明の状況を把握している。
一作目ではミニオンってここまでスマッシュヒットする予定がなかったんだろうな、名前と形があってなくて、ケビンも今とは別のデザインだったし(デイブの形だった)、なんと作中ですらデザイン(髪型)が変わってた。つまり、テキトー。
実際一作目の設定では、ネファリオ博士がバナナと脂肪酸で合成した珍生物という設定だったしね。それが有史以前から独自の系統で進化を重ねてきた地球の生物だったとは。
しかしマーギュリスの細胞内共生説を、こんなバカアニメでアニメ化されるとは思わなかった。イギリスもそうだけど、向こうの笑いをやる人って意外とインテリなんだよな。

「スチュアート」
よく分からずに一行についてきた。とにかくやんちゃ。スプリンクラーをジャグジーではべらせる。流し志望なのか、ギターを背負っている。
その後、イギリスを救った功績を称えられスーパーメガウクレ~レを手に入れた。

「ボブ」
新デザインのちびっこミニオン。
一作目と二作目には登場しておらず、今作はグルーに出会う前の話ということもあって、私はてっきりこの子だけはスカーレットの方になついちゃって、だから一作目のミニオン軍団にいないんだろうな、と予想していた。でも普通にグルーの手下になっていた。
この映画に時系列の整合性を求めてはいけない・・・!
人を疑ったりせず純粋なところは、どことなくグルーの引き取った三姉妹のアグネスに似ている。ぬいぐるみ持ってるしな。

「ネルソンファミリーのパパ」
バナナマンの設楽さんが吹き替え。プロ並みにうまい(エンドロールで気づいた)。最近は芸能人の吹き替えもクオリティが上がってきて、かつてのような偏見はなくなりつつある・・・気がする。個人的には私は剛力彩芽さんでも行ける。

「ネルソンファミリーの息子」
バナナマンの日村さん。これは絶対に見た目でオファーしたに違いない。

「ナレーション」
ナショナルジオグラフィックのドキュメンタリー番組的に真面目で渋いボイスだが、なんと真田広之さんがやっている。前作のエル・マッチョにこの仕事を紹介された感がある。
しかも真田さんは、アメリカ本国版ではスモウレスラーの声も担当している。

「スカーレット・オーバーキル」
元ネタは『風と共に去りぬ』なのだろうか。イギリスの女悪党を天海祐希さんが好演。
前作の中島美嘉さんといい、ヒロイン役の人選がうまい。
なんかキャラクターの雰囲気が『アダムス・ファミリー2』のあのお姉さんに似ている。感電死はしなかったが、爆発の後、鶴瓶師匠に氷漬けにされた。あのシーンは燃えた。

 しかしこれで、私の夏は終わったな・・・なにを楽しみに生きていけばいいのでしょうか。あ、そうそう最近漫画の作業をやってるんだ。
 先日発掘された9年前の漫画をお盆休みをめどに公開する予定です。だから、ここで人の作品についてあれこれ言ってる場合じゃねえ。自分の作品を何とかしなきゃね。
 SGA屋さんは、クリエイターと評論家にはマリアナ海溝のような深い溝があるといったが、そりゃそうだ、やつらは産みの苦しみを知らねえ。まあ評論には評論の苦しみもあるのかもしれないけど。
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