漢文学覚え書き①

 こんばんは。8月ですね。私は今週、数学の忘れ形見的単位、コンピュータ演習のスクーリングに行ってきます。
 SNSの普及でHTMLなどの勉強をせずとも、誰もがネットで意思を発信できるようになったこの時代、あえて国は小学生からプログラミングを学ばせようと躍起ですが(ホリエモン量産計画)、33歳の私は果たして生き残ることができるのでしょうか?今週末のHEAVEN INSITE's Blogをお楽しみに!

参考文献:小川環樹、西田太一郎著『漢文入門』
※1957年に出た本なので、旧字体でかなり読みにくい。譯(=訳)とか読めねえっつーの!記事では全て一般的な表記に直しました。

漢文公式
漢文公式とは漢文を日本語の文章に変換するためのルールのことで、字や行間に,カタカナ文字ひらがな文字,記号等を書き込むことで、日本語として読めるようになっている。
ちなみに、私は古文よりも漢文が好きだった。なんというかすべての箇所が正確に訳せなくても、ストーリーがこっちのほうが教訓があって展開がわかりやすいので、ある程度現代文力で推測できちゃうんだよな。
それにひきかえ古文よ、特に中古時代の随筆は貴族どもの感覚がちょっとついてけなくて推測不可能。
よく「あはれ」とか「をかし」は、今で言うと「萌え」みたいなもんだよとか、うそぶく奴いるけどさ。無理。だって「萌え」もわかんねーもん。

漢文
漢字のみで綴られた中国の文章を漢文という。
漢文はもともと同じ大きさの漢字が等間隔に並べてあるだけで、文や語の切れ目はなかった(ただし中国人がそれを詠唱する際のブレス位置を示す「句」は存在する)。
そのため、初学者向けの本を除けば句読点は付けないのが一般的であるし、その付け方も人によって適当であった。また、句点(。)と読点(、)の区別もない。

訓読
このように文法上の構造が異なる漢文を訳読するために、漢文のそれぞれの字義に対応する日本語の訳語をあてることを訓読といい、奈良時代以前にはすでに存在していたという。
もっとも中国の単語全てに日本語の訳語を作ることはできなかったので、中国の発音をそのまま使った単語もある(音読みしかないタイプ)。
とはいえ、訓読は日本語に変換することが目的なので、訓読が主で、音読が従だということになる。このように訓読された漢文を訓読漢文という。

訓点①返り点
漢文の語順が日本語と異なる場合につける、日本語にあった語順を示す符号のこと。
原文一字一字の順序を変える場合には「レ」のしるしをつけ、語順の変化が二字以上にわたる場合には「一・二・三・・・」「上・中・下」「甲・乙・丙」「天・地・人」などの字を符号としてつける。
これは日本特有の方法らしく、朝鮮やベトナム中部(安南)など、漢文を読むほかの国には見られないという。

訓点②添え仮名
日本語の名詞には格を示す助詞がつき、また動詞・形容詞には語尾変化があるなど漢文とは大きな相違がある。これを補うために付けられる仮名のこと。

再読文字
異なる読み方で二回読まなければならない文字のこと。
「未・将・当・応」や「宜・須・猶・盍」が該当する。
例えば、「未」は、「いまだ」と読んだあとに、「ず」と異なる読み方でもう一度読む。これで「まだ~していない」という意味になる。
ちなみに再読文字のある漢文を、書き下し文にする場合は、一回目は漢字、二回目はひらがなで表す。
「過猶及」→「過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし。」

助辞
単独では,実質的内容のある意味をあらわさず、名詞・動詞など他の実字や文に結びついて、その語や文の意味を充実させるもの。
たとえば「於」は、場所、場合、目的、対象、離脱、出発、帰着、類別、理由、原因、比較、受動などをあらわすときに用いられる。
ほかにも「雖・者(仮定)」「則(因果・対応)」「也・乎(断定・詠嘆・疑問)」などあり、その性格もかなりバリエーションが多いが、文章のリズムしだいで使ったり使わなかったりする。

置き字
訓読では読まれない助辞。
接続の「而」、場所・比較・受身の「於(お)・乎(う)・于(こ)」、強調の「矣(い)・焉(えん)・也(や)」、文のバランスを整えるだけの「兮(けい)」の8つがある。これらは時と場合によっては読むこともあるが、特に「矣」「兮」は、まあ、まず読まない。

比較文
「苛政猛於虎也(苛政は虎よりも猛なるなり)」の時の「於」は前置詞(介詞)として比較の意味を表す。このように、形容詞の目的語(虎)が比較の対象を表す場合は、「於」は「~よりも」と読む。
「百聞不如一見(百聞は一見に如かず)」では、「不如(しかず)」がこれにあたり、必ず「に」の助詞から返り、「に」の前は体言か連体形がある。

選択文
「AはしてもBはするな」という形式。
「寧為鶏口無為牛後(寧ろ鶏口と為るとも牛後と為る無かれ)」は、「むしろ(=どちらかと言えば)~なかれ(=~の選択肢はない)」で選択文となっている。

受動文
「後則爲人所制(おくるるば則ち人の制する所となる)」の「+修飾語M++動詞V」は「MにVされることになる」という意味で、英語でいう受動態である。

使役文
「使天下無以古非今(天下をして古を以て今を非とすること無からしむ)」の「使」は「~ヲシテ・・・シム」と訓読する。
「令・教・遣」も同じように訓読される。

仮定文
テキストの例文が20もありキリがない。
とりあえず助辞を使うものとして「王若不聽用鞅、必殺之(王、もし鞅を用いるを聞かずんば、必ず之を殺せ)」の「若(もし)」や、「國雖大、好戦必亡(国大なりといえども、戦いを好めば必ず滅ぶ)」の「雖も(いえども)」が仮定の助辞である。
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