R4年度海上保安学校採用試験について

全体的な感想
全体的にスタンダードで模試っぽい。

データ
全40題 時間は90分
試験問題持ち帰り可能。
星の数は難易度。
☆:易しい。小中学生レベル。
☆☆:普通。高校生レベル。
☆☆☆:難しい。大学入試~大学生レベル。
※:判定不能。悪問や、出題ミスなど


文章理解
基本的に選択肢が選びやすく簡単。

1.現代文☆
内容把握。
内容が哲学的で、深いことを言っているように思えて、特に内容がない。
こんな説明(人間の認識の限界)をされても、勉強をしなければならないとは思えない。
選択肢は①~④がすべて意味不明なので、問題としては易しい。
衒学的な表現に騙されてはいけない。
①訓練をするとは言っていないし、そもそも無理。
②本文にそんなことは書いていない。
③メタファーの引用がめちゃくちゃ。何を言っているのか。
④世界で活躍?は?
⑤消去法で正しい。

2.現代文☆
内容把握。
古墳やピラミッドと言った巨大建造物は、王の支配が盤石になると作られなくなるよという、歴史的な内容。
①民衆にたやすく王陵を作らせることが可能になったことと、王陵が王の権威を示すものではなくなったこととが繋がらない。
②新王国以降ではなく以前の話。
③王陵の建設が官僚機構の基礎となったという記述はない。
④王陵を作らなかった古代国家の方が早く成熟するという記述はない。
⑤しっかりと論旨を要約できている。正しい。

3.現代文☆
内容把握。
現代の若者の味方だよって感じの内容が若干鼻につく。
①若者は一方的に伝授されたくはない。
②正しい。
③目標の達成を若者は重視していない。
④若者は決して無気力ではないと書いてある。
⑤学びや成長を感じない、がまちがい。

4.現代文☆
空欄補充。ミステリー小説の構成の特徴という、個人的にすごい面白い内容。
ミステリーの下りはあくまでも導入にすぎないが、とどのつまり、自分で問題を発見し解決する力が大切だという①が正解。
④と⑤は自主性という点で似た選択肢だが、「教えを乞う」が違ったり、「能力」がどんなものか漠然としている点で、まちがい。

5.古文☆☆
内容把握。出典は『大鏡』。
大臣の藤原時平が、贅沢を取り締まっているご時世に、めちゃくちゃゴージャスな格好をしていて、時の帝醍醐天皇に怒られ、そのショックで引きこもってしまったという内容。
これにより世の中の贅沢が根絶したが、そもそも、この帝と時平のごたごたは世の中の贅沢をなくすために打った芝居だったというオチ。
①帝はそんなことで怒るような器の小さい男ではない。
②大臣の衣装が動きづらそうだと心配したわけではない。
③職事(蔵人)の言葉ではなく、彼が伝えた帝の言葉に恐縮した。
④正しい。
⑤大臣は帝と協力して贅沢を取り締まり、根絶させたのでまちがい。

6.英文☆
太陽光パネルを積んだキャンピングカー、ステラヴィータについての記述。
①通常は600km走行できるが、晴れた日にソーラーパネルを使用すると太陽光のみで730km走行できるとあるのでまちがい。
②オランダでの販売ではなく、オランダのアイントホーフェン工科大学で開発された。
③正しい。テレビやコーヒーサーバーのほか、シャワー、コンピュータや電話のチャージもできる。
④室内の面積ではなくソーラーパネルの面積。
⑤ソーラーパネルで100%充電すると2、3日かかる。

7.英文
お茶のヨーロッパ伝来についての記述。
こたえは④

判断推理
基本的には易しいが、問題文のルールがややこしいのがある。

8.集合☆☆
35人のクラスで、サッカーが好きな人が20人、水泳が好きな人が15人、バレーが好きな人が12人だった。
また、3種類すべて好きな人は3人、3種類中2種類好きな人は8人だった。
この時、クラスには3種類中1種類好きな人は何人いるか?

こういった問題はベン図を描くのではなく、ある種の投票の問題だと考えた方がよい。
投票数の合計は、20+15+12=47票。
このうち、3人が3票入れているので、3×3=9票を差し引いて、残りは38票。
さらに、8人が2票入れているので、8×2=16票を差し引いて22票。
残りの人数は24人なので、1種類だけ好きが22人、どれも嫌いが2人いることが判る。
こたえは②

9.対応☆
寿司ネタがやや多くて面倒そうだが、寿司ネタはアジ、イカ、ウナギ、エビ、大トロ、カニとアイウエオの頭文字になっているので、実はかなり親切な問題。
寿司は全12個。これを月~金の5日にうまく割り振る。
※木金のネタは3種類なので、月~水は2種類ずつが確定。
ウナギ、エビ、大トロは1日間隔を開けないと提供できないのが重要なヒント。これを踏まえて対応表の月~水を固めていく。

海保寿司.jpg

こたえは②で、イカとカニは2日とも同じ曜日(=3種提供できる木金)に提供された。

10.位置☆
ソーシャルディスタンスという時勢を盛り込んだ位置の問題。
食堂の座席は市松模様的に間隔を置いて座らなければならない。また、8人の注文は焼肉定食4人、煮魚定食4人だった。

ヒント①とりあえずa1にアを座らせる。

ヒント②より、イとウは最も離れた席に座ったということなので、a5とd1の対角。

ヒント③より、ウがa5に座ってしまうと、a列にはすでにアが座っているので、あと一人しか座れない。ウと同じ列にエとオが座るので、ウはd1、エはd3、オはd5で確定。
また、ウエオは同じ定食なので、アがすでに焼肉定食を頼んでいる以上、アウエオの4人が焼肉定食となる。

ヒント④より、カはイと最も近い席に座ったというので、カの座った席はb4。

ヒント⑤の時点で、座れる席はa3、b2、c2の3つしかないので、a3はク。キの席は確定できない。

よって、こたえは③エとクは同じ行の席。

11.発言推理☆
全員の予想がすべて外れたという珍しいタイプ。
予想の逆を以下にまとめる。
ア:1位はABCDの誰か。
イ:6位はABCEの誰か。
ウ:Aは4~6位。
エ:Bは5位か6位。
オ:EはAよりも順位は上。
カ:CはBより上。
キ:AはCより上。

予想(の逆)ウエキより、
4位A、5位B、6位Cか、4位A、5位C、6位Bしかない。
よって、こたえは①Aは4位。

12.記数法☆
()の中の数字は進数(桁が繰り上がるために必要な数)を表す。
2進数の11101は、10進数だと16+8+4+0+1=29・・・a
5進数の111は、10進数だと25+5+1=31・・・b
7進数の42は、10進数だと(7×4)+(1×2)=30・・・c
よってabcの大小関係は②a<c<b

13.平面構成☆
回転させて同じになるのはどの図か、という適性検査で瞬殺しなければならないような問題。
こたえは⑤

14.展開図☆
知識として、正20面体の平行になる2面は、その面と3面隣の面。

よって、面Aと平行な面は、Aから右に3面隣の面J。
※組み立てると面Jは面Cの右にくっつきます。

15.手順☆☆
ゴールまであと4マスなので(余った数はふりだしにむかってUターン方式)、3投目でぴったり上がれる確率は・・・
※3投目で上がれるように、2投目で上がれてもあえてゴールしないというのはできない。

1投目が1 ※かっこの中の数字は2投目以降の目。×は2投目でゴール
(1,2)(2,1)(3×)(4,1)(5,2)(6,3)

1投目が2
(1,1)(2×)(3,1)(4,2)(5,3)(6,4)

1投目が3
(1×)(2,1)(3,2)(4,3)(5,4)(6,3)

1投目が4
すべてダメ※1投目でゴール

1投目が5
(1×)(2,1)(3,2)(4,3)(5,4)(6,3)

1投目が6
(1,1)(2×)(3,1)(4,2)(5,3)(6,4)

5×5=25通り

よって、こたえ①25/216

数的推理
16.比☆
エリアABC順に・・・
面積・・・8:3:9
店舗数・・2:3:6
1店舗当たりの面積・・・4:1:1.5

よって、もっとも1店舗当たりの面積が大きいエリアAのスペースにフードコートを建設。
フードコートはできる限り大きくしたいが、エリアAの1店舗当たりの面積が、1.5を下回ってはダメだというので、フードコート建設後の1店舗当たりの面積は、1.5:1:1.5となるはず。
エリアAの店舗数は2軒なので、面積を3にすれば、1店舗当たりの面積は1.5。
よってフードコートの面積は5。
面積の合計は、もともと8+3+9=20だったので、総面積に占めるフードコートの面積は5/20。
こたえ⑤25%

17.給排水算☆☆
水槽の容積を1とする。また、給水を+、排水を-で表す。

〇6(A-C)=1/2・・・①
〇8(B-C)=-1・・・②
〇A=2B・・・③

③を①に代入。
B = C/2 + 1/24・・・④

④を②に代入。
8(C/2 + 1/24 -C)=-1
-4C=-4/3
C=1/3

Cの排水量は、1時間当たり水槽の容積の1/3なので
こたえ⑤3時間。

18.平面図形☆
直角三角形△AB´Dより、斜辺が15、高さが9なので、底辺B´Dは12。
※ピタゴラス数が出てこなかったら、三平方の定理で計算して出す。
∠EB´Aは、紙を折り返している角なので直角。
そのため、二つの直角三角形、△AB´Dと△B′ECは相似。
△B´ECより、B´C=3、EC=4なので、面積は3×4÷2=6になる。
△B´BEより、面積は5×3÷2=15/2で、△B´FEはその面積の半分なので15/4。
□FECB´=△B´EC+△B´FEなので、6+(15/4)=39/4
こたえは②

資料解釈
暗算で全て解ける、非常に易しい問題。本来はこれくらいの難易度だと思う。

19.棒グラフ☆
①2020年は洋画の公開本数が邦画のそれを上回っている。
②2019年は邦画と洋画の差は100もある。
③2020年の邦画の対前年減少率506/689、洋画の対前年減少率は511/589で、どう考えても、減少率は邦画の方が大きいので、正しい。
④2019年の洋画の公開本数の対前年比は579→589なので1%=5.79より、10の増加は2%もない。
⑤入場者が増加した年は16年、19年、21年の3つ。ただし21年は映画の公開本数が前年よりも下がっているのでまちがい。

20.表☆
①4つではなく、「外食」「経済」「その他」の3つだけ。
②「仕事」と「経済」の合計は53%しかないのでまちがい。
③16%の2倍は32%なので、36%に届かない。
④30代と40代は同じパーセンテージだが、40代の絶対数が多いので正しい。
⑤20代の時点で353人の13%もいるので、30人を超えてしまう。

自然科学
今回は小中学生レベルではなく、どれも高校生レベルだった。

21.数学☆☆
二次関数。
最大値があるということは、放物線は上に凸で、aの値は-。
頂点の座標は(2,3)
よって、この関数の一般式は、y=-(χ-2)²+3
あとは、各選択肢の座標を代入して成立するかを考える。
こたえは②(-1,-6)

22.物理☆☆
定常波。ややマニアック。
定常波の節の部分は動かないので、この節が媒質の端にきているのが、固定端反射。
自由端反射は、ロープの端にリングがついていて、そのリングがポールに通っているイメージ。この状態でロープを振動させると、波の端っこは上下運動を繰り返す。
よって、自由端反射は媒質の端に定常波の腹がくる。
速さが20m/s、振動数が5Hzの波の波長は、1秒間に20m進み、5回振動するため、20÷5=4m
こたえは④

23.化学☆
酸化還元反応。
①水素がくっつくと還元なのでまちがい。
②酸化剤と還元剤の記述が逆。
③化学電池の正極と負極の記述が逆。
④金属のイオン化傾向の記述。正しい。
⑤プラチナは金に次いでイオンになりにくいので、高温の水蒸気にもびくともしない。

24.生物☆☆
光合成速度。
陰性植物は弱い光でも光合成ができるので、①が消える。
また、グラフの形が④と⑤はおかしいので(光さえあれば無尽蔵に光合成ができちゃうことに)、②か③に答えが絞られる。しかし、②だと、同じ光の強さで陰性植物と陽性植物の光合成量が変わらないことになってしまうため、こたえは③
ただし、この手の問題は、グラフの形を覚えてしまった方が早い。

25.地学☆☆
地球の構造。
①火山岩ではなく深成岩の説明。
②モホ面ではなくレーマン不連続面。
③トランスフォーム断層(プレートの境界にある横ずれ断層)ではなくホットスポットの説明。
④地球上にあるプレートは15枚程度で、200枚もない。
⑤カルデラの説明。正しい。

人文科学
世界史がやや難しい。

26.西洋史☆☆
絶対王政期のヨーロッパ。
①クロムウェルのような独裁者が権利章典を定めたりはしないし、ベスがデンマークを征服した事実もない。
②ナポ3世の第二帝政は1852~70年なので、割とすぐ終わった。
③ドイツ3月革命によって19世紀後半にドイツ帝国ができたのは正しいが、そのころにはすでに神聖ローマ帝国は消滅している(1806年にナポがライン同盟によって消滅させた)。
④ガリバルディによるイタリア統一(リソルジメント)についての記述。正しい。
⑤ウィーン体制ではベルギーはオランダに支配されていたが、7月革命によって独立する。7月革命では独立に失敗していたポーランドは、次の2月革命によって独立する。ギリシャはこのころ、弱体化しつつあったオスマン帝国から独立を勝ち取っている。

27.東洋史☆☆
清についての記述。
①清は満州人(女真族)が建国。
②ネルチンスク条約は康熙帝が結んでいる。
③康熙帝は漢人学者を積極的に取り立てた。しかし乾隆帝は辮髪の強制や文字の獄など思想統制を行っている。正しい。
④林則徐は、清政府きっての麻薬Gメン。アヘンを没収し廃棄し、中国人密輸業者を摘発、イギリス商館区を閉鎖など、取り締まりを強化したところ、アヘンビジネスでウハウハなイギリスの怒りを買い、アヘン戦争につながった。
⑤洪秀全の太平天国の乱の記述っぽいが、洪武帝(=朱元璋)は明の建国者なので、ここがまちがい。

28.日本史☆
江戸幕府の政策。中学校レベルの内容。
①家光は参勤交代を撤廃ではなく導入した。
②吉宗は寛政ではなく享保の改革。
③田沼意次は享保の改革に携わっていない。
④株仲間の解散は、松平定信ではなく水野忠邦。
⑤水野忠邦の天保の改革の記述(人返し令、上知令など)。正しい。

29.地理☆☆
ケッペンの気候区分。
①地中海性気候では牧畜や酪農は行われない。
②温暖湿潤気候(=日本)の説明。正しい。
③西岸海洋性気候は、気温と降水量の年較差が小さく、非常に過ごしやすい。熱帯とは全く違う。
④永久凍土に森は絶対できない。
⑤冷帯冬季少雨気候は、個人的に最も住みにくいと思う気候で、気温の年較差が最も激しく、夏の気温は40℃を超える。この短い夏にカやアブが大量発生し、人間や家畜に襲い掛かる。
パンパはアルゼンチンなどにある温帯草原のことなので、ここも間違い。

30.地理☆
移民や難民の問題。
①多民族国家アメリカは「人種のサラダボウル」と例えられている。正しい。
②華僑、印僑は、中国やインドからの出稼ぎ労働者のこと。
③アパルトヘイトはオーストラリアではなく、南アフリカ共和国で行われていた人種隔離政策。
④アフリカではなくブラジル出身の日系人が多いが、3世くらいになると日本語がしゃべれないため、言葉の壁がある。
⑤UNESCOの設立は46年に教育、文化、科学の発展のために設立された。難民保護の為ではない。UNHCRと間違っている?(でもこれも50年に設立)

31.国語☆
ことわざ。
A:雨後の筍・・・同じような物事が続々と現れること。
B:瓜のつるに茄子はならぬ・・・原因の無いことには結果は生じない。
C:火中の栗を拾う・・・自分の利益にならないのにあえて危険を冒す。
D:井の中の蛙、大海を知らず・・・見識が狭い。
E:出藍の誉れ:弟子が師匠よりも優れている。藍で染めた布は、藍そのものよりも美しいブルーであることから。
こたえは②AとD。

32.国語☆
①消化“器”官。正しい。
②意気“投”合
③不法投“棄”。
④安“否”。
⑤因“縁”。

33.英語☆
空欄補充。
She is putting a lot of posters( on )the walls of her room.
なので、こたえは③アとエ。
ア:be born on ○○・・・○○に生まれた。
エ:got on the ○○・・・○○に乗った。

34.英語☆☆
和訳。
①He took it for granted that his son would be successful.
私は息子が成功するのは当たり前だと思っていた。なので、まちがい。
②Please keep in mind what we have told you.
私たちがあなたに言ったことを覚えておきなさい。なので、まちがい。
③As far as I know, she has no sisters.
私が知る限り、彼女に姉妹はいない。正しい。
④As we waited for the rescue team, we ran out of our food supply.
救助隊を待っていた時、食料が底をついた。なので、まちがい。
※ran out of ○○・・・○○を使い果たした。
⑤She showed off her ring at the dinner.
彼女は夕食で指輪を披露した。なので、まちがい。

社会科学
全体的にかなり易しい。ちなみに今回は倫理は1問だけだった。

35.政治☆
日本の地方自治。中学校で習ったことだけ選べば大丈夫。
A:直接請求権の説明。正しい。
B:住民自治の説明。正しい。ちなみに似たような言葉で団体自治というのがあるが、これは地方自治体が国から独立して自治を行うこと。
C:01年の三位一体の改革によって、国庫支出金は増額ではなく、廃止・削減となった。
D:条例に基づく一般的な住民投票には法的拘束力はないが、その結果はむげにはできない。
よって、こたえは①のAとBが正しい。

36.政治☆
国会や国会議員に関する記述。中学生レベル。
①臨時国会と特別国会の記述が逆。
②参議院ではなく衆議院の優越。
③憲法改正には総議員の2/3の賛成が必要な特別多数決を行う。正しい。
④通常国会は1月に召集され、来年度の予算審議を行う。会期は150日間。
⑤国会議員の不逮捕特権は会期中に適用される。

37.経済☆☆
国際経済。歴史を知っていると簡単。
①リカードの比較生産費説の記述。正しい。
②イギリスは産業革命のパイオニア。
③イギリスが世界の工場と呼ばれたのは19世紀で、20世紀には衰退している。
④アジア通貨危機はタイのバーツが暴落したことによる。
⑤仮想通貨は各国の財務当局が関与していない資金で、世界的な金融システムの波を時に荒くしてしまう。

38.社会☆
物価。インフレとデフレを取り違えさえしなきゃ、すごい易しい。
①消費者物価指数の間違い。
②インフレの記述。正しい。
③デフレはお金の価値が相対的に上がるため、借金やローンを組んでいる人は負担が重くなる。
④スタグフレーションとはインフレ(物価の上昇)とスタグネーション(経済停滞)が同時に起きること。
⑤デフレスパイラルとは、物価の下落による悪循環なので、逆。

39.社会☆☆
消費者問題。
①アカウンタビリティとは説明責任のこと。
②クーリングオフは未成年に限らない。
③PL法はメーカーの過失を証明しなくても損害賠償ができる。
④グリーンコンシューマーとは環境にやさしい商品を購入する消費者のこと。
⑤ケネディが唱えた消費者主権についての記述。正しい。

40.倫理☆☆
日本の思想。通史的な内容。
①アニミズムは、様々なものに霊魂が宿っているという考えなので、むしろ多神教的。
②鎮護国家とは仏教の力で国の平和を守る考え。奈良時代の聖武天皇が有名。
③末法思想とは、お釈迦様の死後一定期間が過ぎると仏法が衰えてしまい、世の中が廃れてしまうという考え方。平安時代に流行った。
④国学者本居宣長の記述。彼は「もののあはれ」「たおやめぶり」を評価した。正しい。
⑤「まれびと」の理論は、柳田国男ではなく、その弟子の折口信夫。柳田は彼の「まれびと」を批判した。
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