アレルギー対応覚え書き

 忘れかけていた気がする応急処置シリーズ第一弾。そして、電気工事士の勉強もまったくやっていません(十連休だより)。
 さて、アレルギーの深刻さは以下のように判断できる。

①軽度
エピペンを準備。
30分続けば薬を飲ませる。
5分ごとに症状を観察。1時間続けば医療機関に受診。

皮膚
部分的な赤み、ぼつぼつ
軽いかゆみ
くちびる、まぶたの腫れ

消化器
口やのどのかゆみ、違和感
弱い腹痛
吐き気
嘔吐・下痢

②中度
治療後も咳が続いたり重症と迷う場合はエピペンを使用。
薬を飲ませ、呼吸器の症状があれば、気管支拡張薬を吸入(処方がある場合)。
5分ごとに症状を観察。医療機関を受診。

皮膚
全身の赤み、ぼつぼつ
強いかゆみ
顔全体の腫れ

消化器
のどの痛み
強い腹痛
嘔吐・下痢(2回)

呼吸器
咳が出る。

全身
顔色が悪い。

③重度
すぐにエピペンを使用!
仰向けの姿勢にする。
救急車で医療機関を受診。

消化器
我慢できないお腹の痛みが持続する。
くり返し吐き続ける。

呼吸器
のどや胸が締め付けられる。
声がかすれる。
イヌが吠えるような咳。
持続する強い咳き込み。
ゼーゼーする呼吸。
息がしにくい。

全身
唇や爪が青白い。
脈を触れにくい、不規則。
意識がもうろうとしている。
ぐったりしている。
尿や便を漏らす。

緊急時の対応
発見者=観察
子どもから離れず観察し、助けを呼ぶ。
緊急性を判断し、エピペン、AEDの指示。

チームワークが大切!
以下のような役割分担をすぐに取れると良い。

①準備係
緊急時の対応の準備
エピペンの準備
AEDの準備

②連絡係
救急車の要請
管理職を呼ぶ
保護者への連絡

③記録係
観察の開始時間
エピペンを使用した時間
5分ごとの症状
内服薬を飲んだ持間

④その他
ほかの子どもへの対応
救急車の誘導

安静を保つ体位
①ぐったり、意識朦朧の場合
仰向けにして、脚の下に毛布などを置いて脚を上げる。

②嘔吐、吐き気がある場合
左向きに横たわせる。

③呼吸が苦しく仰向けになれない場合。
だっこのように患者を抱えて、上体を軽く上げてやる。

エピペン
アナフィラキシーがあらわれたとき、病院で治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、ショック症状を防ぐために用いられる補助治療剤(アドレナリン自己注射薬)。
あくまでも補助治療剤なので、エピペンを使用したあとは直ちに医師の診察を受けなければならない。

エピペンの使い方
①ケースから取り出す
②聞き手でグーで握る
③青い安全キャップを外す
④太股の外側に注射。カチッと音がするまで押し当てて5つ数える(※衣類の上からも打てるが、ポケットの中身を確認)。
オレンジ色のニードルカバーがのびていること(使用したこと)を確認する。
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