『ソフトテニス前衛バイブル』

 著者は東芝姫路ソフトテニス部監督の金治義昭さん。

 私の読書人生でよもやこのジャンルの本を読むことになろうとは。

 まあ、実は萌えというジャンルが存在する大昔前に女子バレーボールの漫画を描いていたことがあって、その時この手の本はわりと買ったことあるんだけどね(あと、高校の頃の体育の資料集が意外と役に立つ)。
 ほいで、ラケットはないものの、バレーもとどのつまりネット競技なのでテニスと重なるところもある。ただテニスは団体競技ではないので、そこはかなり違う。だから結局いちから勉強しなければならないというね。

前衛(ネットプレイヤー)
後衛が切り崩すことで相手から返ってきた甘い返球をボレーやスマッシュで打ち返し、とどめを刺すポジション。
ボールに触れる機会が少ない分、いざというときに備えての集中力がいる。

ポイント
・前衛が下がることで後衛が守るエリアを減らしてやる。
・前衛と後衛が縦に一直線に並ぶことはない。
・ラリー中、レシーブを返したら前衛はすぐに前へあがる。
・後衛に任せると判断したらすぐに前へ上がる。
・ボレーの際は後ろから前へつめる感じで。
・ボレーは理想的には前衛の足下を狙う。

用語集
ストレート:真っすぐ方向に打つこと。インの距離はクロスよりも短い。
クロス:斜め方向に打つこと。コートの対角線に重なるためインの距離は長い。
シュート:ネットギリギリの低く早い球を打つこと。
ロビング(ロブ):前衛の頭上を越える山なりの高い球を打つこと。
ドライブ:回転をかけること。ボールは上昇したあと急に失速して落ちる。
スライス:逆回転をかけること。
フラット:回転をかけないこと。この時の球は空気抵抗をもろに受けるため重い。
引っ張り:球を打つ方向が自分の体よりも内側。
流し:球を打つ方向が自分の体よりも外側。

正面ボレー
ボレーの基本形。
相手が打ったボールをストロークで返球するよりもネットに近い位置でノーバウンドで返球する。
軸足から踏み込み脚に重心移動をしながらインパクトという流れになる。

フォアボレー
まずネットから大きく二歩下がった位置で球を待つ。
ネットに対して斜め45度の角度で詰めていき、インパクトの後は決してラケットは振らず、ラケット面を肘から押し出す感じでボールを送る(ひじは曲げない)。
ストレートにしろクロスにしろ手首の動きで返球方向をコントロールしようとしてはいけない。あくまでもラケット面のボールに対する角度でコントロールする。
特にクロスへの返球(軸足設定→インパクト→送り足の着地)を繰り返し体に覚えさせる。

バックボレー
バック打ちのボレー。
こちらはネットに対して平行移動して、軸足でためた勢いで体全体で前へ押し出すイメージ。膝でボレーする。
バックハンドが苦手な選手は多いので、バックハンドだけの乱打を行なったりすることで、バックで攻められるようにする。

バックボレー(逆クロスへの流し)
左クロスのボールを左サイドライン側へ返す打ち方。
流しのボレーではネットとラケット面を並行にすれば自然とコースが狙える。
インパクト直前に左足から踏み込み脚の右足に重心移動し、インパクト語にさらに送り足(左足)をつけることでボールに威力がつく。

ローボレー
ネットから離れた位置に来た低いボールをボレーで打ち返す。
経験者いわく、かなり難しいらしく上級者向け。

アタックボレー
別名オフェンスボレー。体に近いコースのボールを打ち返す。ボールを怖がらないでボールを上からしっかりと見る。その際、剣道の面のようにラケット越しにボールを見れば、怖くない(気がする)。
コツとしてはラケットのバック面を使うこと。こうすると肩が前へ出てラケットを戻しやすいが、これをフォア側でやるのはかなりの上級者に限られるという。

スマッシュ
フォームとしてはほぼファーストサービスと同じだが、飛距離を短くしないとコートからアウトするので、インパクト時の重心がサーブよりも前による。
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