書道覚え書き③

 いや~すっかり冷え込んできましたね。そういや、この前『マイティ・ソー バトルロイヤル』観てきました。ジェフ・ゴールドブラムを無理くりねじ込んだおかげで、神話感(ラグナロク感)がスポイルされとりました。あの内容なら別にタイトルがバトルロイヤルでもいいな。
 対するサム・ニールはオーディーンを演じておりました。な~んか世界観といいキャラといい良くも悪くもとっちらかっちゃった映画だったな。
 ただ、茶漬け食べながらパキPさんと話した内容はすごい面白かった。ユーチューブで流せるくらい面白かった。あんま希望が持てる話ではないけどなw

書の用具・用材
文房とは、もともとは文章を司る職業のことで、そこから転じて読書するための部屋(書斎)を指す言葉になった。
文房四宝とは、書斎に備わっている器具のうち最も大切な、筆、墨、硯、紙のことである。

①筆
秦の時代の将軍によって作られたと言われているが、実際にはすでに新石器時代の彩陶にすでに毛筆で描かれた文様が残っているので、はるか太古から使用されていたらしい。
現存する最古の筆は戦国時代の楚の墓から発掘されたものである。
筆には、毛の硬さ、長さ(長鋒、中鋒、短鋒)、鋒の形状(面相筆、柳葉筆)によって色々な種類がある。
使用した後の筆は、軸の根もとについた墨までよく洗い落とし、水分を取り除いた後、陰干ししておくとよい。小筆の場合は、水を含ませた紙を使って穂先を整えながら、毛筆に含まれた墨を落とす。

柔毛筆
墨含みがよい。行書や草書に適している。穂先はブラシ状で尖っていない。

剛毛筆
ウマ、タヌキ、シカなどの硬い毛を使用。楷書に適している。

兼毛筆
ヒツジ、ウマ、シカなど複数の動物の毛を混ぜて使用。最も一般的かつオールマイティ。

②墨
最古の墨はの墓から出土したもので、磨るのではなく、潰して使用していたらしい。
煙煤と膠(にかわ)をよく練り合わせた後、香料を加えて木型に入れて形を作り、取り出して乾燥をさせる。この時の煙煤と膠の割合や練り合わせの程度によって墨質が大きく変わる。ちなみに中国製の墨を唐墨、日本製の墨を和墨という。
使用した後の墨は、濡れた部分すぐに紙で拭き取ると、ひび割れがしない。

松煙墨
松の葉の煙煤。炭素の粒子が荒く、磨り口に光沢がない。枯れてくると青みが出てくる。

油煙墨
菜種油、ごま油などの植物油から取れる煙煤。炭素の粒子が細かく、光沢がある。

古墨
墨の使い頃は30~50年であるが、製造されてから100年を超えるビンテージもの。
さらに輝きを増し、骨董的価値も高い。

③硯
最古の硯は長らく漢の時代のものだとされていたが、の墓から硯と研墨石が出土し、これが現存する最も古い硯となった。なお、新石器時代にも顔料をすりつぶすための石が発見されている。
中国には古来判っているだけで100種を超える硯石が採石されていたが、その中でも端渓石(たんけいせき)と歙洲石(きゅうじゅうせき)は千年以上の歴史があり中国の二大名石と呼ばれている。

端渓
広東省西江に流れ込んでいる川にちなむ。中でも水岩と呼ばれている石が最も品質がよいとされている。水岩は北宋の初期(千年前)から採石されており、また皇帝の許可がないと採石できなかった。

歙洲
広西省の竜尾硯山から採石される。名品クラスは宋代に集中しており端渓と並ぶ硯石の王者として君臨している。

日本産の硯石では、山梨県の雨畑硯や宮城県の雄勝硯などがある。

④紙
紙は後漢の蔡倫(さいりん)が発明したと言われていたが、前漢時代の墓から紙が出土したため、蔡倫は製紙技術を改良した中心人物であると考えられている。
書道用紙には、半紙、半切、聯(れん)、聯落ちなどの規格がある。このほか、色紙や短冊、扇面なども用いられている。

中国画仙紙
現在の画仙紙(がせんし)は稲わらに青檀(せいたん)の樹皮を混ぜたもので、青檀の樹皮の割合が高いと割高になる(浄皮)。
画仙紙は一般的によく使われる一枚すきの単箋、単箋を二つ合わせた夾箋、やや薄手の羅文箋などがあり、それぞれに書表現にあった特徴がある。
また清代には皇帝献上用のゴージャスな文様が施された紙も製造された。

和紙
原料はこうぞ、三椏(みつまた)、雁皮などで、パルプも用いられる。山梨県の甲州画仙、鳥取県の因州画仙、愛媛県の伊予画仙などがよく知られている。

執筆法
通常、筆の軸(筆管)の中程を持つ。
筆の持ち方には、親指を筆管に対してほぼ直角に当てて、人差し指と中指との三本の指で挟み持ち、残りの指を後方から当てて支える双鉤法と、親指を筆管にほぼ直角に当てて、人差し指とで挟み持ち、残りの指を後方から当てて支える単鉤法(鉛筆やボールペンの持ち方)の二つがある。
いずれにせよ筆を自由自在に動かすことが出来ることが重要である。
次に筆を運ぶ際の腕の構え方についてまとめる。

懸腕法
腕を机につけず宙に浮かせて書く方法。大字を書くときに用いる。

堤腕法
腕が軽く机に付く。中字や小字向け。

枕腕法
左手の甲の上に右手をのせる方法。小字向け。

回腕法
手首を上げて懸腕法のように構え、人差し指以下の4本の指をそろえて筆管に当てる。清の楊守敬が来日した際に日本の書家に伝授した手法で玄人向け。

書体
歴史的な順序で紹介。
隷書を簡略化する過程で、草書や行書、最後に楷書が出てくるが、これは日本では飛鳥時代までのことになる。

甲骨文字
主として殷・周代の遺跡(遺址)で出土する亀甲や獣骨に刻まれた文字。

金文
殷・周代の青銅器などの金属に鋳込まれたり刻まれたりした文字。

大篆
西周宣王が作ったとされる書体。秦の文字である石鼓文がその一例。

小篆
秦篆とも呼ぶ。秦の始皇帝の命令で六国文字(戦国時代、秦以外の6つの大国が使っていた文字)を改易させた標準書体。
泰山刻石や琅邪台刻石(ろうやだいこくせき)などが遺例。

隷書
篆書の筆画を簡略化して成立。
はたく(右払い)を強調していないものを古隷、強調しているものを八分という。

八分(はっぷん)
装飾的要素が強い隷書の一種で、横画の終筆を右にはね上げるのが特徴。
八の字に代表されるように左右に広がった横長の文字という意味。

草書
篆書や隷書の速書体から生まれた書体。

行書
隷書の点画を簡略化してできた書体。読みやすく速書きに適している。

楷書
三過折(点画を起筆→送筆→収筆の三段階に分けて書くこと)を備えた方正な字形の書体。魏・晋時代に成立。唐代に典型が確立。

王羲之
東晋時代の書家。中国最大の書聖であり、息子と共に二王として君臨している。
名家の出身でありながら中央政府での出世を求めず、初め女流書家の衛夫人(えいふじん)の書風を学び、のちに漢・魏の碑文を研究、楷・行・草の各書体を完成し、芸術としての書の地位を確立した。
彼の書は奈良時代になると日本にも伝わり、上代様式の成立に大きな影響を与えた。
そんな偉大な王羲之だが、直筆の作品は戦乱によってすべて失われている。

秋萩帖(あきはぎじょう)
平安中期の書の巻子本 (かんすぼん)。巻子本とは巻物のことであるが、なぜか帖(冊子)と呼ばれている。小野道風筆と伝えられる。
万葉集などの和歌48首と王羲之 (おうぎし) の手紙の臨書を、草書体の万葉仮名(万葉仮名から平仮名への移行を示す書体)で書いたもの。タイトルは、巻頭の歌の「あきはぎの…」という出だしにちなむ。
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