進撃のプーチン

 松屋が改修工事で久しぶりに珈琲館で朝食を取ったんだけど、そこで読んだ新聞に今回のウクライナ侵攻のことがかなり紙面を割いて書かれていました。

 とりあえず、千葉常胤じゃないけど、齢60を過ぎてお迎えを待つだけと思っていたら、人生最後の戦のチャンスが来たって感じなのだろうか。
 めちゃくちゃ迷惑だけど、ロシアの歴史において、クリミア半島あたりの温暖なエリアの獲得は悲願って感じがするから、今に始まったことではないんだよな。
 今回のウクライナの話だって、今年に突然とかじゃないじゃん。2014年のクリミアのロシア編入あたりからもうきな臭いし。あれでロシアはG8からはぶられちゃったしね。

 というかウクライナってでかいんだよね。日本よりもでかいし、土壌はチェルノーゼムで肥沃だから、農作物もたくさん生産できるし。アルザスロレーヌとか、シュレジエンみたいに美味しいエリアなのだろう。
 で、こういう地政学的な争奪戦はもうやめようってことでEUとか地域的経済連携ができたわけだから、ロシアも冷戦終わったらすぐに、EUに混ぜちゃえばよかったんだよな。まあ、EUはイギリスですら抵抗があったわけだから難しかったんだろうけど。

 もっと言えば、冷戦が終わったら、NATOもWTOも一旦解散させて、新しい合同軍事チームを再編成すればよかったんだよな。新NATOみたいな。
 そういうグループに欧米露をまとめちゃえば、今回みたいなことにはならなかったのかもしれないけど、これも欧米の方がむしろ抵抗しそうだし、実現できても国連の安全保障理事会みたいに決裂するかもしれない。

 で、プーチンさんなんだけど、この人はもう生粋の武闘派じゃないですか。平和ボケした日本人の常識じゃ想像も及ばない戦闘民族だから。
 暗殺されちゃった可能性があるアンナ・ポリトコフスカヤさんの『プーチニズム』を漫画の取材で読んだことがあるんだけど、ノルドオスト事件とかドン引きだもん。
 やっぱりロシアの人(特に下層の人)ってマッチョイズムというか、強いリーダーに惹かれるところがあるみたくて。ケンカが強いヤツがモテるみたいな。

 で、振り返れば、プーチンさんって頭角を現したチェチェン紛争から負け知らずというか、戦が上手じゃん。
 今回のウクライナ侵攻だって、絶対に勝算があって実行しているはずだから、おそらく現政権のゼレンスキーさんは気の毒だけど追い払われて、親露政権が樹立される気がする。
 ただし、圧倒的な大部隊を送り込めばクリミアみたいに無血開城できるだろという見通しだけは外れて、今回はウクライナがかなり抵抗しているから、ちょっと手こずっているそうなんだけね。

 とはいえ、欧米が本格的に軍事介入してくることはないっていう見通しがプーチンさんの中にはあるのだろう。
 実際にバイデンさんも、ここで全面対決したらポーランドとかドイツとかフランスとか陸続きのNATO加盟国も戦火に包まれちゃう可能性があるから、経済制裁と和平交渉でなんとか済ませたいんだと思うけど、それでプーチンさんが引き下がるわけないと思うんだよな。多分、今回の戦もプーチンが勝つと思う。外れて欲しいけど。

 で、そうなってしまうと、日本はもう人事じゃないんだよ。ネット上では嘲笑されがちなネトウヨが言っていた、中国の驚異が現実味を帯びるというか。
 このパワープレイでいけるんだっていう前例を作ってしまうと、今回ロシアの後ろ盾をしていると思われる中国が、じゃあ、台湾も尖閣も沖縄も、ごり押しで乗っ取れるんじゃないかって自信をつけちゃうんだよな。
 なんだかんだ言って、欧米は武力制裁はしないぞっていう。いける、いけるっていう。

 これは、本当にやってくれたなプーチンだよね。

 考えれば、日本って位置的に周囲が北朝鮮、韓国、中国、ロシアってヤバイ国ばっかりで、そうなるといよいよ憲法9条改正も考えなきゃいけなくなるのかもしれない。自国は自分で防衛しなきゃいけないってことだから(よく考えてみれば当たり前なんだけど)。
 だから、桜を見る会とか色々あったけど、皮肉にも安倍さんみたいな外交や地政学に強い総理大臣がまた必要になってくるんじゃないか。反安倍の人とか、今回はどう思っているんだろう。
 安倍が総理になるくらいなら、尖閣諸島くらい朝貢しちゃえって感じなのかなあ。

 むしろ、今の岸田政権って中国と近いから、それを逆手にとって欧米を脅すとか?おい、ちゃんと日本を中国から守ってくれないと、日本は中国の冊封体制につくぞ、みたいな。
 これはアメリカは結構焦ると思うけどな。でも、万が一どうぞどうぞってなると、日本から選挙制度はなくなり、中国の息のかかった政治家が総理大臣として出向してくるに違いない。
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