R4年度時事問題(国際編)

イスラエル12年ぶり政権交代
21年6月。
右派政党リクードが下野し、極右と中道の連立政権ができた。
これによりイランやパレスチナに強硬姿勢を続けたネタニヤフ氏は退陣した。
米バイデン政権はパレスチナとの和平交渉の進展を期待したが、ベネット新首相は、強硬路線を維持する見通し。

イラン大統領選
21年6月。
反米保守強硬派で“死の検事”と呼ばれた、ライーシー候補が当選した。
ハメネイ師はイランの最高指導者であり、ロウハニ師は前大統領。
なんとなく、ハメネイ師のポジションは日本でいう天皇っぽいが、その存在は象徴などではなく、強大な権限があり大統領すら解任できる。

ロシア・ウクライナ侵攻
22年2月。
ウクライナがNATOやEUに接近することを阻止するため、ロシアが一方的に軍事侵攻をした。ロシアは1月に「核戦争はあってはならない」とスピーチした翌月に、核攻撃をちらつかせたため、国際社会の強い非難を浴びた。
ウクライナ側は大統領以下、市民、警察、軍が必死に抵抗を続けている。

香港行政長官選
22年5月。
中国共産党に対する忠誠心が厚い李家超候補が当選。
選挙と言っても候補者は李氏だけで、一般市民には投票権がなかったため、一国二制度の形骸化が一層進んだ。
李氏は警察出身で、反政府運動の鎮圧や新聞社への弾圧など、民主派に対する強硬姿勢が評価された。

IPEF(インド太平洋経済枠組み)
アイペフと読む。
5月のバイデン大統領来日に合わせて13か国で発足された経済協定。
TPPやRCEPに加盟していないアメリカが、中国をけん制する狙いで、インド太平洋地域に関与するのが目的。

以下の4つのうち好きな項目を選んで参加できるゆるさが特徴。
①デジタル経済を含む貿易
②半導体供給網の強化
③質の高いインフラ、脱炭素、クリーンエネルギー
④公正な税、汚職対策

クアッド(Quad)首脳会議
日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4国の新たな枠組みで、安倍さんやトランプ前大統領の働きで実現し、バイデン政権から外相会合から首脳会議に格上げされた。
今年の会談は5月に東京で行われ、ロシアのウクライナ侵攻や、中国の覇権主義的な動きへの対応が焦点となった。
ちなみに、オーストラリアは首相が変わりたてホヤホヤで、就任翌日に参加となった。

韓国大統領選
22年5月。
前韓国前検察総長の尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏が当選し、5年ぶりの保守系政権になった。日韓関係の改善が期待されるが、近親者を特別待遇したため、就任からわずか2か月で支持率が急落、4割を切ってしまった。

スウェーデンとフィンランドNATO加盟申請
6月にマドリードで行われたNATO首脳会談で、軍事的非同盟を掲げるスウェーデンと、軍事的中立国フィンランドが、NATOへの加盟を申請した。
ロシアと国境を接するフィンランドは、ポリシーを曲げた形になる。
トルコは、この二か国のNATO加盟に難色を示していたが(この二か国がクルド人の武装勢力を支援しているため)、NATO拡大には賛成で、加盟を阻止する意図はないという。
ちなみに、フィンランドのマリン首相は、美人でめちゃくちゃ若い(34歳)。
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