英語学概論覚え書き②

 Hello, everyone!come on!join us!why not ECC?(I'm just saying.)

 というわけで、第2回は英語辞書に載っている謎のルーン発音記号について。イギリスの連中、こんなに微妙な音を聞き分けてんだな。英語の先生曰くhomeの「ホーム」はネイティブ的には「ホゥム(hoʊm)」らしいよ。

音素
語の意味を区別する働きがある音声上の最小単位。
例えば、英語ではpとbは異なった音素なので、ピッグとビッグは別の単語として認識される。
逆に「いらっしゃい」と言ったとき、最初の「い」と最後の「い」は微妙に異なった音(最後の「い」は実際はかなり「え」に近い音)が出ているが、人はこのふたつの「い」を同じ音として認識している。
このように、実際出される音ではなく、抽象的な概念としての音を音素といい、/i/のように斜線を用いて表記する。
また、言語音は口腔内で空気の流れが妨げられるかどうかで、母音(妨げられない)と子音(られる)に区別される。

母音
日本語の母音はアイウエオのたった5種類しかないが、英語はその三倍以上あり、かなり微妙な区別をつけている。

ʌ(強いア。ウに近い)文字は「キャレット」と呼ぶ。例:but, fum, come
æ(アの口をしてエを発音)文字は「アッシュ」と呼ぶ。例:camp, bath, fan
ɚ(アー )例:bird, term, third
ai(アィ)例:eye, iron, idea smile
au(アゥ)例:house, out, count
ά(アォ。口を縦に開けてオを混ぜる)例:hot, not, lock
i(イ)例:fit, income, hit
i:(イー)例:fee, she, believe
u(ウ)例:book, should, put
ʊ(ウ)uとほぼ一緒。文字は「ラテンウプシロン」と呼ぶ。
u:(ウー)例:to, loose, through
e(ほぼ日本語のエだが気持ち口を広げる)例:let, lead, air
ɛ(エァ)例:care
ei(エィ)例:fate, they, great, stay
o(オ)
ɔ(オよりも口を開くオ)文字は「オープンオー」と呼ぶ。例:rock, off, frost
ɔi(オィ)例:boy, joy, join
ou(オゥ)例:note, no, slow, boat
ɔ:(オォ)例:cloth, cost, dog
ə(弱いァィゥェォ)文字は「シュワー」と呼ぶ。例:about, tulip, calcium

さらに母音は、以下の三つの基準で分けられる。
①高低(舌の最高点の高さ。高いほど口は開かない)
A高母音 B中母音 C低母音
②前後関係(舌のどの部分が最も高く上がるか)
A前舌母音 B中舌母音 C後舌母音
③唇の形(唇を丸めて発音するかどうか)
A円唇母音 B非円唇母音

この三つの基準で英語の母音を分類すると、以下のようにまとめられる。
ʌ(ウに近い強いア)①低 ②中 ③非
æ(喉の奥をしめるア)①低 ②前 ③非
ɚ(アー)①中 ②中 ③非
i(イ)①高 ②前 ③非
i:(イー)①高 ②前 ③非
u(ウ)①高 ②後 ③円
u:(ウー)①高 ②後 ③円
e(エ)①中 ②前 ③非
ɛ(エア)①中 ②前 ③非
o(オ)①中 ②後 ③円
ɔ(オよりも口を開くオ)①低 ②後 ③非
ɔ:(オォ)①中 ②後 ③円
ə(弱いァィゥェォ)①中 ②中 ③非
ə:(弱いァーィーゥーェーォ)①中 ②中 ③非

子音
c, q, x, yは発音記号では用いられない。
フランスではHは発音できないと言うが、英語の子音では~Hの発音をめちゃめちゃこだわり、それを表すために、数学のシータっぽいやつやインテグラルっぽいやつが出てくる。
また、半分母音というどっちつかずなやつもいる。花輪くん、そんなスナフキンのような立場が許されると思っているのですか。

b バ行。例:bed
d ダ行。例:dog
f 「ef」の「f」※無声 例:four
g ガ行。例:game
h ハ行。例:horse
j ヤ行。ジャ行ではない。半母音。例:young
k 「kei」の「k」※無声 例:come
l 「el」の「l」例:lunch
m 「em」の「m」 例:make
n 「en」の「n」例:name
p パ行。※無声 例:put
r ラ行。半母音。 例:run
s 「es」の「s」※無声 例:sea
t 「ティー」※無声 例:today
v 「ヴィ」例:visit
w ワ行。半母音。例:work
z 「ズィー」例:busy

以下は数学に出てきそうな軍団。
θ(TH)舌の先を上下の歯で軽くはさんだサ行。例:thank
ð(DH)舌の先を上下の歯で軽くはさんだザ行。文字は「エス」と呼ぶ。例:this
ʃ(SH)シャ行。文字は「エシュ」でインテグラルではない。※無声 例:shock
ʒ(ZH)ʃを濁音にした「ジュ」dʒと区別。文字は「エジュ」と呼ぶ。例:usually
tʃ(CH)チャ行。※無声 例:chance
dʒ(JH) tʃ を濁らせた「ヂュ」ʒと区別。例:Japan
ŋ(NG)「ング」文字は「アグマ」といいフランクリンが考案した。例:swimming

さらに子音は、以下の三つの基準で分けられる。
①声の有無(有声か無声か)

②調音位置(口腔のどの部分で空気の流れが妨げられるか)
両唇音:上下の唇で調音。p、b、m、w
唇歯音:上の歯と下唇で調音。f、v
歯音:上の前歯と舌先で調音。θ 、ð
歯茎音:歯茎と舌先で調音。t、d、s、z、r、n、l
硬口蓋歯茎音:歯茎から硬口蓋にかけてと前舌面で調音。ʃ、ʒ、tʃ、dʒ、アメリカのr
硬口蓋音:硬口蓋と前舌面で調音。j
軟口蓋音:軟口蓋と後舌面で調音。k、g、ŋ
声門音:声門で調音。h

③調音方法(空気の流れがどのように妨げられるか)
破裂音(閉鎖音):呼気の流れをいったん止めて急に口腔を開いて発音。p,t,k,b,d,gなど。
摩擦音:呼気の通り道を狭くして、そこから押し出す。f、θ 、s、ʃ、v、ð、z、r、ʒ、h
破擦音:呼気の流れを閉鎖した後、急に開かず狭い隙間から呼気を押し出す。tʃ 、dʒ
鼻音:呼気を鼻腔に抜く。m、n、ŋ
側音:舌先を歯茎につけて、呼気を舌の両側から出す。l
半母音:舌が母音の調音位置へ移行するときに出る短い音。摩擦音に近いが母音に近い音が聞こえる。w、アメリカのr、j
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